種の保存
私は、「男は女より弱い」と思っているし、そう言い続けている。
何度も書いた。
「女性を守るということ」
「女が男をつくる」
「男振り」
「ほんとに中身さえ良ければ?」
「柔軟な心」
:
:
:
ああもう、数え切れないくらい書いた。この外にも探せばいっぱいみつかると思う。
だから、「心配いらない」に書いた「逞しい男と可愛い女の遺伝子だけが受け継がれ」の、「逞しい男」というのは、言うまでもなく「女性の後ろ盾によって逞しくいられる男」という意味である。
セックスレスの原因は、ぐーたんさんの仰る「環境ホルモン」も「男性が仕事で疲れている」というのもあるだろうが、「強い女」が増えてきた、というのも一因に挙げてはいけないだろうか。
先日、ラジオで宮台先生が「だから、これからは大人の女と年下の男がカップルになればいいんですよ」と言っていた。
大人の女が年下の男を一人前の男に育てるのがいい、ということだ。私も似たようなこと書いたことがある→「年上の女」
この場合、「いい男」に成長した男が年下のかわい子ちゃんに目を移すことも考えられるが、ま、それは男のサガと受け止める包容力さえあれば克服できるものと思う。
このようなカップルは今後増えていくだろうか。
「女性の母性本能をくすぐる男性。
男性も、守られている感で、成り立っている関係。」
↑
ぐーたんさんはこのように仰る。
しかし、これは男の本意ではない。
男は基本的に女性を守る立場でいたいものだ。
しかし、傷ついた時に癒してくれる存在でいてほしい。その時にこそ母性を発揮してほしい、それが男の望みだと思う。
そんな勝手な、と思うなかれ。
女は堂々と本音を公に言うけれど、男はそれをしないだけである。
「本音」は男にも女にも、ちゃんと存在するのである。
これを理解しなければ、これからもカップル成立の難しさは続くだろう。
だから女は従順になれといってるのではもちろんない。
カップルのタイプはいろいろある。
たくましい女に惹かれる男もいれば、友達夫婦もいれば、夫にひたすらついていく女もいる。
しかし、大部分の男が本音を隠していてそれに女が気付かないのであれば、やはり、需要と供給のアンバランスは避けられない。
「男は所詮女の掌で踊っているだけだから」というのは昔から言われていることだが、これを、単なる慣用句のように使いながらも、実感している女はどれだけいるだろうか。
それを体感する女性が少なくなっているというのはやはり女性のユニセックス化が進んでいるとしか言いようがない。
「逞しい男と可愛い女」の組み合わせは、だから、「虚構」と言ってもいい。どうせ人間社会で本音を言えないなら虚構で大いに結構ではないか。
そして、その組み合わせが多く子孫を残すのであれば、その遺伝子は勝つ。
そんなのひどいとかあんまりだ残酷だ、などと悲しんでもしょうがないのである。
それが生物学的に起こる事象だからである。
私がそう思うのでなく、それが生物界なのである。
あなたが今ここに存在しているのは、あなたの先祖が生き延びる努力をしてきたからこそなのである。
強引なやり方をしたからかもしれない。戦争で勝ったからかもしれない。
その結果、あなたは存在しているのである。
(私自身は実は「自分の存在」と遺伝子の継承はある意味なんの関係もないと思っているのだが、哲学的な話になるのでここではこれ以上言わない)
「優しい」だけでは実行力はない、というのはこういうことである。
だから私は若い女性から総スカンを喰っても言い続けるもんね。
.
よろしくお願いします →人気ブログランキング
.
| 固定リンク
コメント
おそらく、robitaさんと同じことを思っているのだと思いますよ。
渡辺淳一さんの話は、セックスレス=男性の上方向、女性の下方向が崩れているから、となっていたので、それだけを見るのは違うだろうと思うのと、セックスレスの多くは、結婚した、もしくはカップルを長くした後の話であり、男性の上方向、女性の下方向というのは、それ以前、結婚もしくはカップルになる前で影響してくるものだと思うのです。
私も、女性と言うのは守られたい、男性と言うのは守りたい、物だと思っています。ただそれが、以前は、結婚する前に女性は守られたくて、男性は守りたかったんだと思います。表面だけでも、そういう男女が普通だった。夫婦となって長くなると、女房の尻に敷かれる形が多くなる。まあ、それは、男性は家を守っていると思い、それを女性は強く包んでいると思っている。そのバランスがあったのでしょうね。
基本的に言って、女性は守られたいが、今の女性はいろんな意味で強くなったので、それ以上に守ってもられると思える男性が少なくなっているのでしょう。だからと言って、弱くなるわけにもいかない。だから、男性を守る事のできる男性に育てる。そんな形も生まれているのだと思います。もちろん、その後に男性が、もっと弱くて可愛い若い子に移ってしまうというのもあるかもしれませんが、それはその男の見る目がない。
実質的に、強い女にだって弱い部分があり守られたい、そこを見抜ける男が少ない。表面しか見ていない。
反対もいえます。弱い男だって強くなれる。口下手だって惚れた女は守りたいと思う、それを見抜く女がいない。
まあ、どちらも仕方ないかなあと思いますが。
惚れなければ見抜けない要素でもあるので。
だからこそ、お見合いの制度は結構いいものだと私は思っています。普通であれば、お近づきにならない人に会い、意外性を知る。
>「男は所詮女の掌で踊っているだけだから」というのは昔から言われている
