もしかしたら崇高な新聞
日本の最近の右傾化(実は右傾でも何でもなく、まっすぐになりつつあるだけだと私は思っていますが)の流れで、反日新聞と揶揄される朝日新聞への風当たりが強くなっています。
うちは昔から朝日しかとったことがないのです。昔からその紙面作りに慣れているせいか、たまに銀行や待合室などで他の新聞を読んでも何か朝日のような格調高さを感じず、違和感を覚えてしまいます。
朝日のスタンスは「日本国の新聞」という観点から考えると確かに変ですが、私自身は、「愛国的」とか「右寄り」とか「日本人としてまとも」などの、「大いに賛成できる意見」もまた、朝日新聞を読むことによって知りました。サンケイも読売も知りませんから。
で、どうなんでしょう。
朝日新聞は伝統ある大新聞社であり、そこに所属する人たちも大変頭の良い人たち揃いであると思います。
そんなに頭の良い人たちが「まともな国への道」を見誤るわけがないとは思いませんか?
朝日はもしかしたら、嫌われるのを承知で反日スタンスを打ち出し、国民に「考えさせようとしている」のではないだろうか?
そこには損得勘定抜きの崇高な使命感があるのではないか。
いや、損得勘定で言えば、むしろ、怖いもの見たさで朝日を取り続けている人や、朝日がよく載せる「右寄り評論」を読みたい人たちによって一定の発売部数を保っているのかもしれないし。
・・・う〜ん、そう考えると、あの朝日の頑迷ぶりは合点がいかないでもないぞ。
朝日新聞は日本になくてはならない新聞なのかもしれませんよ。
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コメント
読み手に判断力があれば問題ないということでしょうか?
確かに楽しめるようですが、本質は最後の共産主義の砦、中国崇拝ということでしかないでしょうね。
上級サヨクは日本を中国の属国にしたいだけ狙いがあるわけですが、下級サヨクは斜に構えてインテリ振りたいだけという見方があたっていると思いますよ。
この辺を眺めてみるとそういった思いに到達します。
http://www9.big.or.jp/~cumy/sayoku/index.shtml
投稿: 岩手の田舎人 | 2005年11月 2日 (水) 18時40分
どうも初めまして(^^ゞはちやん!!といいます。
少し視点・はずれますが、世の中情報氾濫の世。とすれば、
何が崇高であるとか、ないとかどこで判断するか・その基準は何であるか? そう!岩手の田舎人様の“読み手の判断力”が大事かと思います。そうしてくると、次なる問題は、読み手の価値観がどうなのかが、問題になってくるように思います。 その上で、読み手が情報の中の“真実”を見極める目が大事になってくるでしょう。 今は地球全体が一つの“和”になることが大切な時代・世紀に入ってきたと観ずるのですが、そのための方途はなにかを模索していかなければならないと思います。
投稿: はちやん!!(1) | 2005年11月 2日 (水) 19時13分
追記
【新聞について】どうも新聞を見ていて、全般的に言える事は暗いニュースが後を絶たない。ニュースだからと言ってしまえばそれまでだと思うのですが、楽しい・明るいニュースだって、もっともっと沢山あると思うのですが、いかがなものでしょうか。 少しはずれたコメントになったことお許しください。 (^^)/~~~
投稿: はちやん!!(2) | 2005年11月 2日 (水) 19時14分
robita様は朝日しか知らないとおっしゃいますが、robita様の今までの論調を見る限り読売寄りになってきているのでは?と思うのは私だけでしょうか?
憲法解釈のスタンス一つ取っても世論調査の結果を新聞別に比較するとはっきりと情報操作・煽動している事がわかります。評論家や大学の教授のようにそれを商売としているわけではないので毎日複数の新聞を購読ってわけにはいきませんが、大きいニュースの時にコンビニで違う新聞を買ってみるのもおもしろいです。
私の世代は高校受験の際、朝日の「天声人語」を読んでおけばいいと先生に言われいかにも格調高いもののようにすりこまれていました。これは学校の先生にそちらよりの団体があるからではないでしょうか?
投稿: tomo | 2005年11月 3日 (木) 03時29分
>みなさま、
コメントありがとうございます。
逆説です。ブラックジョークです。へたくそなジョークでごめんなさい。
最近の記事などで真意はおわかりいただけるかと・・。
>岩手の田舎人さん、
お名前は依存症さんのところでお見かけしております。ブログはお持ちではないのですか。
サイトの紹介ありがとうございます。
>インテリ振りたいだけ<
10/30エントリー「戦争しないでね」で書いたのですが、結局は人生観の違いなんだろうなあ、と私は思います。
個人の人生観で国を滅ぼされちゃかなわん、というのが私の思いです。
投稿: robita | 2005年11月 3日 (木) 11時25分
>はちやんさん、
>何が崇高であるとか、ないとかどこで判断するか<
上のコメントで書いたように、改憲か護憲かというのは単に個人個人の価値観によるものではないのかなあ、と思います。護憲派というのは「憲法9条を残すためなら日本は滅びてもいいのだ」と思っている人たちですよね。
>楽しい・明るいニュースだって、もっともっと沢山あると思うのですが、<
ありますあります。
だいたい世界中で日本ほど幸せで豊かな国はないのではないですか。(護憲派に「憲法9条のおかげ」と言われそうですが)
あとは、国防の任務につく自衛軍に誇りを持って仕事をしていただきたい、これだけです。
投稿: robita | 2005年11月 3日 (木) 11時29分
>tomoさん、
私は本当に新聞は朝日しか読まないんです。
だけど、朝日は「まともな評論文」もよく載せるんですよ。
池内恵さんとか、北岡伸一さんとか、クライン孝子さんとか、まだあると思いますが、ちょっと思いつくだけでも。
対論もよく掲載されるので、私は「右や左や真ん中」色々読んで判断します。
>情報操作・煽動している事がわかります。<
あ、そうなんですか。ずるいですね。
とにかく、「戦争のできる国にする」なんていう言い方で物事を単純化して喧伝すれば、純朴な人たちが不安に思うのは当然ですよね。
>「天声人語」<
私の世代もそうでした。
朝日はスタンスはともかく、コラムなどはとても面白いのです。
しかし、いま考えると昔はひどかったですね。
国民の多くが左翼思想に染まっていました。
>読売寄りになってきているのでは?<
私は最初の頃から変わってきていますか?
投稿: robita | 2005年11月 3日 (木) 11時34分
すみません。字数制限が嫌なので自分のブログにトラバさせていただきました。
投稿: tomo | 2005年11月 3日 (木) 13時16分