サーヤ
おめでとう ほんとうによかったね
って、恐れ多くもなれなれしい言葉がつい出てしまうほど嬉しいニュースでした。
私は「いわゆる適齢期」を過ぎたお嬢さんが良いお相手にめぐり合えるとものすごく嬉しいのです。
その昔、もらってくれる人が現れず、両親にさんざん心配をかけた記憶がよみがえります。
30過ぎて、ようやく私でもいいと言ってくれる人にめぐり合った時、まわり中が「よかったねよかったね」と、飛び上がり手をたたき万歳をし駆け回り花火を揚げて祝福してくれました。本当にありがたかった。
お相手の黒田さん、いいじゃないですかあ。田中耕一さん的雰囲気が好感持てます。
車好き、カメラ好きだそうですが、けっこうのめりこんでいらっしゃるみたいですね。そういうオタク的性癖は、「個性」として、深く話すと非常に面白いのではないかと思います。オタクが問題になるのは、一つのことに集中するあまり他者とのコミュニケーション能力が著しく劣る、とか、そのことにお金を使いすぎて生活費に回らないという場合だと思うので、そうでないかぎり男性は特におおいにオタクになっていただきたいものだと思います。
「どうして今まで独身でいらしたのでしょう」という報道関係者の質問に、学生時代の友人が「彼はもてないんですよ」と。
どうしてかというと、彼は真面目な話しかせず、女性を楽しませる、という術に長けていないそうなんです。これですよー。
「お見合い」で書いたような男の人ってまだ結構残ってるんでしょうかね。
ところで、
私はのほほんのんびりしてるわりには、あまりよくわからないことがらに関して二元論を持ち出したくなります。・・。というか、よく事態が理解できないがために、二者択一してはっきり示してほしい、と思うことがあります。
たとえば、「負け犬と言われる女性たちはいったい結婚したいのかしたくないのかどっちなんだ」とか「たとえ結婚という選択肢を捨ててでも一生かけて打ち込みたいことがあるのかないのか」とか。
こういうつきつけ方は言語道断でしょう、おそらく。
揺れ動く微妙な心は、さあどっちだどっちだなどと迫られて「こうです」などと断言できるものではないこともわかります。
しかし、「私は本当はこうしたいんだ。こうなりたいんだ」と要望をまわりに示すことは、結婚問題にかぎらず、問題解決の出発点になると思います。
うちの長男は一年前にようやく「道」を見つけ、頑張っています。
就職活動を本格的に始めていない長女は、やりたいことがあるので大学卒業後もその方面の学校に行こうかどうしようか迷っています。
高校生の末っ子は、「大学生活というものをしてみたい」という希望のみで、しかたなく塾に行きます。
若いうちは目標なんて定められなくて当然。
大学行って、授業や人との交流の中から、「道」はみつかることが多い。
特にやりたいことがなければ、サラリーマンになって結婚して子どもを育てて小さな幸せを得るだけだって立派な人生ではないか。
・・・・・、年を取るとこんなふうに思うものです。
でも、若さ真っ只中の彼らは「何をしたらいいのか」と悩みます。それが若さというものです。
しかし今、大人が「まだ自分はほんとうの自分ではない」と迷う時代なのかもしれません。
40代、50代、時には60代の人までが(多くは女性)、すでにもう「何者か」になっているにもかかわらず、まだ違う、とさまよっているかのようです。
紀宮さまは、おそらく、早く結婚して落ち着きたい、と思っていらしたことでしょう。
世間の独身女性のように職業の選択肢があるわけでなく、自分には「良いかたにめぐり合って良い家庭をつくる」という生き方しかない、と強く思っていらしたことでしょう。
黒田さんと紀宮様のカップルが温かい家庭を築かれることをお祈りします。
だいじょぶよー、私も40で産んだから。
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コメント
>しかし、「私は本当はこうしたいんだ。こうなりたいんだ」と要望をまわりに示すことは、結婚問題にかぎらず、問題解決の出発点になると思います。
>黒田さんと紀宮様のカップルが温かい家庭を築かれることをお祈りします。
だいじょぶよー、私も40で産んだから。
うぅ〜ん、robitaさんってやっぱり素敵!私の母はバリバリの職業婦人でありますが、私は専業主婦も職業婦人もと両方の立場をうろちょろと行き来している中途半端な女です。母がそれをちょっと歯痒いと思っているのは知っているのですが、私の中にrobitaさんのような女性を憧れ、と見なす思いがあるのも事実なんです。robitaさんのお子様達は幸せ、でしょうね。
キャリアの有無の立場じゃなくて、要は意思があるか無いかの問題なんだと思うのであります。
投稿: kaku | 2004年11月16日 (火) 11時42分
robitaさん、こんにちわ。
やっぱりこの話題は気になりますよね。
わたしも書きましたので、よかったら見てください。
>だいじょぶよー、私も40で産んだから
読んでいる途中いろいろ考えていたのに、ここに釘付けに。
なんだか、かなり勇気付けられる実績です。
結婚や出産は意志でどうにかなるものではないけれど、
たしかに、出発点にはなるのだと思います。
紀宮清子さんにとって、この選択が幸せにつながることを祈るだけですが、とにかく幸せになって欲しい。
投稿: 珍獣 | 2004年11月16日 (火) 15時28分
>オタクが問題になるのは、<
>一つのことに集中するあまり他者とのコミュニケーション能力が著しく劣る、<
はっ、休日は誰とも会話していないことが多い・・・。
>とか、そのことにお金を使いすぎて生活費に回らない<
うっ、今月のカードの支払い額はすごい・・・・。
今晩はカップめんですまそう。
投稿: 真魚 | 2004年11月17日 (水) 03時23分
kakuさん、
素敵なkakuさんにそういうこと言われると赤面してしまいます。
私の場合「自己実現に比べると自己犠牲のなんとたやすいことか」を地でいってるだけですから。(しかも自己犠牲とは名ばかりでね)
珍獣さん、
ブログ読みました。
>読んでいる途中いろいろ考えていたのに、ここに釘付けに。
なんだか、かなり勇気付けられる実績です。<
ちかごろは40歳ぐらいどうってことないのです。
50になったって育てる気さえあれば出産できるのです。
人為的出産や生命操作について、私はぜひ言いたいことがあるのですが、いずれブログで書きます。
あの〜、ゴキブリはぜひ殺してくださいね。この世はサバイバルですから。
真魚さん、
>はっ、休日は誰とも会話していないことが多い・・・。<
>うっ、今月のカードの支払い額はすごい・・・・。
今晩はカップめんですまそう。<
あきませんなあ。はよ所帯もちなはれ。
投稿: robita | 2004年11月17日 (水) 10時58分