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2006年5月31日 (水)

柔軟な心

「メイド・カフェに想う」にコウイチさんからご意見をいただきました。
以下、コウイチさんの言葉を引用しながら書きますが、コウイチさん個人に向けた記事ではありません。

私は「男たちが頼りないという今の状況は女が作ったものだと思っている」と書いたのですが、それについて、コウイチさんは、「メイドカフェに代表される『萌え』というものにハマる男たちについては、実のところ本当に女性が原因なのかな、と個人的に疑ってます」と言います。

たしかに、「女が強くなったから、男はかしずいてくれる従順な女を求めて、メイド・カフェのような場所に行くようになったのだ」というんじゃ、短絡的すぎますよね。

メイド・カフェの出現と、世の中の男が全体的に頼りなくなった、ということは、別問題として考えましょう。たしかに、「メイドカフェに萌えの男たち」と「頼りない男たち」は同じではありません。

だから、いったん、ここは「メイド・カフェ」のことは置いといて、それでも私は、「女というものを含有する社会の動きが、否応なくこういう状況を作り上げてしまった」のは事実だと思っているのです。

これは「女性が悪い」とか「女性の責任」だとか、そういう話ではなく、たぶん、人類のたどらざるを得ない道、つまり「必然」だと思うわけです。

人類が「知性」を備え、「自由」「平等」という概念を手に入れた時から、人類のたどる道は決定されたのです。

「フェミニズム」も「環境破壊」も「飢餓」も「戦争」も、おそらくは人類の必然でしょう。「知性」を持った人類が「自由」「平等」を叫べば、当然のごとく生き物としての生活に軋みは生じるでしょう。

・・・・・、とまあ、なんか、だいそれた話みたいですが、これは実に単純な話だと思います。

社会学的には、ひとつひとつの事象についての因果関係を検証することに意味があるのでしょうが、「人類の行く末」という枠でとらえると、大筋が見えてくるんじゃないですか。

そんなこと言ってたらみもふたもないじゃないか、と思われるのは当然です。

しかし、男と女の問題は学問じゃないんじゃ。全体を見渡すには年令が必要なんじゃ。亀の甲より年の功と言うじゃろ。

コウイチ氏 【解決するのに男にコミュニケーションスキルを磨かせるのか、robitaさんの書いた男心女心の記事にあったような「いい女」を増やすのか、両方やるのか。】

男が弱くなった状態を解決する方法は、だから、民主主義をやめること、じゃないでしょうかね。

「話にならん!」と思ったあなた。

「解決法」というのは、「誰かが考えて誰かがそれをやらせる」ということですね。

民主主義の世の中で、誰がそれをやらせるんですか。

ありがたい民主主義のおかげですべてのことはがんじがらめです。

しかし・・・・・、ありがたいことに、「誰かに」やらせられなくても、自らの心を自律心をもって動かすきっかけになる「人との交流」という方法があります。

現実世界のコミュニティだけでは限られたものになってしまう交流が、ネットの世界では無限に広がります。
ありがたい民主主義は、誰でも自由に考えを発表できる空間を作ってくれました。なんとありがたいことでしょう。

洪水のように溢れ来る情報や意見を賢く取捨選択し、受け入れる柔軟な心を持った者だけが、結局は得をするようになっているのかもしれません。

人を幸せにするのは、民主主義、というより、ひとりひとりの柔軟な心なのではありませんか。

今まで書いてきたことは、「頼りない男たち」へのアドバイスになっているかしら。

_____

コウイチブログの記事「資金調達」の中、【ニート最強宣言】を読んでみてください。
若い人には迷って悩んであわてふためいてほしいけど、こういう面白い文章が読めるのだったら、若人の達観もなかなか興味深い。

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コメント

こういう柔らかい話になって、やっと書き込みが出来ます。なんちゃって。

私は、「頼りない男」が出てきてしまうのは民主主義のせいというよりも、男自身が「男というもの」についてわかってない。知らない、わからない、教えてもらえない・・という事が原因に思えちゃうんですよね。

女の子は家庭の中で、母親と話すわけですよね。
それほど多くを話さない子でも、男の子に比べたらやっぱりその話す時間とか話題を共有することって多いと思うんです。
男の子は母親の意見を「親として」聞く事が多く、お母さんの方も「男の子って優しいけど難しいのよね」なんていう次元で終わってしまうのではないですか?

