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2005年9月20日 (火)

ととさんへ

ととさんから頂いたご意見に返信します。

 >日本の今は,アメリカとの関係だけで築かれたものではないと思っています.もちろんアメリカは重要な友好国ですが,例えば今なら,中国なしでは私たちの衣類や食や家電製品は手に入らないのですから,中国も重要です.そうなると嫌中も言えなくなってしまいませんか?<

まず、この点ですが、「アメリカと日本の関係」と「中国と日本の関係」は歴史的にも現状を考えてもぜんぜん違いますね。
例えば、こういう考えがあります。
【もし、あの時蒋介石が毛沢東に勝ち、蒋介石が中国本土を掌握していれば、日本の復興は30年以上も遅れていた。なぜなら、戦後の東アジアは、戦勝国のアメリカと資本主義中国によって仕切られ、アメリカの支援も投資も、日本ではなく専ら中国に向かった、とされるからである。皮肉にも、中国が大陸と台湾とに分断され、この間隙をつく形で、戦後日本は米国の支援を一身に受けて「復興・成長」の道を歩むことができたのである。】(寺島実郎)

日本人の勤勉さもさることながら、アメリカの支援なくしてはこれほどのめざましい成長は遂げなかっただろうということです。さらに、日米安保により、日本は自国の安全保障をアメリカに委ねて経済活動に専念することができました。今の豊かな日本の「土台」がアメリカとの関係の中で築かれた、という点で中国との経済関係とはレベルが違う、と言えるのではないかと思います。(単なる主婦の浅薄な思いかもしれませんので、訂正があったらお願いします)

しかしながら、日本がこんなに豊かになったのはアメリカ様のおかげなのだから、アメリカ様に決して逆らってはならない、と言うつもりはありません。
でも、何がどうなってこういう状態なのだ、ということを、やはり、主婦とて知っておかなくてはいけないとは思います。そして、アメリカの言いなりにならないために日本は具体的にどういう行動をしたらいいのかを考える、わからないなら、誰かに教えてもらう、そういうことをしなければ、どうして「日本の自立」や「平和」を叫ぶことができましょうか。

私がブログを始めたのは、書くことや人の意見を聞くことによって自分の考えを整理することができ、何もしないより少し賢くなれる、と気づいたからです。
色々な人と意見の交換をする、・・・とても重要なことです。
こんなこと、現実の世界ではとてもできません。

 >私は彼ら以下です.平和な世界になって欲しいと思いながら,毎日普通に働いて,慌しく家事をして,こうやってネットで遊んでいるだけですから.何も行動していませんから.<

貧しい人々のためにボランティアをすることは素晴らしいことだと思います。自分の貴重な時間を削って人のために労苦を惜しまないわけですから。
しかし、それをしないからと言って、彼らより「低い」と思われますか。
人は皆、それぞれできることをしようと努力していると思います。逆に彼らは私たちのやっていることをできないでいるかもしれません。
ととさんは忙しくてもPTA活動に参加したりなさってませんか。
私も微力ながらPTAや地域の子供会、ボーイスカウトなどで子ども達のお手伝いをやってきたわけですけれども、そういうことはそれぞれの事情でできる人もいればできない人もいます。これぐらいならできる、と思う人がやればいいだけのことです。

世界をまたにかけたボランティアや平和を訴える運動に身を投ずることが崇高で、自分の子どもが関わっている地域の活動は「格下」だとする考え方は、外で働いて税金を払うほうが専業主婦より社会貢献が大きい、とする考え方と同根ではないでしょうか。

たしかに、アグネスや曽野さんたちのなさっていることは常人にはできない素晴らしいことだし、多くの人を救っています。それらの活動がなければ立ち行かないこともあるでしょうし、それらを通して見えてくることもあると思います。
だからといって、それをしてないから、自分はだめだなんて思う必要はまったくないと思います。私も自分で自分のことをそう思っています。
ブログ界にも、乳飲み子を抱えながら「この国を良くしたい。」と忙しい中一所懸命考えを述べている人もいます。考えだけで行動が伴わないからだめだなんて私は全く思いませんね。
考えて訴える、それを大勢の人が読む、それだけで、一歩踏み出してると思います。

