「狭量な国粋主義は愛国の体を成さない」
「必需品としての愛国心」に、ととさんが書いてくださったコメントを読みながら、「うーん」と、そこかしこで立ち止まってしまいます。愛国心に対する基本認識のあまりの違い(違いというより、これはまったく土台が異なるのではないかという思い)に、何を言っても徒労に終わるのではないかと一種あきらめのような気分に陥ります。これは、ととさんの側からしても同じことなのだろうと推測します。
この議論のフィールドの違いは、年配者と若者の世代間のギャップによるものではなく、年令に関係のない「認識の違い」と私は思います。
徒労に終わるのではないか、などと、最初から疲労感を覚えてしまっては、良い国を作ることなんてできませんから、私なりに奮起して、少しずつ書いていくことにします。愛国教育に懐疑的なととさんとtomoさんに答える形で書いていくと思いますが、お二人に対する直接的な返答でない部分も出てくるかと思います。「そんなことは言っていない」と思われる文章には、単に私が普段から思っていること、とご理解いただけると有難いです。
ととさんのコメントは正しく、一つ一つに同感です。
>中国についてですが,あの国の人たちの愛国心は、<
いやですね。排他的で。
誤解があるようですが、私は中国のような愛国教育を是としているのではありません。
私は「狭量な国粋主義は愛国の体を成さない」と思っていますが、ほとんどの人は同じように思うんじゃないでしょうか。中国のような愛国教育は、かえって国益を損なうと思うのですが、あのような形で教育せざるを得ない共産党独裁政権の哀しさを感じますね。彼らは是が非でも政権を維持しなければならない。必死なのでしょう。
「教育」というのは、言うまでもなく、「個人としての質を高める」ということと「国民としての意識を持たせる」という二つの柱があるわけです。
中国のような国粋主義は否定して当然だけれども、「国家国民としての教育」という国家存続のための最低限の教育までも否定はできないのではないですか。
日本のような国で愛国が国粋主義に移行するとは私にはどうしても思えません。私は日本人のその点での健全さを信じていますから。
>マスコミの流すことですから,この意見が100人中90人なのか,100人中1人なのかわかんないですよね.メディアは,センセーショナルなことや,珍しいことを好みますので.この場面でのみ若者の意識を理解してしまったら,判断を誤るかもしれません.<
そうですね。でも、日本人が領土に無関心なのは、何も私が言わなくても、多くの人が指摘するところです。日本人に蔓延する無関心を象徴的にとらえた場面と理解してください。
この「若者」のところを「おばさん」や「おじさん」に置き換えてもいいのです。
私もついこの間まで領土に無関心だったし、日本がこんなに広い海域を所有しているなんて知りませんでした。学校でそういうことを教わった記憶もありません。
>そう考えると,領土のことを大切にしていなかったのは,若い世代なのではなく,国を動かしてきた人たちだとも言えます.(そういえば,拉致問題に知らぬふりを決め込んで,北朝鮮にコメを送っていた自民党議員もいましたしね.)<
まったく仰るとおりです。
>それが全部"左翼"のせいだったのかどうかは知りませんが,一応,政権を持っていたのはほとんどの期間自民党ですので,自民党の中に"左翼"がいたのかもしれません.<
自民党内の左翼、というのでなく、「北朝鮮利権」というものが存在し、甘い汁を吸っていた政治家が自民党の中にも左翼政党の中にも存在したということです。まったくひどい話です。言いたくない言葉だけれど、まさに「売国奴」ではないでしょうか。
でも、考えてみるに、こういう利権がらみの政治家でなかったとしても、北朝鮮にはっきりものを言ったり、不審船を追いかけ、捕まえて尋問したりできなかっただろうなあ、と思いますよ。日本はそういう毅然とした態度がとれない国家体制になっているからです。
>愛国教育という,個人の心に触れるような法律を作るとき,多少臆病になっても「よく考えよう.100年後もこの法律が残ることを考えて,いろんなことを想像してみよう」という日本人は,私はすごく健康だと思います.
