お見合い
「お見合い」ってとても良い習慣だと思います。 私たちの世代は、結婚適齢期になると知り合いのおば様なんかが「いい人がいるんだけど」と男性の写真と釣書( 「つりがき」で変換できない!もう死語なんですか。身上書のことです )などを持ってやってきたものです。 やがて「お見合いなんて」「恋愛のほうが素敵」なんて思う女性が増えたからか、おせっかいなおば様がいなくなったからか、お見合いで結婚したという話をきかなくなりました。
しかし、考えてみると、「友達の紹介」にしろ、「合コンで知り合う」にしろ、かたちは違えど、まあ、お見合いには違いないのです。
もうずうっと前ですが、テレビのトーク番組で、女性アナウンサーが、「お見合いじゃなく、やっぱり恋愛で結婚したいですねえ」と言うと、大竹まことが、「でも、お見合いじゃなかったら、ナンパしかないよ。恋愛つったって、きっかけはつまるところナンパでしょ。」とつっこんだら、その純情そうな若い女子アナは「そうかァ・・・」と困ったように笑っていました。
つまり、誰かに出会いをお膳立てしてもらうのでなければ、こっちから気に入った人にモーションかけるか、または白雪姫や眠り姫のように声がかかるのを待ってるしかないのです。
ちょっと年がいっててちょっと良い女には男性は声をかけにくいものだと思う。「もう相手いるんだろうなあ」とか「俺なんか相手にしてくれないよなあ」とか、思っちゃうんじゃないですか。
でも、そういう男性に「勇気を出して声をかけてみることよ!」と激励するのも果たしていいことかどうか私にはわかりません。だって、ちょっと年がいっててちょっとプライドの高い女にとって、おずおずと声をかけてくる男はどこか物欲しげで鬱陶しく感じるんじゃないでしょうか。声をかけられた時点で「あー、こんな男いや!」になっちゃうんじゃないでしょうかねえ。よくわかりませんけど。
昔のように「この青年にふさわしいお嬢さんを是非お世話して差し上げたい」などと思ってくれるおせっかいなおば様が今の世の中必要な気がします。
ところが、昨今のおば様がたときたら自分探しに夢中で、よその若者の伴侶探しに一肌脱いであげましょうという気がなくなってしまったのです・・・・というのは違うかもしれないけれど、まあ、うまくいかなくなった時の責任を考えたり、なにより若者の文化や生活形態が変わってしまったせいでしょうかね。
私は日本には「イイ男がいない」と言い続けているけれど、一方で「さぞかし良いお父さんになるだろうなあ」と思われる若者は結構いるんじゃないかとも思っています。そういう人は人知れずどこかに埋もれていて未だ誰にも発見されず、恋愛市場の片隅でひっそりと生きているのではないでしょうか。
こういう若者はたぶん、「求めすぎ」の女性にとっては「イイ男」ではないかもしれません。
でも、例えばノーベル賞を受賞した田中さんを思い浮かべてみてください。
私はあの受賞のニュースを聞いた時、何をまず思ったかというと、「彼は結婚しているだろうか」ということでした。なぜかというと、「すごく良いお父さんタイプ」だったからです。そして、頭がよく真面目で誠実だが風采があがらない(ごめんね田中さん)、セックスアピールがない(ごめんね田中さん)、このタイプの男性が結婚できにくい、ということを常々憂慮していたからです。
そして、彼がお見合いなどしていて、もし断られたりしていたとしたら、今ごろその断った女性たちは地団駄踏んで口惜しがっているにちがいない、と思いました。
その後、彼は自分で「モテませんから」と発言していたり、お見合いで晩婚だった、という報道を見聞きしました。
でも、たとえ彼がノーベル賞とってなくたって、彼ってすごく魅力的な男性だと思いませんか?
思わない?もっとハンサムじゃなきゃいや?もっと都会的なセンスがなきゃいや?
私どものような年齢の者から見ると(私自身は娘時代からああいうのがタイプだったけれど)、非常に好ましい青年で、「是非いいお嬢さんを紹介したい」なんて思ってしまいます。
若い女性からすると「田中さんいいんだけど、もう少し男性的魅力がほしいわ」っていうところだろうと思うけど、早合点しないでもう少し冷静に見てみたら?とアドバイスしたい。
まあ、でも、真実はわかりません。田中さんって案外お好みがウルサくて、並み居る女性を次から次へと振っていたのかも知れませんし。
それはともかく、どこかに埋もれている「掘り出し物」を発見し、「いい人がいるんだけど」とおせっかいをやくおばさん、そういう存在が必要。そう、私もその年齢なんですけど。
「イイ女はいるけど、イイ男がなかなかオモテに出てこない」・・・・私の想像ではこういうことではないかと思います。
もうずうっと前ですが、テレビのトーク番組で、女性アナウンサーが、「お見合いじゃなく、やっぱり恋愛で結婚したいですねえ」と言うと、大竹まことが、「でも、お見合いじゃなかったら、ナンパしかないよ。恋愛つったって、きっかけはつまるところナンパでしょ。」とつっこんだら、その純情そうな若い女子アナは「そうかァ・・・」と困ったように笑っていました。
つまり、誰かに出会いをお膳立てしてもらうのでなければ、こっちから気に入った人にモーションかけるか、または白雪姫や眠り姫のように声がかかるのを待ってるしかないのです。
ちょっと年がいっててちょっと良い女には男性は声をかけにくいものだと思う。「もう相手いるんだろうなあ」とか「俺なんか相手にしてくれないよなあ」とか、思っちゃうんじゃないですか。