 >戦争反対を言うなら,貧困を恐れるなということでしょうか?<

貧乏が我慢できないくせに平和運動するな、と言っているのではなく、これは平和運動している人たちへのアドバイスのつもりなのですが・・。
平和デモ行進のスローガンに、ただ、「戦争反対」と掲げるのでなく、「ブッシュ大統領殿、国益を慮るのはわかりますが、私たちは石油をそんなに欲していません。食べ物も今の半分に減らします。誓います。だから、国益優先でなく、平和優先で政治を行ってください」という訴え方をするべきじゃないかなあ、なんて思います。まず、まっさきにこの意思を明確に打ち出すのが平和運動としては効果的ではないかと思うのですがどうでしょうか。
どちらにしても、「平和運動」というのは必然だし、大事なことだと思います。誰もそれをやらなくなったら誰も平和について考えなくなるでしょうから。

因みに、アグネス批判はですね、私の「好み」の問題です。
心根の優しい人にはこういうことはないかもしれないけれど、「何となく鼻につく」ということってありませんか。
いやあ、私がやっぱり意地悪なんでしょうかあ、あははは。

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コメント

私たちはいつまで、アメリカに感謝していなければいけないのでしょうか?
アメリカは日本を占領し豊かにしましたが、これは自国のためでもあったはずで、そのおかげでずいぶん低予算でたくさんの米軍基地を配備し、東アジアへの睨みを効かせているのだと思います。
嫌米が具体的にどのような発言を指すのがちょっとわからないのですが、アメリカを好きでいなきゃいけないということはないでしょう?


(続く)

投稿: とと | 2005年9月20日 (火) 13時21分

(続き)

>こんなこと、現実の世界ではとてもできません
↑まさにそこ。こうやってrobitaさんと意見の交換をすることが全く無意味だなんて思いませんけど、現実の世界で発言し行動することは、もっと難しいことであろうと思うわけです。
その人たちはPTA活動を私たちの押し付けて、世界平和に取り組んでいるかも知れないけど、中身の善し悪しは別にして、自分にはできないことだと感じています。「以下」と言うのはあくまでもこの部分のことを言っており、人間の価値を言っているのではありません。

(続く)

投稿: とと | 2005年9月20日 (火) 13時22分

(続き)

平和運動に身を投じている人を見て、「どうせ自分達が気持ちよくなるためにやっているんだから」としらけてしまうことは簡単です。でもそれは、彼らの足を引っ張るだけと感じて、私はいい気がしないのです。
PTA活動をイメージしていただけると、実感が伴います。学校や教育について不満があるくせに、一生懸命取り組んでいるPTA執行部や役員の足を引っ張るかのようなしらけ方を感じることはありませんか?
このような気持ちを感じて、この前のエントリーに対して居心地が良くなかったのです。

(続く)

投稿: とと | 2005年9月20日 (火) 13時23分

(続き)

私たちは、評論家ではありません。初めから何もかもわかった上で行動なんてできないです。行動への原動力は単純な気持ちの発動だと思います。『イラクでの惨状を見た』とか『原爆や劣化ウランの後遺症について知った』とか、それについて声を出し意思表示をし、社会や政治化を動かしていくことが原点だと思います。

アグネスについてですが、私は彼女を擁護しているつもりではなく、個人的にはあまり好きなタレントさんではないので、おそらくrobitaさんと同意見だと思います。

終了。

それにしても、コメント欄の字数制限はかなり面倒ですね。おまけに、robitaさんのブログのコメント欄には、私の名前がずらっと並んでしまい、ほんとに申し訳ありません。素晴らしい方のコメントが見えなくなることが、苦痛です。はぁ・・・

投稿: とと | 2005年9月20日 (火) 13時26分

>ととさん
今日はお墓の掃除に行ってきました。
ご飯の仕度があるので明日書きますね。

投稿: robita | 2005年9月21日 (水) 16時06分

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もともと非政治的人間なのに、しぶしぶと本を読んでいた。すでに書いたように憲法が自 >ととさん 今日はお墓の掃除に行ってきました。 ご飯の仕度があるので明日書きますね。 [続きを読む]

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