格好のお手本は側にいる父親なんでしょうが、この父親自体がうまく言葉を操れない。男の子が求めている言葉を与えることが出来ない。

こんな事だけで済ませる問題ではないけれど、男の子は育つ過程でちょっと不利なのかもしれませんね。

投稿: いのっぴ | 2006年6月 1日 (木) 02時28分

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投稿: ぴーかん | 2006年6月 1日 (木) 12時15分

>いのっぴさん、

>こういう柔らかい話になって、<

こういう話のほうが楽しいですよね。ちょっと前も「シャイな男」の話でずいぶん盛り上がったんですよ。
ただですね、社会現象(個人の思いに関わる)と国家体制やら国際問題はやっぱりつながってるんですよ。そうじゃないですか。だから私はいつもおおもとのところを問題にするんです。

>私は、「頼りない男」が出てきてしまうのは民主主義のせいというよりも、男自身が「男というもの」についてわかってない。知らない、わからない、教えてもらえない・・という事が原因に思えちゃうんですよね。<

いいや、戦後民主主義のせいです。(笑)
女の子が母親とよく喋る、というのは昔からそういう傾向はあったと思うので、「女の事情」をよく理解しないがゆえの「頼りない男性」の増加、という考え方は、ちょっと違うかなあ、と思います。

>男の子は育つ過程でちょっと不利なのかもしれませんね。<

これは言えます。
しかし、その「不利」を「有利」にすべく育て方を変える、つまり、例えば、母親とぺちゃくちゃお喋りするような男であれば、なおさら、女は敬遠するのですよ。いくら「女の気持ち」がわかる男であったにしても。

投稿: robita | 2006年6月 1日 (木) 16時07分

robitaさんこんにちは。

頼りない男ってやはり増えてるんですか。
よくわからないのですよね、その辺の感覚って。
一緒に働いている若い子を見ていても、そんなに無責任だったり頼りないわねって思うことは少ないので。

周りのママさんの話しを聞いていても、本当にかかあ殿下ってところはほとんどなくて、最終的にはだんなさんの決断が第一なんですよね。鶴の一声じゃないですけど、夫の意向が何より。少々自分の意に反しても、パパが言うから…とそれなりに納得したりする人が圧倒的。
ただ、その決定に至るまでに夫婦で意見の交換がされていて妻の意向をある程度くみ上げてる作業があるからこそ丸く収まるという面はあるのですが。

私も夫の意見は一番尊重しています。私は結構浅知恵なところがあるので、いざと言うときの決断は夫に委ねた方が間違いがないことが多いです。でも、夫の側も同じみたいで、仕事上で悩んだり迷ったりすると意見を求められることが結構あります。

これを頼りないと思うのかどうかは人によるのだと思いますが、少なくとも私は頼れると感じてるのですよね。仕事を家庭に持ち込むなんて論外って人もいるでしょうし、そういう人から見たら頼りない男が溢れているのだろうなあって思います。

柔軟な心っていい言葉ですね。確かに本当に必要なものかも知れないなあって思います。柔らかいってことは一番強いことのようにも感じます。

さて、柔軟な心を持った人に育てるには…
う~ん親がお手本かなあ。む、難しい(汗)

投稿: haru | 2006年6月 3日 (土) 10時16分

>haruさん、

>頼りない男ってやはり増えてるんですか。
よくわからないのですよね、その辺の感覚って<

そうなんですよ。
よくわからないですよね。
私たちはマスコミに踊らされているのかもしれません。

ここできちんと整理しておきましょう。
「結婚しない人」「結婚できない人」が増えているのは確かで、それを私たちは心配してああじゃないかこうじゃないか、といろいろ考えていますよね。

で、そういう人たちの結婚しない理由はさまざまです。
「素敵なのになあ。こんな人なら引く手あまただろうに」「これぐらいの人ならちょっと前なら苦労なく相手が見つかっていたろうに」と思われる人から、「こーんな男(女)だからだめなのよ」と思われる人まで、いろいろです。

もちろん、「断じて結婚しない」という独身主義者もいるわけで。

そういういろいろな人の中で、「頼りない男」が増えているのかどうか、実際のところはわかりません。

でも、報道によると、「日本の男は頼りない」などと、若い女性は言うわけです。

ほんとうのところはどうなのか。うーん、わかりません。

>柔軟な心っていい言葉ですね。確かに本当に必要なものかも知れないなあって思います。柔らかいってことは一番強いことのようにも感じます。<

いろんなタイプの人と交流して揉まれることですね。
揉めば揉むほどたいていのものは柔らかくなりますから。


投稿: robita | 2006年6月 3日 (土) 10時39分

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