男も女も元気なほうがいい
前記事のkakuさんのコメントに返信です。
>robitaさんの前記事およびそこでリンクされている記事において主張されている核心とはどのようなことなんでしょうか。<
疑問を持たれるのは当然で、私も書きながら、こんな散漫な書き方じゃ「核心」がいったいどこにあるのかわからないじゃないか、と思ったくらい、思考があちこち飛んでますね。わかりにくくてごめんなさい。
整理してみます。
①女は「近頃の男は覇気がない」と嘆く。
②それが事実だとしたらその原因はどこにあるのか。
③原因は;
「男女共同参画の推進によって、女性がどんどん元気になりそれで男性がビビるようになってしまったのか」
「もともと生物学的に弱い男性が、女性の変化についていけなくなってしまったのか」(上の理由と同じようですが微妙に違います)
「『弱い者を体を張って守る』という覚悟を教育の中で教えなくなってしまったからか」
「日本という国がそもそも経済にばかりシフトしまい、金さえ儲ければそれが良いことだという考えが蔓延してしまって、損はしても義のために行動する、というような姿勢、つまり『潔さ』に欠ける国になってしまったからなのか」
「国自体が男らしい国ではなくなったからなのか。つまり男が勇ましくなくてもやっていける国であり続けたからなのか」
これらについて私は書いたつもりでした。
>robitaさんのこの主張に加えて過去の少子化などに関する記事を拝見すると、要するに「女がもっと男を立てておけば万事うまくいくのよ」と言うことかいな、と思ってしまうわけです。<
これはある意味その通りではあります。「男を立てておけば」というより、「男女それぞれの役割を果たしていれば」ということなんですが。
つまり、
【「男がこうである」とか「女がこうである」というのは、何らかの生存のメカニズムが働いてのことと思われる】
【生物が種を存続させるためのメスの働き、オスの働き、という科学的考察抜きにこの問題は語れない】
と、私は以前このように考えていました。「種の存続」という観点からだけ見れば、これは正しい、と私は思います。もちろん、現代人にそぐわない「自己犠牲」ということが土台になるわけですが。
しかし、もはや人間はそのような「生物」ではない、肥大した知能は種の存続の原始的なメカニズムなどとっくに凌駕していることを今では理解します。
前に記事にした「百年の恋」という小説などによってもそういう理解を深めました。
この小説では、「できる妻」は、「ダメな夫」に、「覇気を持ってほしい」などとは全然要求しないわけです。
これこそ、本当に「できる女」の正しい態度であり、そうあるべきと私は思います。
ところが、多くの女性はいまだに、自分はこんなにできるんだから、あなたは「男なんだから」もっと男らしく、もっと仕事ができてほしい、などと望んでいるのではないか、という疑いを持つわけです。
男女は平等だし、男女関係のありかたはさまざま、ということがわかっているはずの女性たちが、まるでそういうことを忘れたかのように、男に無理難題を要求しているのではないか、という疑いを持つわけです。
まさに、kakuさんの仰るこのこと;
>そうじゃなくて、女性に「せっつくならばお前が引き受けよ」と言ってやって、本当に引き受けさせてあげること、つまりところてん方式を崩させてあげるよう邪魔しないことが解決への道なんじゃないでしょうか<
だと思います。
私は要するに、女性たちに対して「男に何を望んでいるの?」と問いかけてるわけです。
ずっと前、こういう記事を書きました。→「男が家事育児に参入すると」
この傾向がどのように発展していくのか、今はまだわかりません。
でも、女性たちはそのうち「おばさんみたいな男ばっかりで、もうやだ~」なんて言い出すんじゃないかと心配で心配で。
だって男同士で「あっちのスーパーのオムツが100円安い」とかなんとかお喋りに花を咲かせるようになるんですよ。
まあ、その時はその時ですが。
それでもなお、私は「日本の男が元気がない」原因をぜひとも解明してほしいと思うのです。
原因がわからなければ改善もできませんから。
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コメント
robitaさんこんにちは。