愛国教育にためらいを感じると発言できる日本のことを,私は大好きです.<
「個人の心に触れる」ことと、「国を大事に思い、その発展を願う」こととはまったく別の問題だ、といくら言っても無理なんでしょうね。
そこがどうしても連動してしまうのは仕方のないことなのかな。これについてはどう言ったらいいのか、おいおい考えていくことにします。これを読んでる人が何か良い言葉をかけてくださるといいのですが。
>ちなみに私の愛国心は,勤労と納税で実行しております.<
国民の義務ですね。
ととさんの仰る愛国心は、この場合、「良き国民としての公共心」という意味だと思います。
>それに比べて一部のお役人の官製談合やら,天下りやら,無意味な施設の建設やら,私からみると愛国心のかけらもありません.<
まったく仰るとおり。どうしてこんな役人がいるのか、どうしてその強固なしがらみを壊すことができない政治家しか生まれないのか、それが問題ですね。
>だからrobitaさんのお嫌いな"左翼"の人も,「国を愛する」気持ちから自分の意見を言っているだけなのではないでしょうか?<
私だけがお嫌いなのではなく、近年の左翼勢力の凋落は日本人が目覚め始めたことの表れだと私は思っているのですが。
愛国心教育が特に必要でないというなら、それでも私はいいんじゃないか、と思っています。
公の意識や道徳を教えるだけで独立国としての誇りを持つ国民ができるのかどうか、私にはわかりません。
しかし今の子供たち、若者たちが変だというなら、どうしてそうなったのかを本気で分析してみなければなりません。
私は「昔から大人は子供の行状には悩まされてきた。イジメもあったし、不登校もあったし、少年犯罪だってあった」と思っていますが、こういうことだけはなかったのではないか:
学力低下
学級崩壊
家庭内暴力
親殺し
若者の無気力
たしかに、こういったことも、昔からあったでしょう。
しかし、多い。びっくりするほど多い。
こういうことが、個人主義に重きを置くあまりの「この国を大事に思わない心」からきているのか、そうでないのか、それは私にはわかりません。
愛国心教育などしなくたって、日本の精神の荒廃はなんとかできる、というのだったら、別にそんなものわざわざ教え込まなくたっていいですよね。
でも、それが必要だ、という人たちは、通りいっぺんの道徳教育だけではもうどうにもならないのではないか、という懸念があるから、「日本人としての誇り」を取り戻そう、国の精神を荒廃させてはならない、と思うんじゃないですか。
大人がきちんと模範を示さないからだ、という人がいますが、そもそもその大人にしてからが愛国心教育を受けていないのです。いまさらどうやって大人を「しっかりせよ」と再教育などできるでしょうか。今から子供たちを国家が責任をもって教育するしかないじゃありませんか。
領土のことにしても、竹島や尖閣なんか失ったって、別に国益にそう影響があるわけじゃない、というなら、韓国にでも中国にでもお譲りしたっていいと私は思うんです。
でも、国の大きな損失になるんだとしたら、そう簡単に手放してもいいとは思えません。
近隣諸国との摩擦を避け、「負けるが勝ち」の精神で行こうじゃないか、領土を取られて、資源も取られて、少しぐらい貧しくなってもいいじゃないか、みんな仲良くしようよ、というのなら、私はむしろ大賛成です。トラブルはほんとうに面倒くさい。そんなものから遠ざかっていたい。
でも、「貧しいのはいやだ」と国民は言ってるんです。
蛇口をひねればお湯が出る生活をしたい、時にはステーキも食べたい、海外旅行もしたい、子供を大学にやりたいと、しきりに言ってるんです。
豊かな生活を失いたくないのなら、自国の広さとその歴史を知り、それを守ろうとする気概ぐらいあって当然のことだと思うのですが、どうでしょうか。
国民が心を一つにしてこの国を良い国にしようと決意するのが、どうしていけないことなのか私にはわかりません。(この「心をひとつにして」というのも比喩的な表現なので怖がらないでくださいね)
いろいろな人が、「諸外国では愛国心教育は普通に行われているが、日本人はあまりにも国家意識が薄い」と言います。
私は、外国の教育事情を知りませんが、日本がその点で外国とどのくらい違うのかどなたか教えていただけると嬉しいです。
国に考えを押し付けてほしくない、というなら、自分たちで考え、それを公表していくしかありません。
ブログはそういう意味でも非常に有効な手段だと思います。
まだまだ言い足りないことはたくさんあるし、これからもたくさん出てくるとは思います。
私の記事に反論する文章を作ることもおそらく大変だろうし、時間がかかると思います。
ゆっくりやっていきましょう。
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コメント
まず初めに,私は愛国心にためらいがあるのではなく,官主導の愛国教育にためらいがあると言っています.愛国心は,robitaさんの言われるとおり『鍋釜並みのもの』であり,ことさらに自分が持っていることを表明する必要もないものと思います.