でも、そういう男性に「勇気を出して声をかけてみることよ!」と激励するのも果たしていいことかどうか私にはわかりません。だって、ちょっと年がいっててちょっとプライドの高い女にとって、おずおずと声をかけてくる男はどこか物欲しげで鬱陶しく感じるんじゃないでしょうか。声をかけられた時点で「あー、こんな男いや!」になっちゃうんじゃないでしょうかねえ。よくわかりませんけど。
昔のように「この青年にふさわしいお嬢さんを是非お世話して差し上げたい」などと思ってくれるおせっかいなおば様が今の世の中必要な気がします。
ところが、昨今のおば様がたときたら自分探しに夢中で、よその若者の伴侶探しに一肌脱いであげましょうという気がなくなってしまったのです・・・・というのは違うかもしれないけれど、まあ、うまくいかなくなった時の責任を考えたり、なにより若者の文化や生活形態が変わってしまったせいでしょうかね。
私は日本には「イイ男がいない」と言い続けているけれど、一方で「さぞかし良いお父さんになるだろうなあ」と思われる若者は結構いるんじゃないかとも思っています。そういう人は人知れずどこかに埋もれていて未だ誰にも発見されず、恋愛市場の片隅でひっそりと生きているのではないでしょうか。
こういう若者はたぶん、「求めすぎ」の女性にとっては「イイ男」ではないかもしれません。
でも、例えばノーベル賞を受賞した田中さんを思い浮かべてみてください。
私はあの受賞のニュースを聞いた時、何をまず思ったかというと、「彼は結婚しているだろうか」ということでした。なぜかというと、「すごく良いお父さんタイプ」だったからです。そして、頭がよく真面目で誠実だが風采があがらない(ごめんね田中さん)、セックスアピールがない(ごめんね田中さん)、このタイプの男性が結婚できにくい、ということを常々憂慮していたからです。
そして、彼がお見合いなどしていて、もし断られたりしていたとしたら、今ごろその断った女性たちは地団駄踏んで口惜しがっているにちがいない、と思いました。
その後、彼は自分で「モテませんから」と発言していたり、お見合いで晩婚だった、という報道を見聞きしました。
でも、たとえ彼がノーベル賞とってなくたって、彼ってすごく魅力的な男性だと思いませんか?
思わない?もっとハンサムじゃなきゃいや?もっと都会的なセンスがなきゃいや?
私どものような年齢の者から見ると(私自身は娘時代からああいうのがタイプだったけれど)、非常に好ましい青年で、「是非いいお嬢さんを紹介したい」なんて思ってしまいます。
若い女性からすると「田中さんいいんだけど、もう少し男性的魅力がほしいわ」っていうところだろうと思うけど、早合点しないでもう少し冷静に見てみたら?とアドバイスしたい。
まあ、でも、真実はわかりません。田中さんって案外お好みがウルサくて、並み居る女性を次から次へと振っていたのかも知れませんし。
それはともかく、どこかに埋もれている「掘り出し物」を発見し、「いい人がいるんだけど」とおせっかいをやくおばさん、そういう存在が必要。そう、私もその年齢なんですけど。
「イイ女はいるけど、イイ男がなかなかオモテに出てこない」・・・・私の想像ではこういうことではないかと思います。
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コメント
robitaさん、この記事を拝読して色々考えさせられました。先ほどトラックバックを送信したのですが、ご了承いただけるでしょうか?
ところで一つ前の記事の
>ちょっと寒いんだけど、私は人間の存在理由って「愛の追求」だと思っています。
で、愛はどのように人間の心に宿るかというと、愛されることによってだと思います。<
に全面的に賛成します。たとえ「寒い」と言われようとも、今、地球は温暖化しています。これからもこういう声を上げて下さい、私も頑張りますんでー、なんてね。
投稿: kaku | 2004年9月16日 (木) 19時54分
元気ですね。
久しぶりにゆっくり時間が過ぎています。
robitaさんの記事も軽めで、私はこの口調が何よりなんです。
見合いもして見たかった。やっぱり女性は永遠のナゾだったよなと思い(女性を神格化した時期を過ぎ、見るの聞くのは結構動物的だし、当たり前 動物ですものね)、また皆魅力的だったよなと 思い起こします。
田中さんは、男性からいや私から想像するに、話してきっと面白い人だとおもいます。
仕事ができると言うことは、物事を見ても人を見ても語るものを持っています。おっしゃるような男性的魅力は私達は普通関係ないし とか。。。。
昔だって伴侶を得る機会はそんなに多くなかった気がします。だから決める時は機会を逃さないように心がけた?
今はテレビで女性の顔 バデイが圧倒的数で迫る世の中です。
若かったら自分は どのように思うかなんて考えました。
そろそろ幼稚園の孫のかえりです。robita さんの記事で頭の中を行ったり来たりするのは好きなじかんです。
投稿: kutinasi1 | 2004年9月17日 (金) 15時02分
kakuさん、いつもTBありがとうございます。
そうですね。こういう時こそ寒いこといっぱい言わないとね。
kutinasiさん、読んでてくださったんですね。ありがとうございます。
>田中さんは、男性からいや私から想像するに、話してきっと面白い人だとおもいます。<
はい、私もそう思います。
田中さんに惹かれるのは、ただ、頭が良くて真面目で優しそうだからじゃないですね。
すごく面白そうだからです。話題が豊富そう。そしてそれをひけらかさない。やはり人柄ですね。
また、
笑えるギャグを連発してくれる人も好きですが、静かな中に、たまにボソッと面白いことを言う人もいいですね。
お孫さんがお帰りになってにぎやかな時間ですね。
ではまた。
投稿: robita | 2004年9月17日 (金) 15時46分