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2005年1月19日 (水)

素敵な科学者

もう古い話題になってしまったけれど・・・。
地裁判決200億円から一転、高裁で6億円で和解した青色発光ダイオード訴訟の話です。

声をひっくり返しながらまくしたてる中村教授、すごい人ですね。

この日本で、あのような記者会見をすれば、「あさましい」だの「守銭奴」だのと言われかねないのはわかっていただろうに、そんなことものともせず、訴訟相手や日本の司法制度を厳しく断罪。アメリカで暮らすほうがずっと幸せ、とあからさまに祖国まで批判しました。

感情を抑えてじっと我慢をする姿は美しく好ましく、日本人はそれが大好きですが、中村教授の、自分に返ってくるリアクションよりなにより「自分はこう思う」という表明を優先させるその勇気ある姿勢は驚愕に値します。
しかも、物事に対する批判表明は、問題意識の喚起になくてはなりません。誰もが奥ゆかしかったら、問題点なんか明らかになりません。

立場は違うのでしょうから比べるのは適切でないかもしれませんが、「研究はチームで行われた。これからも会社の一員として研究を続ける」という田中耕一さんの穏やかさは美しく、中村教授のカン高い裏声は実に勇猛果敢。どちらも甲乙つけがたし・・・・・・なんてオチは美しすぎかね。

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コメント

こんにちは

今年も元気で始まったようですね。

robitaさんのご意見 腹を抱えました。青色発光ダイオードは どんな声が出るかと思ったら 裏返りましたね。

私は あの手の裁判は、自分が欲しい額より科学者仲間を意識して チャンスがあれば皆で高額志向をするのが 暗黙の了解事項の気がします。

社保庁の役人のような 卑しい人柄でないとおもいます。

なんて 私も美し過ぎでしょうか。今年もよろしく...

投稿: kutinasi1 | 2005年1月19日 (水) 16時05分

kutinasiさん、おひさしぶりです。

 >私は あの手の裁判は、自分が欲しい額より科学者仲間を意識して チャンスがあれば皆で高額志向をするのが 暗黙の了解事項の気がします。<

たしかに、問題提起にはなりましたよね。

 >社保庁の役人のような 卑しい人柄でないとおもいます。<

そうですそうです。テレビの前で堂々と「私はお金がほしい!」と仰るところは立派だと思います。

投稿: robita | 2005年1月20日 (木) 16時05分

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受信: 2005年1月21日 (金) 01時33分

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