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2005年1月12日 (水)

ドラマ化された「負け犬の遠吠え」

酒井順子氏のエッセイ「負け犬の遠吠え」をドラマにしたもの見ました。
全体にまとまりの良い出来ぐあいで違和感を感ずる箇所もあまりなく、楽しめました。

簡単に言うと、「負け犬」(30代独身子どもなし)と「勝ち犬」(専業主婦)の対比なんですが、それぞれの女性のタイプの描き方はエッセイに忠実でわかりやすい設定でした。

久本雅美や大塚寧々の独身組が、仕事振りといいライフスタイルといい会話のセンスといい、自己実現を着々と果たしつつあるいわゆる「オトナの女」であるのに対して、専業主婦の鈴木杏樹はなんだかとってもおバカさん・・・、あっ、ちがうか、明るくて可愛くて世間知らずで、でも夫と子どものために快適な暮らしを提供しようと懸命に励むお料理が上手できれい好きな専業主婦。

久本雅美と鈴木杏樹は大学の先輩後輩で、久しぶりに再会したのだけど、ちょっとした口論で仲たがい。でも最後はお互いの立場の良いところも損なところも理解し合う、という単純なお話。
結局、バリバリ働くキャリアウーマンも、安定してるようにみえる専業主婦も、「これは私じゃない。まだ違う」と、いつもいつも満たされない気持ちを抱えているのが現代社会にさまよう女性の姿ということなんですね。
でも、とても良いせりふが随所にちりばめられていました。松田裕子という脚本家ね。うん、覚えておこう。

で、この二つのタイプの女性、どっちが日本の男の心をそそるかというと(顔の好みは別にして)、言うまでもなく鈴木杏樹です。

久本雅美や大塚寧々は「すっごいイイ女」、なのに、男は鈴木杏樹を選びます。

さらに、鈴木杏樹を選んだ男は、出世も順調で、頼りがいがあり、家庭を大事にするイイ男。
久本雅美に最後にプロポーズまがいの言葉を残して立ち去る竹中直人は面白いかもしれないけど、ちょっといい加減でなんとなく安定感に欠ける。

どうです、独身女性のみなさん。

「日本の男のバカ。ここにこんなイイ女がいるんだから私を選びなさいよ」と叫び続けるのか、それとも、男の好みに合わせて自分を変えるのか、などというばかばかしい選択を強いられるくらいなら、男を変える社会を作ることを考えなきゃいけない、なんて思いますか?

でもね、男は変わりません。女が外で活躍しやすい社会を実現したところで男が変わるものですか。

女に「こういう男と暮らしたい」という好みがあるように、男にだって「こういう女と暮らしたい」という好みがあるんですから。
女が自分を変えたくないように、男だって自分を変えたくないんですから。

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コメント

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投稿: ジャンル別人気ブログランキングベスト100 | 2005年1月12日 (水) 19時41分

robitaさんへ。

あけましておめでとうございます。
(って、一応、もう挨拶は終わってましたよね??笑)

私も見ました、あのドラマ。マチャミ演じるあの女性は
同性からみてもあこがれるような「いい女」でしたね。

でも、彼女だったら、奥さんになってもお母さんに
なっても「いいお母さん、妻」になれるだろうなあって
感じでしたね。

この間、ある番組の中でゲストが
「結婚は確かにいいこともある。
でも、いいことと、がまんしなければいけないことが
交互にくるサンドイッチのようなものだ。」と言ったら、
司会者が「でも、がまんの部分のパンのこところが
やたらと厚いんですよねえ〜」なんて言ってました。

私も同感です。笑

ただ、地球上に生きる生命体の中で、
ただ一種、人間だけが
「産む権利、産まない権利」などと言っているわけで
これはやはり権利とか義務の問題ではなく
根源的な「生命体」としての問題と考えれば
答えはおのずから一つと思っています。

夫婦の精神的つながりはまた別次元の話では
ありますが。

本年もよろしく。

投稿: naomi | 2005年1月13日 (木) 00時07分

robitaさん、こんばんわ。

確かに、鈴木杏樹さんタイプが好みの男性の方が多いでしょうね。そして、今後、男の人の好みが、久本雅美さんタイプにどしどし流れるとも思えません。

この二者択一から逃れたいです(笑)

