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2005年11月18日 (金)

「その次」を考える

私たちはよく、アメリカや日本政府の悪口を言います。でも、「その次」がありません。
「悪口」や「不平」だけだったら誰でも言えます。

「日本はアメリカの言いなりになるな」→言いなりになりたくないのならどうするのか。

「アメリカはイラクから引き揚げろ」→そのあとイラクはどうなるのか。

「今の改革は弱者いじめだ」→じゃあ、国の財政再建はどうするのか。

大衆というものは「こうしてほしい」「ああしてほしい」と政府に要求するだけでいいのかもしれませんが、紛争の絶えない発展途上国など見ていますと、大衆があまりにも考えないと物事は前に進まないものだなあ、と思います。
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アメリカは悪い国だ、と反米の人々は言いつのります。

イラクでの死者の数に戦慄し、世界中が、何たることか、と大国の暴挙を批判します。

そして、覇権国アメリカの「石油利権」「武器産業の保護」「ユダヤ人支配」などに絡む陰謀をもって、汚れた国、と断罪します。

それは確かにあるでしょう。しかし、悪いところばかり取り出して批判するのはフェアではないと私は思います。アメリカは悪魔の国ではないのです。

イラクの紛争を「戦争」と人は普通に呼びます。

でも、攻撃当初から、私はその表現にどうも違和感を感じていました。

9.11以前、戦争というものは、ひたすら「領土争い」「利権争い」が原因で起こってきましたが、あの時以降、「戦争の原因、形態が変わった。対テロという形に変わった。」ということがよく言われます。

それはどういうことかというと、国と国との争いではなく、どこにいるのかわからない国際的な犯罪集団を相手にしているので、仕方なくテロ支援国家となっている国を攻撃して燻り出すしかない、ということだと思います。

私はあのイラク攻撃に、「凶悪犯罪の温床であり大量の銃器を隠し持っているヤクザのアジトに警察が強引にガサ入れに踏み込んだ」、という印象を持ちました。その情報は「でっち上げ」であったのかも知れませんが、とにかくそういう理由で押し込みました。

でも、危険な兵器類は見つからず、善良な市民や米兵が多数死亡し、その残酷さのあまり世界中が「戦争反対」と叫びます。

たぶん、アメリカはイラクを攻撃しなければ良かったのだと思います。
独裁政権をそのままにしておくほうが良かったのだと思います。たとえその独裁政権が多くの人々を不幸に陥れている事実があったとしても、そんなことには目をつぶればよかったのです。
そうすれば、世界中がこんなに反米で盛り上がることもなかったでしょう。

アメリカが利権確保をねらって中東に手を出すのは事実なのでしょう。
しかし、一方で、「中東を平定して、民主主義を広めたい」という使命感もたしかにあるのではないでしょうか。

私は世界中がアメリカの味方をすれば、とりあえずは混乱は治まるのではないかと思っています。→(「アメリカってそんなに悪い?」)

テロリストが「犯罪者」であるのは明白です。

よく、「戦争はいけない。なんとか話し合いで」というふうに言われますが、警察と話し合おうという凶悪犯がいるのでしょうか。

日本国内でだって、極悪非道な凶悪犯罪がよく起こりますね。

そういう凶悪犯罪者を、「社会がこういう人たちを生んだのだから、私たちの社会こそ反省しなければならない。」として、同情ばかりするでしょうか。

犯罪者を根絶やしにすることなんかできません。
どんな社会だろうと犯罪というものは起きます。

テロリストは貧しくなんかないと私は思うんです。主張と行動がまるで矛盾しています。→(「テロ・ビジネス」)

恨みや妬みだけで殺されちゃたまりません。

アメリカは批判されるけど、アメリカ人一人一人は、ごく普通の善良な人々であろうし、ましてや悪魔などではないのです。

では、ブッシュ政権がいけないのか。

私はやっぱり、国民が「考えない」からだろうと思います。

もし、自分たち自身「アメリカには世界の警察たる使命感などない。警察を名乗るなどおこがましいにもほどがある」と思うなら、反戦運動をするより先に、なぜ、「石油はいらない」「豊かでなくてもいい」と言えないのか。

なぜ、「京都議定書にサインをしろ」という要求がアメリカ人自身から出て大きな声とならないのか。

結局みんな豊かで快適な生活を捨てるのはいやなんじゃないですか。→(「太ったアメリカ人」)

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コメント

ちょっとrobitaさんと考え方が違うかもしれませんが、

京都議定書について書いたので(3部作です。。笑)

トラバしときますね。。

投稿: あるとき | 2005年11月23日 (水) 00時25分

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(この記事は「京都議定書について」、「いろんな立場」の続きです。) 僕は小さいと... ちょっとrobitaさんと考え方が違うかもしれませんが、 京都議定書について書いたので(3部作です。。笑) トラバしときますね。。 [続きを読む]

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