山田太一のドラマが見たい
「熟年離婚」というテレ朝系のドラマを楽しみに見ていますが、一年くらい前に、同じような筋書きのドラマを見たことがあります。タイトルは忘れましたが、脚本は山田太一でした。
quimitoさんのブログで、山田太一の「いくつかの夜」というドラマが良かった、というお話でしたが、私は見逃してしまいました。しまった。
山田太一は私が一番好きな脚本家です。
その昔、TBS系列で、「金曜ドラマ」というシリーズがありました。
今のように、男女のトレンディな恋愛物語一辺倒の時代でなかったので、教育や家庭の問題などを題材にしたものが多く、どれも素晴らしい作品ばかりでしたが、中でも、山田太一作品は忘れがたく懐かしい。
「岸辺のアルバム」「高原へいらっしゃい」「ふぞろいの林檎たち」など、きっと、今見ても充分に感動を与えてくれる秀作ぞろいでした。
「高原へいらっしゃい」はちょっと前にリメイクされましたが、期待はずれの出来あがりで、視聴率も悪かったらしく、中途切り上げとなりました。
映像は前作に比べると格段にきれいで、舞台になったホテルや八ヶ岳や森林風景など、それはそれは美しかったのですが、物語の展開や人間の苦悩を表現する台詞や演技は山田作品に遠く及びませんでした。
こんなことなら、前作をデジタル処理(とかいうんですよね)して、映像をきれいにして放映してほしいものだと思いました。
同じTBSで、近く「日本昔ばなし」が、映像処理されて再開されるそうです。
また、さっき知ったのですが、去年のNHK大河ドラマ「新撰組!」の続編がお正月に放映されるそうです。
視聴者の要望が強いのでそれに答えて、ということだそうです。
TBS、「金曜ドラマ」再放送してくれないかな。
メールで要望出してみようか。
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コメント
robitaさん、残念でしたね。
定年前にリストラされた父親(松本幸四郎)と熟年離婚を決意した母親(竹下景子)の物語なら、「それからの日々」です。
2年ほど前に「ふぞろいの林檎たち」が再放送されたのですが、主題曲が「いとしのエリー」たったので、ちょっとびっくり。
投稿: quimito | 2005年10月22日 (土) 22時23分
>「それからの日々」です<
そうでした。
あれは、「熟年離婚」と同じく、仕事ばかりで家事をしない夫に対する妻の逆襲でしたが、一所懸命家事を試みて妻の心を取り戻そうとする父親に対して、子ども達の、「お父さん、そんなにお母さんの機嫌取ることないよ。もっと父親らしく堂々としててよ」(長男)、「お父さんばかりそんなに責めちゃ可哀想よ、お母さんだって勝手なことしてきたじゃない」(長女)、などという台詞がありました。こんなところにに山田太一らしさが出ているのかなと思いました。
>「いとしのエリー」<
聴いただけで、三人の三流大学生の切ない青春の日々がよみがえります。
投稿: robita | 2005年10月24日 (月) 10時01分