robitaさんも,ご自分の記事の中で
>しかし,それでもなお私は,ことさら「国を愛せ」と子供たちに押し付ける教育には違和感を覚える.
↑
と書かれており,その点では全く同意見だと思うのですが,違いますか?
とはいえ,私はrobitaさんの記事にどこか自分とは違うものを感じているのですが,それはおそらく”左翼”という言葉なんじゃないかと思うわけです.さて,私は”左翼”という言葉の意味がもうひとつ具体的に理解できておりません.戦争をしたくないと言えば”左翼”なのか,小泉政権に反対ならば”左翼”なのか,憲法改正に反対ならば”左翼”なのか.
また,過去において”左翼”が国の領土政策に影響を与えるほど,国民から信頼され力を持っていたことも知りませんでした. robitaさんの記事を読むと,今の領土の問題は”左翼”のせいだと思えるので,そうだったの?と驚いています.
私は田舎育ちのためか,”左翼”のカテゴリーに入ると思われる共産党や日教組に対するアレルギーはたいへんなものでした.ですから私は,自分のことを”左翼”だなんて思ったこともないし,そう言われるのも思われるのもイヤです.しかも,最近では”左翼”=愛国心がない,というムードがあるような気がして,ますます”左翼”だとレッテルを貼られる怖さがあります.
そこで,先ほどの”左翼”とは具体的に何かという疑問に戻るのだけれど,先日,反日ブログを監視するとかいうブログを見つけましたが,そこで反日(どうやら”左翼”ということらしいが)と紹介されているブログは,憲法改正反対を言っていたり,小泉政権に反対していたりしているんですね.ここでは,「憲法改正反対=”左翼”=愛国心がない」というロジックになっていると思うのです.この憲法改正反対の部分は,例えばイラク戦争反対でも当てはまるのだろうし,小泉政権反対でも当てはまるかもしれない.もしかしたら靖国参拝反対も当てはまるかもしれない.
愛国教育が進むにつれて,平和を求める声を挙げることが”左翼”であり愛国心がないと認定される風潮が強くなると,迂闊に『平和』などと言いにくくなるなぁと思います.平和を望むほとんどの人は,robitaさんのお嫌いな”ある種の平和主義者”ではなく,単なる市井の普通の人ですから.そのようなレッテルを貼られるのは,非常に苦痛ですから.
60年前のことをつい最近のことと思うのか,まだ60年しか経っていないと思うのか人それぞれだけど,戦争は今も起きていて,日本は参加していると思います.イラクで命がけで日本の代表として汗を流している自衛隊員のことを思うと,本当に頭が下がりますし,そのおかげで恩恵を受けている私たちであることも知っています.でもそのことと,イラク戦争に疑問を持つことは相反することではなく,最後の外交手段である戦争をできるだけ避けるべきと主張することは,愛国心がないということとは違います.
例えば,国家が決めたイラク戦争への参加について反対意見を述べるとき,いちいち「私は愛国心があるのですが・・・・」などと言わなくてはいけないような愛国教育でないのなら,何の問題もないのですよ.その環境が100年後も続くと信じられるなら,ためらいなど持たないのです.
