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2005年4月11日 (月)

ダンス!ダンス!ダンス!

クラシックも好き、ジャズもしっとりしたバラードも好きだけれど、うきうきするようなリズミカルな音楽も大好きです。特にダンスが加わると、更に嬉しいですね。
先日、ビートたけしと志村けんのお笑い番組を見ました。
コントは昔のドリフものみたいでなんの新味もなかったのですが、番組の最後にたけしのタップダンスと志村の津軽三味線のコラボレーションがありました。これがなかなか良かったのです。

私は長唄三味線しか知らないのですが、志村のじょんがらはしろうとにしてはなかなかのものじゃないでしょうか。
たけしのタップは初めて見ましたが中年で始めたにしてはとてもお上手。

和太鼓奏者の林英哲とジャズピアノの山下洋輔のコラボを聴いたことがありますが、これはまさに筆舌に尽くしがたいほどの壮観圧巻でした。
そういう卓越した技術に圧倒されるのもまさに至福のひとときではあるけれど、中年のおっさんがしろうとなりに精進を重ねて修得した成果もまた感動的です。

演歌は好みではないけれど、三波春夫「チャンチキおけさ」や「万博音頭」、北島三郎「祭り」などのにぎにぎしい節回しは心が弾みます。
最近「マツケンサンバ」なる派手なパフォーマンスが評判をとっていますが、社会が閉塞感に満ちている時、高揚感を煽るようなそういった音楽がはやるのでしょうね。

「踊り狂う」ことで人間は打破したり転向したり忘却したりして幸せに近づこうとするのでしょう。
領土問題も米国牛肉輸入問題も郵政民営化問題も個人情報流出問題も・・・あーもうなんてめんどくさいんだ・・・、踊り狂っちゃおうかー・・・みたいな

「日本人は年収300万円で充分生活できます。歌って踊って恋をしてラテン的生活を楽しめば良いのです 」という経済アナリスト森永卓郎先生のお説が正しいとは思いませんが、ダンスなんて、と思ってる人も思い切ってやってみると案外簡単に非日常的なものの大切さがわかるようになるかもしれません。
たけしと志村のコラボを鑑賞して、おじさんたちのダンスや楽器って若い人たちとは違う味わいがあるなあ、としみじみ思いました。
そういうものを見たり聴いたりして楽しんでいるだけの人たちも、ダンスや演奏、ひとつどうです?

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