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2004年11月17日 (水)

茶番

北朝鮮と日本との話し合い、日朝実務者協議っていうんですか、あれはいったい何をやっているんですか。

誠実な回答とか資料の提出とか日本側は懸命に訴えたそうですが、そんなものいくら懸命に訴えようと、いくら経済制裁をちらつかせて迫ろうと、向こうが真実を言うわけないじゃないですか。

本当のことを言う、ということは、「あの国の指導者自身がそれを指示し、その後の管理もすべて自分が握っている」、ということを認める、ことに他なりません。

一国の指導者が自分自身を犯罪者であると認めるということ(あの大韓航空機事件やその他のテロ事件も含めて)が何を意味するか。
それは体制の崩壊ということです。体制の延命しか考えていないあの国がわざわざ崩壊を招くようなことをするはずがありません。

実務者協議を継続させることについて、「交渉の場をなくしてはならない」とか「こうやって一歩一歩でも前へ進んで」とか言う人がいます。
しかし、向こうが嘘をつくことしか考えていないのに、何十回何百回協議しようが真実が出てくるわけがないのは火を見るより明らかです。

小泉総理が「北朝鮮の努力のあとはうかがえる」と言いましたが、それは、「どういう嘘をつくか、どのようにつじつまを合わせるか、どのようにまるめこむか、一所懸命画策した努力のあとがうかがえる」という意味でしょう。それ以外に考えられませんね。

あの国が崩壊しないかぎり、拉致の真実は明らかにならないと私は思いますが、家族会の蓮池事務局長は、「家族会の中には、北を崩壊させないかぎり解決はあり得ないと言う人もいるがそれは危険だ。崩壊の危機が迫れば、証拠隠滅の動きが起きて抹殺ということもあり得る」と言います。

私にはよくわかりませんが、国家崩壊に直面して、拉致被害者を殺そうという余裕があるんでしょうか。どっちにしても国家が崩壊するのに証拠隠滅もなにもないではありませんか。

しかし、総理も外務省も一般国民が考えるようなことはわかっているに違いなく、おそらく、無意味な協議を、茶番とののしられながらこれからも続け、そうこうするうちに体制崩壊するのを辛抱強く待っているのかな、とも思います。

そう考えてみると、「粘り強く交渉を続けるべき」と言っている人たちも、世間に「なまぬるい!」と叱られながら、効果的なストッパーの役目を果たしているのかもしれないな、と思うし、実際に交渉にあたる役人のかたがたにも同情したくなります。

日本国中で、ああでもないこうでもないと、議論百出の状態を続けているうちにあの国が弱体化するのが政府のねらい、なのかもな、と最近は思えてなりません。

つまり、本当はなにをしなければいけないかみーんなわかっているのに、日本中、国をあげて「茶番劇」をやろうじゃないか、という状態に陥っているということです。

どうか、コメ支援は最低限の量でお願いします。

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コメント

こんにちは

robitaさんにも 腹に据えかねることがあったようですね。

私は 自民の時の金丸 社会党の田辺 土井の北朝鮮でのい

わゆる土下座外交と小泉さんが最初に訪朝したとき拉致での

具体的な取り決めに疑問です。

政府は中山参与をはじめとする国民世論を読み違えていたふしがあります。

ここまでくると 政府としてはイラン派兵と異なって世論の

動向待ちとは何ともはやの感じです。

robitaさんの言う北朝鮮の崩壊を待つのも手かもしれませんね。

投稿: kutinasi1 | 2004年11月17日 (水) 11時59分

kutinasiさん、こんばんわ。

 >robitaさんにも 腹に据えかねることがあったようですね。<

腹が立ちすぎて、今は、上記のように思うしかないなあという気になりました。つまり、あの国が崩壊するまで、ああでもないこうでもないと議論し、怒り、疑念を持ち・・・、そういう芝居を日本人がみんなで演じ続けるしかありません。
私は時事問題の中で北朝鮮問題に一番興味があります。あの国の動向が日本や世界を動かすというわけではないでしょうけど、あの国にまつわる事件やあの国自体の異様さに強く関心を持ちますし、ほとんどの人がそうであるように親として子どもを連れ去られた怒りや悲しみが痛いほどわかるからだと思います。