領土問題は,国民が愛国心に駆られて感情的に突き上げるより,政府が淡々と理論的・合理的・戦略的に進めていくべきと思います.日本の海なのだから誰に遠慮することなく測量を行って欲しいし,北方領土もいい加減に返してもらいたいです.そのためには,中国の情報機関の女性との関係を噂された元首相が中国に行ったりすることも,外交としてどうなのか,日本の国益を損なっていないのか,評価する必要もあるでしょう.小泉さんじゃないけど「冷静に」かつ毅然とした国家しての態度を今こそ,表明すべきなのだと感じています.
このタイミングで愛国心を持ち出す政府は,「こうなったのは国民が愛国心がなかったからだ」と,本来は国家が考えるべきことを国民に転嫁しているようにも感じます.
・・・・あっ,でもrobitaさんは毅然とした態度がとれないことが,”左翼”によって愛国心がなくなった国民のせいと仰っているんでしたね.(-_-)ウーム,これでは堂々巡りですね.
後半の若い人の現状についてですが,これについては話がどんどん拡散していく方向ですので,またの機会にします.ただ,私は愛国心がないことが今の若い人の憂うべき現状の原因とは思っていないので,官主導の愛国教育で改善するとも思えないのですけど.
すみません.ずいぶん長くなってしまいました.
(*- -)(*_ _)ペコリ
投稿: とと | 2006年5月 2日 (火) 23時07分
すみません.下記の部分,変ですね.訂正します.
>60年前のことをつい最近のことと思うのか,まだ60年しか経っていないと思うのか
↑
訂正
60年前のことをつい最近のことと思うのか,もう60年も前のことと思うのか
投稿: とと | 2006年5月 3日 (水) 08時46分
>ととさん、
コメントありがとうございます。
連休明けに返信しますね。
投稿: robita | 2006年5月 3日 (水) 17時07分
>ととさんへ(from:tomo)
横からどうかとも思ったのですが少しコメントさせていただきます‥。
ととさんは小林よしのり氏の著作をお読みになっていないのではないでしょうか?たぶんrobitaさんの仰る「左翼」は小林氏の影響も少なくないように思います。ですからまずお読みになっていただきたい。説得力はあるし情報の検証も抜け目が無いと思わせる位勢いがありますから。
小林氏の論法で言うとご自分の事を「左翼」と認識していなくても「左翼」を育てたのが戦後の教育だったという事ですからととさんの気持ちはすごい分かるのですが(おこがましい様ですが私も似ていると思うので)私たちの考え方は自虐的な去勢された「左翼」という事らしいです‥。憲法改正反対を唱え続けた社民党はすでにシーラカンスですよね?平和を希求する事自体はすばらしいのに実際に侵略されたらどう対処するかという現実を逃避しつづけてきた為にあぁなってしまいました‥。
このrobitaさんのすばらしいブログの議論を拝見させていただき時には無学な私の疑問もコメント入れさせてもらいながら勝手に望んでいる事‥それは上で述べた平和主義(「左翼」と言われようが)だけど間抜けじゃないし戦略的だしかかってこれるもんならかかってきんしゃい!って他国にはったりが利く堂々とした独立先進国「日本」をどうやったら作れるか?そのヒントを得ることです。
>robita様
一連の記事をまとめて考え直しています。連休は忙しくまた日を改めコメントさせて頂きたいと存じております。
投稿: tomo | 2006年5月 5日 (金) 03時36分
tomoさん、コメントありがとうございます。
>たぶんrobitaさんの仰る「左翼」は小林氏の影響も少なくないように思います。<
私は、小林よしのりの著作は読んだことがないんですよ。(「お坊ちゃまくん」は昔、読んだことありますが)
「SPA」という雑誌に出てる漫画を2.3回立ち読みしたことがある程度で。
今回の記事に引用したのは「わしズム」という雑誌からです。漫画「靖国問題」は最初のほうしか読んでないまま、妹が「貸して」と持って行ってしまいました。返ってきたら最後までしっかり読みます。
でも、小林よしのりが昔から脱自虐史観を唱えていて、それが社会に大きな影響を与えてきたのなら、私もそういう流れを作った1人である彼の影響を少なからず受けているということでしょうね。