そして、逃れる方法を考えているうちに、年だけはとっていくので、生命体には逆らえません…

投稿: 珍獣 | 2005年1月13日 (木) 17時40分

naomiさん、こんにちわ。

>でも、彼女だったら、奥さんになってもお母さんに
なっても「いいお母さん、妻」になれるだろうなあって
感じでしたね。<

そう、同感です。
でも、おそらく仕事は続けたいだろうし、家事や育児で本人のみならず、夫のほうも走り回らなければいけないだろうし、現代に望まれる「スローライフ」などは到底味わえず、(子どもがある程度大きくなっても忙しいのは変わりはないでしょう)、疲れ果て、「こんなの私じゃない」と思い至るかもしれないですね。

 >ただ、地球上に生きる生命体の中で、
ただ一種、人間だけが
「産む権利、産まない権利」などと言っているわけで
これはやはり権利とか義務の問題ではなく
根源的な「生命体」としての問題と考えれば
答えはおのずから一つと思っています。<

人間は「動物」のカテゴリに入らない本当に特殊な存在になってしまいましたね。
根源的なものを取り戻すのか、それともそんな必要はないのか。
わかりませんが、もしかしたら「根源的なもの」を取り戻す道を放棄した先に「絶滅」が待っているのかも・・・。そんな先のことは現在の自分にはなんの関係もないことですが。

投稿: robita | 2005年1月14日 (金) 10時24分

珍獣さんこんにちわ。
コメントありがとうございます。
お返事かきたいのですが、時間がなくなりました。また、来週ゆっくり書きます。

投稿: robita | 2005年1月14日 (金) 10時29分

珍獣さんへ、

「異性の選び方」というのはどんな経緯で人の心に宿るんでしょうね。
【 30代後半独身男女を育てた母親というのは、今だいたい60代で、彼女たちは、自分たちが結婚生活でこうむった「辛い経験」から、男の子には「お前は、妻の家事を分担し、妻の話をよく聞いてあげる優しい夫になるのだよ」と教え込み、女の子には「お前は、家事や育児に明け暮れるつまらない主婦になってはいけない。仕事を持って自立しなければ損ばかりする」と教え込んだ。その結果、優しい男と強い女ばかりになってしまった。】などと言う評論家もいますね。

どうなんでしょう。私にはなんとも言えませんが、もしそういうことが起こったのだとしたら、カップル成立のバランスが悪くなったのはそういうところにも原因があるのかも・・。

投稿: robita | 2005年1月17日 (月) 09時49分

robitaさん、こんばんわ。


結論を先に言うと、
「異性の選び方」というより、わたしの場合は「共鳴」に近いですが…
その経緯は、
①親からの影響は確実にありますが、
②それを乗り越えたところ、あるいは、自分を取り戻したところの両面と、
③結婚したくなる時期と
④ご縁でしょうか。

わたしに関して言えば、
①父からは、「女は大学に行かなくていい、短大で充分だ」
 母からは、「一人で生きていけるだけの人間でありなさい」
 (稼ぐという意味だけじゃなくて、家事も精神面も含めて)

②それらの親の影響を脱皮して、
 自分の性格とか生き方の好みがつかめるまでに
 30歳前後になっちゃってました。

③その後、一緒に生きていく仲間が欲しくなる時期がおとずれ
 
④①〜②に形成された人生観や価値観を共有できそうな人が
 目の前に現れ、相手も同じ気持ちなら、共鳴!=結婚
 でも、その頃になると、若くもないし、出会いも結婚相手の数も減少傾向で
 共鳴し合える確立は非常に低い。

これだと
まず、自分の「人生ありき」なので、参考にならないでしょう…

それで、周囲の女性たちですが、未婚既婚にかかわらず、
まず結婚相手を探しはじめる時期が20歳前後からなんとなく始まる、
つまり①の段階と重なっている女性が多いと思われます。
だから、robitaさんが指摘された評論家のような分析になるのではないでしょうか。

成人式の様子をみていても、子どもっぽさは昔に比べて数段うえですし、
30歳成人式説もありますから、①からの脱皮を経ると確実に晩婚組ですよね。

逆に、①から脱皮しないままの結婚だと、
その後の意識の変化がたとえ成長だとしても、既成の夫婦関係から逸脱してしまう、つまり結婚生活の実質的な破綻もあるのかと想像します。結婚後に意識は変化するものなのかといえば、昔に比べたら、「自己投資」とか「自分らしさ」を求める傾向は強いので、結婚後に意識の変化は大いにありうると思います。