私は横田めぐみさんの事件については、1997年に北朝鮮にいることが明らかになるずっと前から知っていたような記憶があります。80年代にアベック失踪事件や梶山静六さんが北の拉致について言及した頃に、新潟の少女失踪も北の仕業ではないかというような記事をたぶん週刊誌かなんかで目にしたのではないかと思います。

横田めぐみさんの夫とされる人物がDNA鑑定のための毛髪や血液の提供を拒否したそうですね。でも、その気になればもっと色々なことがわかるはずです。
交渉にあたった外務官僚は「その人物」に会ってるのだから、特定失踪者の写真を見てもらって、可能性のありそうな人(めぐみさんの夫は拉致被害者の可能性が高いそうです)が日本に残したもの(セーターについた髪の毛だとか)のDNA鑑定して、めぐみさんの娘さんのDNAとつき合わせてみるとか、蓮池さんや地村さんは実際に会っているのだからもっと色々なことを知っているはずだとも思います。

そういうことをさっさとやらないのは、何か理由があるのでしょう。

だから、私たちは「歯がゆい」と思っても、待つしかないのだろうと思います。
幸い、拉致問題が解決しないかぎり国交正常化はしない、と日本ははっきり表明しているので、これだけが救いです。

投稿: robita | 2004年11月18日 (木) 20時43分

おはようございます、robitaさんのお怒りをペさん来日に血眼になっている巷の中高年女性に煎じて飲ませてやりたいkakuです。

私は以前、「経済制裁カード切る好機は既に逸した」と書いた事がありますが、まさしくその痛手を今、わが日本は被っているように思います。

拉致議連の方々の経済制裁発動論は、心情的には気分が良いですが、現段階においての発動は既に制裁によって何を得ようとするかと言う目的が見えなくなってしまっている気がします。このまま漫然と行っても、効果があってもせいぜい「日本は怒ってるぞ」と言う感情表現程度です。それだって「拉致問題」の解決には繋がるとは思えません。

悲しいかな、もはや日本一国ではどうしようも無い所に来てしまっている気がします。やはり国連を使った世界的包囲網しかないのかもしれません。近く、国連の人権委査察官が入るそうですから、それに日本の意志を反映させるにはどうしたら良いかを考えるのが今のところ最良かも。「国連負担金を払わないぞ」と脅してでも…

投稿: kaku | 2004年11月19日 (金) 08時41分

お早うございます。

> 蓮池さんや地村さんは実際に会っているのだからもっと色々なことを知っているはずだとも思います。<

いやまったく 人と話をしないと自分の頭の中が こり固まっていることを また痛感しました。

写真を貰ってこなくとも 蓮池さんや地村さんは 夫と称す人にお会いしているんですね。

日本でも北朝鮮の要人は写真付きでわかっているなんて 思ってもみませんでした。

今回DNAの資料がなくとも 他の時にもう採取ずみかもしれません。

今回は夫を公式確認すればいいってわけですね。

話は別ですが

めぐみさんの遺骨から本人のDNAが検出される気がします。

検出されるなら 亡くなった証拠でなく 生存のあかしです。

生存しているがために 遺骨にその印を入れることができた? と考えています。

このような憶測する自分が情けないし いやな性格だとおもいます。

しかし私の性格よりもっと悪いのが 北朝鮮の金でしょう。

自壊するのも もう少しかも。今日も目からウロコでした。 

投稿: kutinasi1 | 2004年11月19日 (金) 11時18分

kakuさん、kutinasiさん、
コメントありがとうございます。

また来週ね。

投稿: robita | 2004年11月19日 (金) 11時53分

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