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2004年7月15日 (木)

男が家事育児に参入すると

男も家事をする時代になりましたねえ。「家事をする」というより「せざるを得ない」時代です。

「自分の食べるものぐらい自分で作れなくてどうする」とか、「結婚前は母親に、結婚後は妻に身の回りの世話をしてもらう男は自立しているとは言えない」、こういうことを、口角泡飛ばして力説する必要もなくなってきたようです。

私は、男の家事については、男女平等などという思想をちょっと離れて、「文化」とか「進化」の問題だと思っています。

こういう光景を思い浮かべてください。

「初老の男が台所で背中を丸めてひとりネギをきざんでいる。」

そんな姿はいわゆる男の悲哀を表現する道具立てとして映画などで使われることが多いですよね。男は家事をしないもの、という前提のもとでの話ですが、男がそういうことをしている姿自体が、人の心を動かし、人間のドラマを構成する重要な要素ともなります。

しかし、男女の区別のない社会が名実ともに実現し、男が女と同じように何の違和感もなく家事や育児をするようになると、そういう表現方法は無意味なものとなります。

「初老の男が台所でネギをきざんでいる・・・・、え、それがどうしたの」という反応しか返ってこないでしょうね。

男と女の文化的な境界線がなくなるのは避けられません。

「文化なんて時代と共に変わっていくものだ。人間の幸福の追求こそが大事なのであって、旧弊にとらわれることで、そのことがさまたげられてはならない」という考えもよくわかりますし、女性の社会進出が著しい現実をかんがみれば、女性だけに家事の負担が課せられるのはまことにおかしな話だとも思います。

だから、変わること、つまり、男も普通に家事をする社会に変える、ということを恐れてはならないと思います。

しかし、「変わることを恐れてはならない」というなら、「日本の文化的風景も根本からくつがえるかもしれない」、ということも覚悟しておいたほうがよさそうです。

文化が根本からくつがえる・・・・ってそんなおおげさな、と思われるなら、もっと言いましょうか。

家事や育児によるストレスは結構きついものです。
妻たちはどうやってそれを乗り切っているかというと、グループを作って「お茶」や「ランチ」や「ショッピング」をし、「おしゃべり」をするのです。
これは、ストレス解消以外にも情報交換の手段としてかなりの効果があります。

男の人たちが他に家事ストレス解消の方法をみつけられるかどうかわかりませんが、男性が女性と同じように家事育児をするようになると、きっと、街のあちらこちらで、ベビーカーを押しながらおしゃべりに興じる男たちの姿が見かけられるようになるのではないかと想像してしまいます。

それはまさに、男のメンタリティの「進化」なんじゃないでしょうか。

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コメント

私は、専業主夫です。
奴は、まだ働いています。来年辞めるそうです。
家事、育児がきつい。いやまったくそうです。(ご同輩)
男が...
あなたの、国家論楽しみにしています。
幼稚園のお迎えのじかんです。今日から休職(なんだこの字
心臓がはっきり動く)給食が無く、午前で帰ってくる。

投稿: ノータリン | 2004年7月16日 (金) 11時04分

追伸
あなたの、他の記事にも、お邪魔しています。読んで見てください。

投稿: ノータリン | 2004年7月16日 (金) 11時19分

ノータリンさんこんにちわ。

はい、他のコメントも読ませていただきましたよ。ありがとうございます。

ノータリンさんのお名前をクリックすると、私のブログが出てきます。トラックバックの方法が違うのでは?

投稿: robita | 2004年7月16日 (金) 11時56分

御免なさい。
新参者でBlogのやりかた知らないんです。URLには、自分のhttp//を入れるのか、相手の方のを入れるのか...
ここまで来て、わかった気がします。「名前」の枠に私のhttpの最後尾をいれるんだ。きっと
本当に御免なさい.やってみます。トラックバックも、わっかちゃいないんです。今度は調べれば頭に入るとおもいますので。

投稿: kutinasi1 | 2004年7月16日 (金) 14時10分

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