をわかっている女性が少ない。
全部を守って欲しいと思いすぎているのかもしれないですね。
私より強い男がいいと。
男をたてるから、男は強くいられる。のだと私は思います。
そして男の強さは、プライドなのだと。
男は力は強くても、弱い生き物だと女が知らないのでしょうね。
私も、結婚してしばらくするまでわからなかったですから。
わかってから結婚しようとするから、結婚が少なくなっているのかもしれない。
女性が一人で生きられる世の中になってしまえば、何も結婚して弱い女を出さなくていい、となってしまうのも致し方ないのかなあと思ってしまいます。
私はそれほど強くもないので、守ってくれる人を探していましたが。結果は、どちらかと言えば守ってる感が強いですが、これも守られているから言えるのだと思います。
「お互いを守る」でしょうか。
ながくなっちゃったけど、これではないですか?「お互いを守る」女性にも強くて弱い所があり、男性にも強くて弱い所がある。それでいいんじゃないかなあ。
あまり、男性が守るもの、女性が守られるものに固執していると、これからの社会は結婚が少なくなってしまう。
それでも、男性は守りたい生き物だというなら、まあ、それも仕方ないでしょう。ということでしょう。
投稿: ぐーたん | 2006年11月21日 (火) 09時32分
>ぐーたんさん、
>セックスレスの多くは、結婚した、もしくはカップルを長くした後の話であり、男性の上方向、女性の下方向というのは、それ以前、結婚もしくはカップルになる前で影響してくるものだと思うのです。<
若い世代のセックスレスが増えているので問題になってるみたいですよ。
因みに私は渡辺淳一の女性観には賛成できません。(参考)→ http://blog.livedoor.jp/robita_48/archives/4913858.html
>その後に男性が、もっと弱くて可愛い若い子に移ってしまうというのもあるかもしれませんが、それはその男の見る目がない。<
見る目がないんじゃなくてただの「本音」じゃないですか?
本音はそうやすやすと実行しちゃいけないものなんだけど・・・。
>男をたてるから、男は強くいられる。のだと私は思います。
そして男の強さは、プライドなのだと。<
同感です。このプライドを守ってあげるのが女の役割であると思います。
>ながくなっちゃったけど、これではないですか?「お互いを守る」女性にも強くて弱い所があり、男性にも強くて弱い所がある。それでいいんじゃないかなあ。<
そうですね。
男女関係は女がカギを握っていると私は思っているので、まずは男を立てる、そこから始めるのがよろしかろう、と。
たしかに、立てたくもないイヤな男っていますけどね。
外で見かけるけど、人の良さそうな奥さんが旦那さんにしきりに話しかけてるのに、ロクに返事もしないでそっぽ向いちゃってるとか。「こらっ、ちゃんと返事してやれっ」なんて言いたくなります。
そういう男は熟年離婚されても仕方がないね。ま、この旦那がどうしてこうなっちゃったのかは夫婦にしかわからないことですけど。
とにかく、私は、30代40代の男女が良縁を得て結婚してほしい。たくさんのカップルが成立すると、きっと日本も元気になる。
そのために何をしたらいいのか考え中です。
投稿: robita | 2006年11月22日 (水) 09時44分
すみません、長々としたコメントで。
って、いつもじゃん。
で、また考えたんですけど、(更にすみません)
私の周囲を見渡すと、キャリアウーマンだから結婚できないというのはないんですよねえ。
結構、同期同士や仕事仲間と結婚しています。
若者も。
なんだろうなあと思うんですけどね。
魅力付けが変わってきているのかなあ。よくわからないけど。
きっと、可愛い部分があるのでしょうね。
若い人のセックスレスについても、決して女性が上方向になったという要因が高いわけではないと思うんです。
精子が少なくなってきているのも事実ですし、女性云々の前に性欲が減退しているということ、そして、手軽に吐き出せる方法があること。女性を口説くのは面倒ですからね。
じゃないかと私は思います。
まあ、私が思っているだけでは立証にはならないのですが。
若い子に目が移ると言うのが本音だと言うのは良く分かります。
私だって、若い子に目が移っちゃうものなあ。まあ、付いて行くだけの体力がありませんが。はは。
お見合いと言う形を嫌う傾向にありますが、是非とも、世話焼きの人を増やして、会う事も無い人同士を合わせて、一組でも多くのカップルができないかなと私も思っています。
今度、お見合いっていいよという記事が書ければなあと思う日々。
投稿: ぐーたん | 2006年11月22日 (水) 13時10分
>ぐーたんさん、
>私の周囲を見渡すと、キャリアウーマンだから結婚できないというのはないんですよねえ。
結構、同期同士や仕事仲間と結婚しています。
若者も。<
最近、結婚が増えているという報道がありました。たしか出生率も少し上がったとか。
>若い子に目が移ると言うのが本音だと言うのは良く分かります<
でもやっぱり、ただ若くて可愛いだけじゃ一緒に暮らしても面白くないよ、とアドバイスしたいですね。
>お見合い<
そうなんですよ。
最初はピンとこなくても、2回3回と会ううちに良さがわかってくることもあるんですよね。
そういうカップルが長続きするのかも知れないし。
良い相手にめぐり会ってみんな幸せになってほしい。
投稿: robita | 2006年11月22日 (水) 22時39分