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2007年3月27日 (火)

インターネットは神さま仏さまの思し召し

深夜のnewsの真魚さんと、「国家と教育」について、ずいぶん前からやりとりをしています。

真魚さんと私、意見が対立しているように見えるのですが、そうではなくて、単に別の問題についてそれぞれ言ってるに過ぎません。

結論から言いますと、「地域の実情に合った教育」(真魚さん)と「日本国民としての教育」(robita)は、両方大切で、両方必要だ、ということです。(地域に合った教育は多かれ少なかれ既に行われているんじゃないでしょうか)

どうも私が「国の方針を上から下に押し付けるべきだ」と言ってるかのように受け取られているようですが、そうではなくて、「良い教育」を子供たちに施すためのその手段はどうするのですか、と私は言ってるだけなのです。中身のことではないです。

ちょうど、kakuさんも「国の押し付けはダメ。国民自身がしっかりしなきゃ」という主張をしていらっしゃるので、合わせて読んでいただくといいと思います。

「人間として」「国民として」大事なことは何か、わかる人にはわかっています。
それをどうやって伝えるのか。
「ダメな大人が多い」というなら、そのダメな大人にどうやって伝えるのですか、ということです。
「子供をこう育てよ」と伝える手段そのもののことを言っています。

ダメな大人をいまさら育て直す方法はありません。
だから私は「ダメでない大人になるように子供を育てるしかない」と何度も言ってきました。

親が子に、または、大人が若い世代に、真っ当な生き方を教えるべきだ、といくら力説したところで、その親や大人自体がそれを教えられないダメ人間なのだとみんな嘆き悲しんでいるわけなんでしょ?

どうするんですか。その大人たちに誰がどうやって教えるんですか。

昔のように、「伝統の継承」とか「人間としてのありかたの根源」とか、そういう大事なものに対する意識が自然に備わっていた時代ではもうないのではないですか。
シンプルに「こうするものなのだよ」と親が子に伝えられる時代ではなくなったんです。もうぐちゃぐちゃに複雑になっちゃったんです。

愛国心も大事、宗教心も大事、先祖に思いを馳せることも大事、全部大事なのはわかっているんです。
ただ、今の時代、誰がどうやって伝えるのか。
何が大事なのか、何を教えればいいのか、そんなことは、もうずっと前からわかる人にはわかっていたはずです。

でも、何もできないまま、長い年月が過ぎ去っていっただけです。それはどうしてかというと、「手段」がないからじゃないですか。

それで、私は「愛国心」とか「道徳心」とかの「大事なこと」は、公教育で教えるしか手段がないじゃないか、と言い続けてきたわけです。

(以前、真魚さんが「『公共心』でいいじゃないですか。なぜ『愛国心』なのですか」と仰ったことがあります。私は「公共心」だけでは「弱い」と思います。根拠は、長くなるのでまたの機会に書きます)

nazunaさんという方の記事を読んでいただけますか。  

私はこれは真理だと思います。

でも、このことがわかっても、わかる人にわかるだけで、教育にそれをどうやって導入すればいいのでしょうか。

公教育で特定の宗教の考え方を教えることはできないのでしょうから、難しいことだとは思いますが、お坊さんのお話を聞く、という時間を設けることはできないものでしょうか。

しかし、いずれにしても、「このような教育を導入すればいい」と思っても、誰の力が働けばそれは実現するんでしょうか。「いずれにせよ、変えるべきは、ここなのです」と真魚さんが仰るのはもっともなのですが、「変える」とは誰の力が働いて「変わる」のですか。

それは我々国民自身に他なりませんよね。

ところが今の国民は「ダメ大人」ときてる。

だから私は結論を出したんです。
「教育をこうすればいい、という議論が国民レベルで必要だ。収斂されていく中でそれは世論として広がっていくはずだ。そしてそれはインターネットによるところが大きい」、たぶん真魚さんが考えていらっしゃるのもそういうことでしょう。
ということは、インターネットなるものが作り出されたのは神さま仏さまの思し召しに違いありません。

だから、これを読んでくださってるみなさんは、nazunaさんやkakuさんや真魚さんの記事をお読みになって自分だけ納得するのでなく、いろいろな場で紹介してください。そして話し合ってください。
それは国民の義務です。よろしいか。
国が押し付けちゃいけないんだったら、私が押し付けるしかないじゃないですか。

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