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2005年10月26日 (水)

憲法9条 「べき」か「べきでない」か

お玉おばさんのブログから、「Q&Aコーナー」というサイトを閲覧してきました。

護憲派のかたがたは、よく【「どこかの国が攻めてきたらどうやって自分の国を守るんだ。だから憲法を改正して戦争のできる国にしなければならないのだ。」というのが改憲論者の言い分ですが】、という言い方をなさいます。

共産党や社民党の議員さんたちも、「この国を戦争のできる国にしてはならない」という言い方をします。

「戦争のできる国」、・・・うーん、作為的な表現ですねえ。まるで、改憲論者は戦争をしたがってるかのような言い方です。

みなさん、日本にいきなり誰かが攻めてくると思いますか?
植民地時代じゃあるまいし、現在の世界的価値観の中で、本当にそんなことをする国があるでしょうか。

あったとしても、そんな国は国際社会では生きていけません。

私は憲法9条は少し手を加えたほうがいいのではないかと思っていますが、それは現在の自衛隊にきちんとした地位を与え、日本のために働いている、という誇りを持ってもらいたいからです。
海外協力するたびにああでもないこうでもないともめにもめたあげく急ごしらえの法律を作って、身を守る武器もろくに持たされず、危険地域に派遣される自衛隊員のみなさんが可哀想だからです。

それなら、危険地域には行かなければいい、と思われますか?

こちらの記事で書いたように、ほんとうにそれで済むのでしょうか。

もちろん、海外派遣といっても、自衛隊は戦いを目的に行くのではありませんし、それをしてはなりません。

しかし、紛争のある程度おさまった地域での地雷除去、掃海活動などの国際協力、また、イラクにかぎらず、発展途上国の復興支援をして世界の一員としての役割を果たしたほうがいいのではないのでしょうか。

まだまだ安全が確立されていないそういう紛争地域に行く時、武装しなくていいのでしょうか。
自衛隊という軍隊が武器が使えないために、他の国の軍隊に守ってもらう、という妙な状況は改善したほうがいいのではないですか。

現在最も恐ろしい世界の脅威であるテロリストは、たしかに、戦って抑えられる相手ではないのかもしれません。
しかし、まったく話の通じない相手であるのも事実です。

そういうわけのわからない輩が跋扈する世界の現状を見て、身を守ることを考えるのか、さもなくば、徹底非武装の国になって、経済低迷も覚悟するのか、どちらかじゃないんでしょうか。

私は、縄文時代みたいな生活も結構のどかで楽しそうだからいいなあと思いますけど。インターネットはできないけどね。

私ははっきりと「改憲論者」だというわけではありません。「・・・なのではないでしょうか」という文体で書いてきた通り、実はよくわからないのです。

だから、「改正すべきだ」とか「改正すべきでない」と断言する人の、わかりやす〜い意見が聞きたいなあ、と思います。

おばさんですから→人気blogランキングへ

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コメント

robitaさん、

「Q&Aコーナー」を読みました。なるほどとは思いますが、人選は偏っていますねえ。みなさん、今の憲法肯定派ですね。

結局、なぜ憲法を変えるのかというと「日本人の安全のため」ではなく、「アメリカのため」であり、「アメリカのため」になることイコール「日本のため」になるのだという判断なのだと思います。ようはその判断が正しいのか、どうか、ということですね。

投稿: 真魚 | 2005年10月27日 (木) 00時17分

>真魚さん、

>「日本人の安全のため」ではなく、「アメリカのため」であり、「アメリカのため」になることイコール「日本のため」になるのだという判断なのだと思います。<

なるほど、わかりました。

>ようはその判断が正しいのか、どうか、ということですね。<

アメリカが世界を支配すれば(この表現、真魚さんならわかってくださると思うけど)、紛争がとりあえずは収まって、日本も技術支援に出かけられるし経済発展のお手伝いをしやすくなるので、そういう方向に持っていったほうがいいんじゃないかと私は思っているんですけどね。(「アメリカってそんなに悪い?」で書いたように)
このまま皆で「反米」を叫び続けるのが発展途上国にとって結果的に良いことなのかどうか・・・、よくわかりませんけど。