>平和主義(「左翼」と言われようが)だけど間抜けじゃないし戦略的だしかかってこれるもんならかかってきんしゃい!って他国にはったりが利く堂々とした独立先進国「日本」をどうやったら作れるか?<
仰るとおり、まさにこのことが国民に問われているのですよね。
明日ゆっくり書きます。
(tomoさんのコメント、勝手に一部訂正しておきます。いいですよね? 憲法反対→憲法改正反対)
投稿: robita | 2006年5月 7日 (日) 10時22分
ととさんと、tomoさんとの議論の中、コメントを挟みすみません。議論とは関係なく、robitaさんの書かれている記事についての、感想というか、コメントを・・・。
私は愛国心について、はじめはなぜに法に定める必要があるのかなと思っていましたが、今はそれも必要なことなのかなと思っています。愛国心と言えば、すぐに中国や韓国のように過激な思想を思いますが、「国を大事に思う。慈しむ。」と言う気持ちが無ければ、国民として始まらないのではないかと思うのです。その気持ちがあることによって、勤労があって納税があり、また子を産む気持ちが生まれるのではないかと思います。今は、個人主義が先になり、自分勝手になっている。個人では生きていけるはずもないのに、自分ひとりの力で生きていると勘違いしている人たちが多い。だからこそ、基本の理念を記すことは大事なのかもしれないと。それは人権について記すことと一緒なのではないかと思うのです。愛国心についての考え方はたくさんあるし、また、普通にしていれば持つものだと言うけれど、果たしてそうなのだろうかと思っています。「日本チャチャチャ」をするから「日の丸を振っている」から愛国心があるわけではない。まずは、日本を良く知るべきであり、だから教育が必要なのだと、改めて認識することは大事なのではないかと思っています。
robitaさんの記事を読んでそう感じました。
投稿: ぐーたん | 2006年5月 7日 (日) 23時26分
robita様、
私が望むところとrobita様の仰る「国民に問われている」とするところが同じ方向で僭越ながらうれしく思います。
これからも一小市民として貴ブログにコメントさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
よしりんをほとんど読んでいなくてここまで書けるとはますますrobita様はただの専業主婦とは思えません!
(訂正、ありがとうございました^^;)
投稿: tomo | 2006年5月 7日 (日) 23時30分
>ぐーたんさん、
>「日本チャチャチャ」をするから「日の丸を振っている」から愛国心があるわけではない。まずは、日本を良く知るべきであり、だから教育が必要なのだと<
仰るとおりと思います。
このブログを読んでいる人はそんなに多くはないけれど、それでも、共感してくださるかたが現われるととても嬉しく、時間かけて書いていることも無駄ではないな、と思います。ほんとにありがとうございます。
(今日の記事はもしかしたら共感してもらえないかもしれないけど。)
>tomoさん、
>よしりんをほとんど読んでいなくてここまで書けるとはますますrobita様はただの専業主婦とは思えません!<
私は「世の中の人はいったいどう思っているのだろう」という思いから、7年ほど前にパソコンを買ってインターネットを始めました。
無知蒙昧だった自分が、いろいろ意見を交わしているうちにだんだん考えに肉付けがされてきました。
新聞やオピニオン誌を読むようになったし、政治討論番組なども見るようになりました。
私はめんどくさがりやなので、細かい知識を頭に入れるのが苦手です。それで議論が詳細に及ぶと困ってしまうのですが、世の中とはだいたいこういうものではないか、ぐらいの認識で書いているので、図々しいといえば図々しいですね。
でも、tomoさんが「ここまで書ける」と言ってくださるなら、それは、そこいらのおばちゃんでも愛国心に目覚めればこれぐらいのことは書けるようになる、ということの証しかもしれません。
投稿: robita | 2006年5月 8日 (月) 15時10分