つまり、旧来よりも、
早くないし普通に結婚しても、離婚率は高く、
遅く結婚する確立はもともと低い
だから、カップル成立のバランスは悪くなったのだろうと推測してみました。

投稿: 珍獣 | 2005年1月17日 (月) 18時04分

珍獣さん、こんにちわ。
カップル成立のバランスが悪くなった原因はもちろん一つだけでなく、あれやこれやが重なっているわけなんですけれども、珍獣さんの仰る「共鳴できる男」というのがすでにしてその数が絶対的に少なくなっているんですね。
少ない中から「共鳴でき、一生共に暮らしたい」と思える男性を選びとることはますます難しくなっているように思います。

 >成人式の様子をみていても、子どもっぽさは昔に比べて数段うえですし、
30歳成人式説もありますから、①からの脱皮を経ると確実に晩婚組ですよね。<

人間が子どもっぽくなったから(大人になるのが遅くなったから)晩婚傾向が強まったのか、あれこれ考えるようになったから(賢くなったから)なかなか結婚しなくなったのか、それは私にはよくわかりません。
しかし、言えるのは、「女が変わったから」、そういうことじゃないですか。

原理主義的な私に言わせてもらえば、どんなに時代が変わろうと、男っていうのは、おいしいご飯と温かいお風呂と妻の笑顔さえあれば満足できる生き物ではないのかな、なんて。
もちろんこれはそれだけにとどまる、という意味ではなく、「活力源」であり、「目的」である、という意味ですけど。

投稿: robita | 2005年1月18日 (火) 10時52分

robitaさん、こんにちわ。

>しかし、言えるのは、「女が変わったから」、そういうことじゃないですか

わたしは、男性も変わったと思いますよ。

ジャケットの胸ポケットに、
外出時の眉毛書き足し用のペンシル
を潜ませていた時には
さすがに驚きましたが。アッパレ。
きれいな女性を連れて歩きたい時代から
男性自身が美しくありたい時代に
変わっているのでしょう。

それに対して異論はないです。
美しさを上乗せする分には。
その方が男女関係もスムーズかもしれませんよ。

投稿: 珍獣 | 2005年1月18日 (火) 12時21分

>ジャケットの胸ポケットに、
外出時の眉毛書き足し用のペンシル
を潜ませていた時には
さすがに驚きましたが。アッパレ。<

あっはっはっは。
で、珍獣さんはそういうオトコにたいして拒否反応はないんですね。

私は広い社会(まあ漠然としてますけど、たとえばオフィス街としましょうか)を知らないので、いま男たちがどんなふうに変貌を遂げつつあるのかよくわかりません。
外見をどう飾ろうと内面さえ男であれば一向に構わない、という言い分は非常によくわかります。

しかし、(イジワルrobitaの本領が出ますが)、「生活習慣は人の内面をも変える」ということに、女は案外気付いてないのかもしれませんよ。

投稿: robita | 2005年1月18日 (火) 13時51分

robitaさん、こんばんわ。

>拒否反応はないんですね

あまりないですよ(笑)

腰掛けじゃない仕事世界に新規参入した女性たちと
美容の世界に新規参入する男性たちは
とても似ています。
結局、同じことしていても、
センスがとわれて、結果が違うのでしょう。
慣れていないだけですよ。

駅のホームで、薄くなった眉毛書き足したら
さすがにちょっと引くけれど、
さりげなく身綺麗であるなら、素敵です。

投稿: 珍獣 | 2005年1月19日 (水) 02時19分

珍獣さんは腹がすわってます。

たいていの女性は、男女平等を叫びながら、いざとなると男の後ろに身を隠したり、男に外見的男らしさを求めたりするのです・・・・・じゃないかと思うのです。

2・30年後には男と女の関係ってものすごーく変わってるのかな。そうならないと成り立たない社会になってるのかもしれません。
「男は変わりません」などと断言するrobitaおばさんは80歳90歳まで生きて、ぜひそれを目撃してみたい。あっいけない。
「老人は
死んでください
国のため」
だった。

投稿: robita | 2005年1月19日 (水) 10時55分

robitaさん、こんにちわ。

>「老人は…

数十年後、
年金分の英知ぐらいは還元してくださっている
と思います。
どうか末永く見守ってくださいませ(笑)

投稿: 珍獣 | 2005年1月19日 (水) 12時17分

英知ねえ・・・、英知、どっかに落ちてないかなあ。

わかりました。数十年かけて探し続けることにします。

投稿: robita_48 | 2005年1月20日 (木) 16時07分

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