男がどうの、女がどうの、と言うのは正直良くわからないのですが、個人的な感想として、
>男同士で「あっちのスーパーのオムツが100円安い」とかなんとかお喋りに花を咲かせるようになる
ことに、私は何の違和感も感じないです。
ずっと思ってたのですが、robitaさんは、どんなに外見が良くてもこの手の男にはげんなりというか、間違っても『カッコイイ』とはならないのでしょうね。男は黙って・・・っていうのがいいのですよね、やっぱり。ふふふ、この辺は好みなので仕方ないですよね。
私は、男は男、女は女、それぞれの役割を果たさないと、という感覚は堅苦しくってちょっとしんどいです。
例えば、男は外での仕事を家庭に持ち込まない、とか女は家のごたごたで男を煩わさない、とかってのが美しいとされるならば、げって思ってしまう。そんなの、つまんないなあって思っちゃうんですよね。
男と女で役割を固定化しなくても、得意なほう、余裕のある方が担当すればいいやんって思うし、なんでも分担して補い合いながらやっていきゃいいんじゃないの?と思う。
世の女性はどうかわかりませんが、私は家でじゃんじゃん愚痴って元気になれるならどんどん愚痴って欲しいと思うし、それを情けないとは思わないですね。曝け出すのだって勇気のいる事で、甘えてもらえるから、甘えられる、ということもあると思います。
お互いに求めてばかりというのは、その内容がどんなものであっても堅苦しいし、息苦しい。相手のそのまんまを受容して互いに折り合いをつけて生きていくしかないし、そこに絆が生まれるのではないかと思っています。
それがどんなに理想的な形をしていても、演じているということなら、やはりちょっと違うかなあと思ってしまう。
大事なのは理解しようとする姿勢と努力、なんではないでしょうか。
それに、男女は、体も脳も異なる生物なのですから、自然に役割は違ってきているはずです。あえて違うから・・・と言われるまでもなく。頭で男で女はと考えるより、自然に感じるままに生きていれば、ちょうど良いさじ加減になるものなのではないかとも思います。
ただ、他者に対する想像力の欠如、というのは蔓延しているのかなあと言う気はします。今時、子供でも育てない限り、思うようにならないことなんてたかが知れてるし、もまれてないから、人間関係を結んでいく力が男も女も弱くなっているのではないでしょうか。
覇気がない、元気がない、のは世の女性が悪いというより、育てられ方の問題だと思えてなりませんし、男女の問題ではなく、子育ての問題だと思っています。
投稿: haru | 2007年3月12日 (月) 15時38分
>haruさん、こんにちわ。
>ずっと思ってたのですが、robitaさんは、どんなに外見が良くてもこの手の男にはげんなりというか、間違っても『カッコイイ』とはならないのでしょうね。男は黙って・・・っていうのがいいのですよね、やっぱり。ふふふ、この辺は好みなので仕方ないですよね。<
以前も同じことでharuさんとお話しましたよね。
私はそういう男が嫌だ、と言ってるのでなく、そういうことにどっぷり漬かるようになると長い間には男の精神性まで変わってしまうのではないか、と言っています。
「オムツ談義をする人」イコール「男らしくない人」だなんて私は全然思っていませんし、自分の好みを人に押し付けるために記事を書いたのでもないですよ。
今はまだ男が家事育児にちょっと手を染めたくらいでどうなるかわかりません。
でも、女性と男性の生き方や考え方に区別がなくなる(haruさんはなくならないというお考えですが)、というのは長い間にはそれぞれの文化の特性にも影響を及ぼすだろう、と私は推測します。
で、私自身がそういうのは嫌だ、と言ってるのでなく、それが人類の進歩ならそれで一向に構わない、と思っています。
ただ、記事に書いたように、その時「こんなはずじゃなかった」と女たち自身ががっかりするような事態になってるかもね、ということなんです。
でもわかりませんよね。みんながすごーく満足できる世の中になってるかもしれないし。
>覇気がない、元気がない、のは世の女性が悪いというより、育てられ方の問題だと思えてなりませんし、男女の問題ではなく、子育ての問題だと思っています。<
そうですね、それでは誰がどうしたらいいかとなると、やっぱり親の責任ですね。男を男らしく育てられない親が激増していることになりますね。その原因は那辺にありや、というところですかね。
