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2005年2月14日 (月)

“おばあさん仮説”

先日、ラジオを聴いていますと、ある女性弁護士の【「子供を生み終わった婆ァは価値がない」なんて発言をする石原都知事は人柄が優しいとは思えない】、というコメントが耳に入りました。

全国知事会の会長を選ぶにあたって、長野の田中知事が東京都知事の石原慎太郎氏を積極的に推す構えを見せ、その理由として、 

・知事会の代表として強い発信力を持つ。 

・弱者に優しい文学者の目を持つ。

この二点を挙げたことに対して、この女性弁護士が即座に「あんなことを平気で言う石原さんは弱者に優しいとは到底思えない」と一刀両断、不快感を表明したものです。

ねえ、女性のみなさん、ああいうの腹立ちます? 
私など、男性のああいった発言は受け流し、冗談のたぐい(別に面白くはないけれど)ととらえて、かえって笑ってしまうのですが、中には本気で怒る女性もいるのですね。

考えてみると、女だって男に平気でひどいことを言っているのです。かなり残酷なこと言ってますよ。この女性弁護士は言わないかもしれないけれど、そういう発言を聞いたときにちゃんとたしなめているでしょうか。
女性というのは(特にフェミニストは)、自分への侮辱には大騒ぎをするけれど、同性が男性を侮辱したりバカにしたりしても結構甘いところがあるんじゃないかなあ。そう思いませんか。

ところで、あの「ババァ発言」は、東大教授松井孝典氏の著書「宇宙人としての生き方」の“おばあさん仮説”を引き合いにしたものらしいですが、これは、石原さんの「子供を生めなくなった女に価値はない」(いやあ、これほんとにそういう言葉で言ったのかどうか。またマスコミお得意の切り貼りかもしれません)、というのとはまったく逆の意味で、「人類がこれほど繁栄を遂げたのは“おばあさん”のおかげ」だというんですね。
これを「おばあさん仮説」として、松井氏は論理を展開しています。
生殖能力がなくなったメスが“おばあさん”になるまで生き延びているのは現世人類だけだそうです。その理由はわからないそうですが、結果的に人類に大きな発展をもたらしたというのです。

長くなるので簡単に言うと、つまり、次世代を“手助けする”役割を担い、その結果、人口が増えることにも一役買ったということです。
おばあさんが助けてくれると若い世代はもっと子供が生みやすく育てやすくなるかもしれません。

でも、現代のおばあさんはまだまだ自分探しが終わってなくて、なかなか孫育てまでは手がまわらないんでしょうね。おばあさんは変わってしまいました。
それもまた、動物界で「特殊な存在」になってしまった人類の宿命かもしれませんが。

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