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2005年10月16日 (日)

続・交渉力・ゼロ

前エントリーにととさんからご意見をいただいたので、その返信です。

 >全面対決は,自分の消耗が激しすぎるからね<

そうなんです。仰るとおり消耗するんです。
その都度交渉なんかしてると、相手の機嫌を直すのにものすごいエネルギーが必要で、それだけで疲れちゃう。子ども3人いるのに、毎回毎回交渉なんかやってられませんて。

私は普段はニコニコ「はいはい」と持ち上げ、可愛い妻をやってですね、一、二年に一回ぐらい、きっかけをつかんで思いを聞いてもらいました。
「私はこう思うがあなたはこれについてどう思うか」「あなたのこういうやり方はこれこれこういう理由で非常に理不尽だと思うがいかがなものか」「私は仲の悪い夫婦になりたくないのでぜひともこういうことを解決したいと思うのだが、あなたはそうは思わないか」と、まあ、「理詰め」ってやつですね。
扱いにくい性格の人なので大変でしたよ。そりゃあもう死闘でした。

でも、ふだん喧嘩しないからきくんですわ、これが。

ととさんは「交渉も出来る相手と出来ない相手がありますからね」と、仕事上の上司の例を出されました。いますよねえ、「人の話を聞かない」「問題点が見えてないのは自分なのに、部下をバカ呼ばわりする」「飲み込みが悪いくせに頑固」みたいな人。
バカでも素直なら許せる。でも、バカで頑固、これが一番困る。

業務に差し支えることを考えれば、ひたすらへいへいと頭を低くするのは辛いところでしょうが、いずれはいなくなるし、そういう困った上司であれば、職場のほかの人たちも同じ思いを抱いているわけで、救いがあります。みんなで愚痴でも言い合ってれば何とか発散できるでしょう。

でも、配偶者の場合、交渉が出来る相手だろうが出来ない相手だろうが、一生つき合っていかなきゃならないのだから、覚悟を決めて交渉するしかないんです。
めんどくさがってる場合じゃないです。

また、上司は選べませんが、夫は自分で選びましたね。そうですね。
日本昔ばなしみたいに、怪物に「わしの嫁になれ〜!」なんて強奪された村娘じゃないんですから、だいたい皆さん納得して結婚したことと思います。

亭主選びも自己責任が伴うと私は思っているので、結婚生活を持続させたければ、自分の力で何とかしなきゃいけないんじゃないかと思うんです。

もうほんとに嫌いになっちゃって顔も見たくないというほど修復不可能なら、離婚も仕方がないかな、と思うけれど、松坂慶子は渡哲也のこと「尊敬してる」って言うじゃありませんか。
尊敬してるのに別れたいとはこれいかに。
結局、こんな真面目一方のつまらん男に一日中家にいられたら息がつまってとても耐えられないという「夫在宅ストレス症候群」をいち早く察知して手を打ったということじゃないんですか。
夫と真剣に向かい合う努力を何一つしないで、定年を迎えたから、待ってましたとばかりに「別れましょう」だなんて、これじゃあ、だまし討ちだ不意討ちだ闇討ちだテロリズムだあんまりだ。ひどいよ。(たかがTVドラマになに腹たててるんだ)

しかしまあ、松坂慶子も社会の荒波に漕ぎ出せば、亭主より始末の悪いのに出くわす可能性も大でありましょうし、その時初めて妻は夫の優しさに気づくのであった、・・・なーんて展開だったら面白いんですけど〜。

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コメント

さすがですねぇ.robitaさんの仰ることは,ほんとに正論だと思います.
世の中の女性がみんなrobitaさんみたいに,理性的で知性があってエネルギーのある人ばかりなら,最近言われているような家庭の危機なんてありなかったと思います.

私はこの奥さんは,選んだんだと思ってます.まるで職場の上司のような上からモノを言うダンナと交渉し,自分の心地よい場所を広げていく努力と,世間の荒波の中にひとりで漕ぎ出して,貧乏してでも自分でなんとかする努力,それを比べて後者の方を選んだのであろうと・・・.

(続く)

投稿: とと | 2005年10月16日 (日) 17時27分

(続き)

中年女がひとりで生きていくなんて相当しんどいことだけど,robitaさんのように結婚当初からきっちり努力してこなかった結果が,この離婚なのでしょう.離婚は夫にとってだけでなく,妻にとっても悪い結果であり,彼女としてはそのつけを払うようなものじゃないかと思います.

夫ですか?もちろんかわいそうです.前回のコメントにも書きましたが,このパターンは夫にとって最も残酷ですからね.robitaさんがあんまりだと言われるのもわかります.
でも状況としては夫のほうに有利なので(経済的には圧倒的有利ですよね),気持ちの整理さえできればかえって楽かもしれません.もし,妻がいなくて不便だと思うなら,そりゃ妻を家政婦として使おうと思っていた証拠で,それなら妻が出て行ったのは正解かもしれないです.

投稿: とと | 2005年10月16日 (日) 17時28分

>交渉も出来る相手と出来ない相手があります。

うちの母がよく言うせりふです。
母は育児の他にも、祖母(姑)との確執に多大なエネルギーを費やしていましたし、父とまでもめたら私の居場所はなくなるとも言ってました。

よき妻として家庭を円満に保つ責任やらプライドやら、言葉にしなくたって察しぐらいつくだろうという思い込みやら、いつか気付いてくれる、分かってくれるという妄想やら。
最初は愛があればこその辛抱だったりもしたのですが、ある日ぷつんと切れてしまったそうです。

やはり、夫婦は熱いうちにいっぱい喧嘩しておかないと、熱が引いて冷めた頃にひとつになってるはずのものが、二つのまんまってな事になっちゃう気がします。

投稿: haru | 2005年10月17日 (月) 03時58分

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