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2005年5月27日 (金)

感動の押しつけはいやだけど

高校3年生の夏、2週間ほど代々木ゼミナールの夏季講習に通いました。
その頃は予備校というのは浪人生が行くところで(だったと思います)、現役生は、参考書などを開いて自分の机に向かう、というのが主な勉強法だったと思います。私の周りだけだったかもしれませんが。

でも、長い夏休みには、受験を控えた現役生も、予備校の夏季講習に通ったりしたのです。
2週間ぐらいではたいしたことも身につかないだろうなあ、と思いながらも、友人たちと誘い合わせて、ま、少しは受験ムードにひたらなくちゃ、ぐらいの気持ちで申し込みました。

しかし、通ってみると授業は活力にあふれて面白く、高校の授業が退屈だったというわけではありませんが、大学の授業ってこんなんかなあ、と思わせてくれるようなちょっと大人びたエキサイティングなものでした。

女子校育ちであった私たちは、男子高校生と机を並べることに新鮮味や緊張感を感じ、そんな中で授業を受ける爽快さを経験したように思います。
2週間はあっという間に過ぎ、最終日を迎えました。

その頃の日記にこんなことが書いてあります。

  【『初日は冷房の不調で教室内はうだるようだった。次の日も冷房は直らず、暑かった。その中で涼しい顔をしてノートをとる諸君の姿は美しかった』、 
最終日に代ゼミの先生がくれたこの言葉を忘れないようにしよう。】

先生が直接この言葉を教室で語ったのではなく、最後に配られたプリントの中にそういうメッセージが書かれていたのです。

人は、特に若者は、ちょっとしたことに心を動かされて大きくジャンプすることがあります。時にはそれが人生の大転換をもたらすことさえあります。

私の場合、予備校の先生の言葉にいたく感動したものの、効力は2.3日しか続きませんでした。そういう性分ですから。

しかし、日々の生活の中でたまたまみつけた言葉やちょっとした出会いなど、さまざまなことで心を動かされる経験は人には数知れずあり、そういった感動の寄せ集めが人格を形成していくんですね。

「自立したい」と、翻訳家デビューした拉致被害者蓮池薫さんの記者会見を見て、その骨のある人間性と地道な努力を続ける姿勢に感動し、「よし、ぼやぼやしていられないのだっ」と奮起した私です。

2・3日持続するかどうか・・・。

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代々木ゼミナール代々木ゼミナール(よよぎゼミナール)は、東京都渋谷区代々木を本拠に全国に28校舎(うち美術専門校3校舎)を持つ大手予備校。略称は代ゼミ(よぜみ)。学校法人高宮学園。文京予備校を母体に高宮行男が開校した不二学院を前身とし、1959年4月30日に現在の校 tomoさんも真魚さんも歴史の再認識が必要だと仰っていますが、  >中国がそんなことはないと言うのならば、なにがどう間違っているのか中国に説明してもらいましょう。< あっはっは、スカッとします。 そうですよね、こんな風に一つ一つ両国で精査し議論していけばいいんですよね。 「さすが侍の国は違うと世界にそう思わせる」 真魚さんのこの言葉がとても大事で、私たち日本人はやっぱりそういう国を作るべく子供たちを育てていく義務があると思うんです。 それは子供たちが幸せになる、ということにつながるからです。 [続きを読む]

受信: 2005年6月 8日 (水) 18時21分

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