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2007年1月 9日 (火)

可愛くてキラリと光る日本

真魚さんの記事に返信です。 

>主権国家で言う国家とは、人々を軍隊と警察で支配し管理する権力機構です。国家の命令であるのならば殺人も合法になります。国家にはそうした側面があるから、左の人々はとにかく「国家がコレコレを命じる」となるとハッと警戒するわけです。<

私は国に「人を殺せ」などという理不尽な命令をされたことがないので、左の人々のように国家を対立するものとして警戒することはありません。もちろん国民が自分たち自身で作った政府を間違いがないか監視するのは当然ですが、ほとんどの国民は私のような気分でいるでしょう。
独裁国家でもなく、マスコミが大きな力を持つ国では、「世論」に怯えているのは当の為政者のほうですよね。

>教育の目的とは、この公の意識を教えることだと思うのです。robitaさんは、これを愛国心であると言われているから、左の人は首を傾げてしまうのです<

「愛国心」を「一丸となって戦争に突入してしまう」というただ一点にのみ特化してしまう強固な思い込みこそ、とても危険なものだと私は思います。
「愛国心」という言葉がどうしてもイヤならばということで、私は「国を大事に思う心」「良い国にしようという志」と、説明じみた言葉に言い換えて使ってきたんですが、もうそんなことはどうでもいい、曽野綾子さんの言う「鍋釜並みの必需品」でいいじゃないか、怖がることは何もない、「愛国心」でいいじゃないか、と思っています。
これは、左も右も真ん中も関係なく、この国の者ならば誰でも持っていて良いはずの根本精神だと思います。左翼だから愛国心を否定する、なんていうのはお話になりません。
(でも、どうしても「愛国心」という言葉にアレルギー反応が起きてしまうのであれば「良い国にしようという志」と表現するほうがいいかな。どっちでも同じことだと私は思っていますが)

しかし、私が始めからずっと言ってきたのはそんなことではない。
真魚さんは、丁寧な記事をいくつも書いてくださって、その最後にいつも、「このようにする必要があるでしょう」とか「こうすればいいのです」とかいう言葉で締めくくられますよね。
真魚さんだけじゃなく、ネットや新聞の読者投書欄で立派な意見を述べられるかたがたもみんなそうです。「こうするべきだ」とか「こうでなければならない」とか。

特に新聞の読者の意見なんてもうずうっと昔から立派な意見としていくらでも掲載され続けています。でも世の中変わらないどころか、人間の堕落度は増してきています。国民の一部が「このようにすべきだ」などといくら言ったところで、そんな意見はただの意見で、なんの実行力もありません。どうしてかというと、そのような立派な意見を読んでくれるのは、元々そういうのを読む必要のない「心ある」人々だけだからです。

何が言いたいかというと、わかりやすくするために、極端な例えをすると、例えば真魚さんが「教育はこうすればいいのです」という政策を掲げて国会議員に立候補したとすると、共感する人は票を投じます。
でも当選しません。なぜかというと国民の関心は教育などではなく、いま現在の自分の欲求が満たされること、それを満たしてくれそうな候補者に投票することしか考えてないからです。
それは当たり前のことではあるけれども、政治家にも教育者にもマスコミ関係者にも良い人材がいなければ国が良くなるはずがないのに、そして国民自身ももう少し賢くならなければ国が良くなるはずがないのに、教育を立て直す政治家がいない、と国民は不満を述べ立てているだけなんです。(政府に文句を言うのが大衆というものだということは私も何度も書いていますが)

国民一人一人の自覚を引き出す、つまり「国家の一員であること」を少しは自覚させる、というそのことからまず始めなければいけないのに、愛国心という表現ごときで大騒ぎして反対する。いったい本当にこの国を良くしたいと考えているのだろうか、と思います。
つまり、「教育システムをこのようにすればいい」という以前の話を私はしてるわけです。

「国が良くなれば国民一人一人も充実し幸せになれる」と考える順番が間違っているというなら、いったい何をどうしたら志ある政治家が生まれるのか教えてください。(「こうすればいいのです」という「立派な意見」だけではだめで、それが本当に国民を動かし政府を動かす具体的な実行力があるかどうかが問題なんです)

ところで、世界中を見渡して、愛国心を教えない国はない、などと言われます。
でも、そういう国々が愛国心を教えているから国民がみんな立派かといえばぜんぜんそんなことはありません。
むしろ、世界のどの国と比べても日本こそましな国なんじゃないかと思うのです。

私は40年近く前に外国で2年ほど暮らしたことがあります。
色々な国の人と接しました。
未熟さゆえあまりいろいろなこと深く考えもせずに無為に過ごしてしまったなあ、という反省はありますが、日本という国や日本人を外から見つめることができたということは一つの収穫だったな、と思います。