投稿: robita | 2005年10月27日 (木) 09時56分

アメリカは世界覇権国です。政治的には、日本はその他の国々と同様の属国のひとつになっています。このことは日本人として腹ただしいことかもしれませんが、事実なのですからしかたありません。結局、すべてはココなんです。この事実を一番実感しているのは外務省の役人ではないかと思います。日本政府も好きでアメリカのいいなりになっているわけじゃあなんです。しかしながら、超大国の前にヘイコラしなくてはならないわけです。この「ヘイコラしなくてはならないのはなぜなのか」を問うべきなんです。ここで、例えば香山リカが言うように「軍隊持つと安全になるのなら、具体的な数字で示してください」という学級委員長みたいな意見を聞くと、「なにゆうとるんじゃあ」と思うでしょう。ヤクザにショバ代払う時に、「これを払うと本当に安全になるのですか数字で示してください」と言うようなもんです。

投稿: 真魚 | 2005年10月29日 (土) 00時42分

(続き)

それと絶対安全になる軍備なんてものはありません。仮に国家予算の100%全部軍事に使ったとしても、完全な安全を保証することはできません。つまり、どの程度の安全を保証するのかという「程度」の問題なんです。

投稿: 真魚 | 2005年10月29日 (土) 00時43分

>真魚さん、
>超大国の前にヘイコラしなくてはならないわけです。<

私がよく聴いているラジオ番組で首都大学の宮台先生が先日言ってたんですけど、原子力空母が横須賀に寄港することについて、『細田官房長官が「しかたがない」という言い方をしていましたが、ああいう言い方は卑屈でよくありません。「日本は戦略上、その選択をしました」と言うべきなんです。』というような事を言っていました。
アメリカにヘイコラしてるわけじゃない、日本は日本の考えで選択してるだけだ、という「ちゃっかり感」を出していくことが大事なのかな、と思いました。

投稿: robita | 2005年10月30日 (日) 11時05分

robitaさん、

「日本は戦略上、その選択をしました」と堂々と言うべきですが、そうなるとじゃあ非核3原則ってなんだったのかということになります。つまり、日本の現状は言っていることと、やっていることが論理的に矛盾しているんですよ。国民の意思として非核3原則を貫くのならば貫けばいいし、現実に合わないからやめるのならば非核3原則をやめればいいんです。

「日本は戦略上、その選択をしました」というのならば、在日米軍の運営費を日本が支払っている、いわゆる「おもいやり予算」も「日本は戦略上、その選択をしました」と堂々と言えばいいんです。しかし、そうは言えないんです。日米関係の実体を見ると、かなり日本の負担が大きい構造になっているんです。だから、堂々と胸を張って「日本は戦略上、その選択をしました」と言えないところがあるんです。

投稿: 真魚 | 2005年11月 3日 (木) 23時31分

>真魚さん、

横須賀に配備される空母は核兵器を積んでいるわけではないですよね。
「動力」として原子力を使っているだけなので (つまり、単に小さい原子力発電所であって、それは既に日本各地に普通にあるものです)、「非核3原則」に抵触するわけではないと思うのですが。

>堂々と胸を張って「日本は戦略上、その選択をしました」と言えない<

日本が堂々と胸を張るためにはどうしたらいいんですか。

投稿: robita | 2005年11月 4日 (金) 10時41分

核兵器を積んでいるかいないかを日本が検査ができません。相手国の自己申告に依存することと、日本国は非核兵器が「原則」であるということは矛盾します。

広い視野で事実を知ることが必要だと思います。日本は世界帝国であるアメリカの属国であるという事実をまず知るべきです。一般大衆はこのことをすぐにわかるのですけど、自民党の政治家とか知識人はこのことを認めません。属国であるというのことは逃れられないことであって、絶望することはありません。属国であることを自覚していれば、アメリカの好き勝手にならないようにするためにはどうすればいいか考えていけばいいんです。

投稿: 真魚 | 2005年11月 7日 (月) 00時52分

>真魚さん

>相手国の自己申告に依存することと、日本国は非核兵器が「原則」であるということは矛盾します。<

いかなるアメリカの艦船も寄港させられないということですね。
そういえば以前ありましたね、そんな騒ぎが。
核を積んでいないという証明書を出すとか出さないとか。

>自民党の政治家とか知識人はこのことを認めません。<

そうなんですか。認めちゃうとあまりにも情けなくて国としての体をなさないからでしょうか。自尊心というものでしょうか。

>アメリカの好き勝手にならないようにするためにはどうすればいいか考えていけばいいんです。<

これこそが最も難しいことですね。でも、仰るとおり、属国であることを認めちゃう、そこから、ジタバタしないで済む戦略が何か生まれてくるのかもしれません。

投稿: robita | 2005年11月 7日 (月) 12時04分

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