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2005年10月 5日 (水)

株のはなし

ちょっと時間ができたので、更新します。
お休みしている間も、ランキングに票を投じてくださったかたがいらっしゃるようですね。本当にありがとうございました。

村上ファンドの阪神株買いのことが話題になっているので、今日は株の話を少し。

私、しろうとながら株を持っているんです。

最初に買ったのは5年ほど前。何か悪いことをしているような気持ちで、主人にも言えませんでした。

「悪いこと」というのは、私の実家の父が、「株には絶対手を出すな」というそれはそれは堅い人で、その教えがしっかり刷り込まれて、株とは博打のようないけないものだと思い込んでいたからです。

しかし、結婚前から持っていた少しばかりのお金に加えて結婚後もこつこつ貯めたものを、こんな利息でただ置いておくのはタンス預金と何ら変わりはないじゃないの、と悶々とし始めると、思い浮かぶのは主婦でも買える株でした。
頑張ってる会社を応援するのは悪いことではないし、それは市場の活性化にもつながるじゃないか、と意識改革したのでした。

もう一つ、財産はただ寝かせておくのは罪だ、と私が解釈した聖書の一節を思い出したからでした。

別にクリスチャンではありませんが、ミッションスクールで日常的に聖書に親しんでおりました。

天国とはこのようなものである、としてイエスが弟子達に語ります。

 【主人が3人の僕(しもべ)に自分の財産を預けて旅に出た。
時がたって主人が帰って来た時、一人の僕は渡されたお金を元手に商売をして倍に増やし、主人に返した。もう一人の者も同様にした。
しかし、3番目の僕は、預かった金を失うのが怖かったので、土に埋めて隠しておき、元のままの金額を主人に返した。
主人は財産を増やした僕たちの行動にはたいそう喜び、二人にさらに多くの仕事を任せることを約束したが、増やす努力を怠った僕を怠惰だと厳しく叱責した。】(要約ですので、お読みになりたいかたは、新約聖書:マタイによる福音書第25章14節をどうぞ)

そのあとに続く主人の言葉はさらに残酷で、

 【おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。
この役に立たない者を外の暗い所に追い出すがよい。彼はそこで泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう。】

聖書の授業や礼拝でのお説教で、このたとえ話の解説を聞いた覚えがないのでよくわかりませんが、これはたぶん、現世で徳を積む努力をしない者は天国には行けない、という意味であろうと思います。

しかしそれでも、これはその通りお金の話として受け取っても、的を射た教訓だと思います。銀行に預けるのがバカバカしくなるような低金利が続くうち、この一節をよく思い出すようになり、「お金をただ抱え込んではいてはいけないのだ。たとえ少額でも活用したほうが賢い。」と思うようになりました。

私はもともと、ハウツーものを読むのがめんどくさい性分なので、それまでの株価の変動などまったく気にせず、単に「無添加でおいしい加工食品を製造販売している良心的な食品会社」を優良企業と見込んで、買ってみました。

最初のうちは、株価が下がろうが何しようが、配当金だけでも銀行の利子よりずっと良いのでそれだけで喜んでいましたが、5年たった今、その会社の株価は倍近くに上がっています。私はたぶん底値で買ったのでしょう。
もちろん、株価が上がったといっても、売ってないわけですから、差益を受け取ってはいないし、上がり分だってお金に換算してもたいした額ではありませんが、何となく懐が暖かい。
株投資を始めたのは、もちろん「お金がほしいから」に他ならないのですが、「優良企業への支援であり、市場の活性化に一役買っている」という、よい子の誇りもあります。

ちかごろはデイトレードで一日に何回も売り買いをして稼ぐというやり方がはやっているようですね。やってみようかと思ったこともありますが、これこそ何かギャンブルやゲームのような気がして抵抗があります。やっぱり「企業を応援する」「更に良い仕事をしてもらうために投資する」という本来の目的を重視して、配当金目的、長期保有で行こうと思います。

しかし、私が株を持っている企業も、信頼しているとは言え、いつなんどき不祥事や事故などで存亡の危機に見舞われるかわかりません。
下手するとすべてパーになってしまうかもしれないのです。
草葉の陰から父に「あほ、わしの言いつけを守らんからや」なんて叱られる時が来るのかなあ、なんてちょっと心配しながら、時々株価をチェックしています。

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コメント

 私の友人は日経平均で8千円くらいの時に株を始め、自分はというと勉強している内にどんどん上がり底値で買えたなんて言ってみたかったのですがそんなタイミングも測る事はできず、とにかく株を買える環境を作ろうと思いたちつい最近JASDAQの個別銘柄を買いました。私の場合、安定より夢をとりました。怒られそうですが・・・。
  
 私が株の勉強をして役に立つと思ったのは新聞がおもしろくなる、の一点です。例えばカトリーナ、原油高、人民元切り上げ・・どれを取っても局地的な捉え方で無く世界規模で思考できるようになります。きっかけは何であれ幅広く興味たせてくれたので後悔はしていません。
 
 robita様が株をお持ちと言う事でそっちの話しも出来るのかと喜ばしく思います。

投稿: tomo | 2005年10月 5日 (水) 21時13分

>tomoさん、

>友人は日経平均で8千円くらいの時に<

そういえばそんな時ありましたね。私が買ったのはもう少し上がってからだと思います。だから底値じゃなかったかも。
私は売り買いをあまりしていないので、株のことほんとに何もわかってないんです。
スーパーでの買い物レベルで企業を選んでますから、それと、環境保護に配慮した技術開発に力を入れている会社とかね。

でも、若い方は株のこと色々勉強して、大いに夢を育んでください。株投資をどんどんしろ、とは奨めませんが。責任とれないもん。

投稿: robita | 2005年10月 6日 (木) 14時30分

この記事の冒頭少し書き換えます。
知り合い同士、組織票で上げてるような誤解をされかねないので。

ランキング上位のブログはたしかに納得のいく素晴らしいものばかりですが、中には「どうしてこれがこんな上?」と思うようなものもありますね。
「注意事項」に「お友達同士で定期的にクリックし合う行為は禁止」みたいなことが書いてありましたが、そういうことをする人たちもいるのかな。ずるいぞ。

投稿: robita | 2005年10月 6日 (木) 14時31分

主婦のためのサイトを開設いたしました!
マイページも実装して、個人のブログとしても利用出来ます!
http://yome-log.jp/yomelog/ab
お姑さんや男性陣に対する不満など、日頃口にして言えないことはよめろぐに書き込んでストレス発散してくださいね!!

投稿: よめろぐ管理人 | 2005年10月 7日 (金) 13時44分

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» われは非情か [Hotta World:: 「活・喝・勝」]
これからの経営は、”情より理”が重要だ。 村上世彰氏率いる投資ファンド(村上ファンド)が阪神電鉄の株式を買い進めている。タイガースファンも穏やかでないらしい。 彼が動くと、いつも経営者たちは、揃って反発する。阪神電鉄の西川社長も「会社存亡の危機」と話した。 ... 主婦のためのサイトを開設いたしました! マイページも実装して、個人のブログとしても利用出来ます! http://yome-log.jp/yomelog/ab お姑さんや男性陣に対する不満など、日頃口にして言えないことはよめろぐに書き込んでストレス発散してくださいね!! [続きを読む]

受信: 2005年10月 5日 (水) 16時21分

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