日本人は他国と比べて優秀だ、などという劣等感の裏返しのようなことは言いませんが、たしかな感触として「日本人の性根の良さ」を知ることができました。
穏やかで優しくて「和」を好む、そういった性根の良さを他国と比べて感じることができました。
こういう日本人が愛国心を胸に抱くことができたら、どんなに良い国になるだろうか、と思わずにはいられません。

「小さくてもキラリと光る」、誰かが言ったこのフレーズ、私は今でも大好きなんですが、日本人の可愛い性根を鑑みるに、小さくても世界から一目置かれるような国になる可能性は大きい、と新年を迎えて新たに日本という国に希望を託したいと思います。

とは言え、私は国のことを考えるより自分の家庭の幸せのために行動します。家族を信じていますから国家がどうなろうと本当はちっともかまわない。(^o^)

真魚さんがさらにさらに書いてくださるかもしれませんが、これからはすぐにはお返事できません。
怪しいコメントやTBを削除するために一日一回はPCを開きますが、記事もそうそう書けません。書きたいことは山ほどあるけどね。

母の介護を、同居している妹がその大部分をやってくれていましたが、家の改築も視野に入れて介護を今度はこっちで全面的に引き受けようと思っています。
この国の介護保険制度に私たちはすごく助けられ、ほんとうに有難く思っています。そんな経験談もいつか書いてみようと思っています。

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コメント

robitaさん、

先ほどメールをお送りいたしました。お時間のある時にお読みいただければ幸いです。

「この国の介護保険」体験談、心待ちにします。わが父は昨年の大改正の影響を大いに受けた新しいサンプル?となりました。私もその体験談/レポートを今年こそ、書くぞ!

投稿: kaku | 2007年1月11日 (木) 13時53分

>kakuさん、

お心遣いありがとうございます。
母と同居の妹が週3日の仕事や趣味のことで留守の時に私や姉が面倒をみている状況なのですが、やはり同居していてこその苦労(精神面も)は私たちの比ではありません。
そのことがわかっただけでも大変に大きな経験をさせてもらったと思います。
充分に苦労した妹に替わって母を引き受けます。

投稿: robita | 2007年1月12日 (金) 09時09分

こんにちは。
遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。
介護は母が祖父の面倒を看ていたのを見てきましたが、自分が幼少の頃だったこともあって実感としてはいまひとつです。robitaさんの体験談を楽しみにしております。

投稿: コウイチ | 2007年1月16日 (火) 13時23分

コウイチさん、こんにちわ。
こちらこそ遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いします。
介護の様子を子供が見るのは何らかの学びになると思うのですが、人間の尊厳に関わることで、年頃の男の子がこんな場面まで見てしまっていいのか、というようなこともあって、任せるのは力仕事だけにしてあとは子供たちはほとんど関わらないというような状況です。難しい問題ですが。
体験談、いつ書けるかわかりませんが。

投稿: robita | 2007年1月16日 (火) 13時46分

robitaさん、

ちょっと先日、Nスペで教育の番組を見ましたので、まことにご迷惑だと思いますが、教育論議を再開します(笑)。TBをお送りしました。

投稿: 真魚 | 2007年3月24日 (土) 14時02分

>真魚さん、

TBありがとうございます。全然ご迷惑じゃないですよ(笑)。
しばらくPC開けませんので、真魚さんの記事、3日後くらいにゆっくり読ませていただいて、お返事します。

投稿: robita | 2007年3月24日 (土) 21時05分

robitaさん、

記事への返事が遅れて申し訳ありません。
ちょっと、例によって拳法の稽古(先日、2段に昇進しました)と韓国映画をレンタルDVDで見まくっているもので、全然時間がないものでして。

投稿: 真魚 | 2007年4月 9日 (月) 00時59分

>真魚さん、

どうか気になさらないでください。
私とて特に強い信念や主張があるわけでもないのに、言葉のやりとりをしているうちに、なんだかあたかもはっきりした主張をもっているはっきりしたおばさんであるかのようなことになってしまいます。
「道理で考えればこうなるはずなのに」との思いを綴り、それが他者との言葉のキャッチボールになるととどうしてもそのように発展していきます。
でも、我に返って「こんな主張するつもりじゃなかったんだけど」「何も外野がこんなに騒がなくたって心ある人の地道な努力でなるようになっていくのだよね」という原点に戻り、だから、私の文章はよく「でも私は国がどうなろうとちっともかまわない。なるようになった国の形をおとなしく受け入れることにやぶさかでない」で終わることが多いのです。
「そんな諦観みたいなことを言ってしまってはおしまいだ」と嘆くことの大事さも重々承知していますけど。

>拳法の稽古(先日、2段に昇進しました)<

わあ、おめでとうございます。
2段って、なんか強そうですね。
さらに精進されますよう。

投稿: robita | 2007年4月 9日 (月) 10時52分

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