私は男の子には武道をやらせたらいいな、なんて思ってるんですよ。
度胸もつくし、礼儀作法も覚えるし。
投稿: robita | 2007年3月12日 (月) 17時04分
>そういうことにどっぷり漬かるようになると長い間には男の精神性まで変わってしまうのではないか
環境によって内面が変わることは、あることだろうと思います。でもそもそもの男の精神性ってなんだろう、と思うとよくわからないです。オスとして機能しなくなる方向に向かう、ということなら確かに問題ですね。
>「オムツ談義をする人」イコール「男らしくない人」だなんて私は全然思っていませんし、自分の好みを人に押し付けるために記事を書いたのでもないですよ
もちろん、robitaさんの好みを押し付けようとしているとは思ってませんよ。ただ、基本的な好みとしてrobitaさんの「かっこいい」には入らないのだろうな、と思ったのですが、そうではありませんでしたか、すみません。
>「こんなはずじゃなかった」と女たち自身ががっかりするような事態になってるかも
結局それって相手に求めてるってことですよね。
自分の中の理想を相手に見ようとすれば、たいていがっかりするのではないのかなあ。
そんな単純な事でなくて、男がオスでなくなる時がくるって意味なら、それはちょっと困りますね。
確かに私の周りの子供なし夫婦の実に100%が夫側が欲しくないから作らないんですよね~。でもみんな俺について来いっていう古風なタイプ。家の中では実は違うのかなあ。
>男を男らしく育てられない親が激増していることになりますね。その原因は那辺にありや、というところですかね。
男を男らしくって、どうやったらいいんでしょう。
実際どうすれば?となるとお手上げです。
男たるべき、と語るものを私は持ってないのですよね。
私自身、男も女も関係ない、という環境で育っていますから。
ただ、自信のない子が多い気がするので、自信を持てるような何か、があるといいのかなと思ったりします。
武道、いいですね。
うちの周りにもあらゆる流派の空手の教室があって、にぎわっていますよ。
以前、ケインコスギの父が「何か一つ打ち込むものを何でもいいから親が強制してでも15歳までやらせればいい、続ける事が大切、15を過ぎたら、その後は本人に任せればいい、でもそれまでやってきたことは決して無駄にはならないし、違う道に進んだとしても必ず生きてくる」といったようなことを話していて、確かにそれはそうかもしれないと思いました。
これって、robitaさんが普段おっしゃってる事につながる気がします。色々探りつつ、確かな子育てできればいいなあと思いますので、またご教示ください。
投稿: haru | 2007年3月12日 (月) 18時21分
robitaさん、
>私は要するに、女性たちに対して「男に何を望んでいるの?」と問いかけてるわけです。<
ははは…多分、何を望んでいるのか自分でも分からないけど押さえきれぬ渇望感があるんで、取りあえず「鈍感」な亭主にぶつけてるだけではないでしょうか。
オンナの多くが他人(特に男性)にばかりああだこうだと言う原因は簡単で、自分が「多数派であり主流派」の責任を正面切って背負ったことが無いから、です。言い換えれば、それが少数派の利益です。それが欲しい男がいてもおかしくありません(もう、いるか)。
徹底的に背負わせてやれば、あっという間におとなしくなると思います。で、大人しくならない女が、ほんまもん、です。こういう方こそ、パートナーどころか社会全体で癒してあげるべきです。私は、まずは、こちらを伸ばしてあげるべきで増やすべきで守るべきで、それゆえ邪魔するべきでない、と言うことを徹底的に優先したい。依然お話した学校制度と同じく、「青天井」理論(←いま命名)です。
だから、細木女史が「女は子供を産み、男を立てて生きるのが一番」と言のは、おおむね間違いでは無く、素晴らしい“先人からのアドバイス”と思います。
しかし(←ここ大文字)、国際社会の一員としての日本国の未来を見据えるならば:
「男が作り上げた戦場において、男が背負っている以上のストレスを請負い、泥水を啜って生きていく」覚悟の持てる女以外は
と、強調してもらわなければ、あまりに後ろ向きです。つまり、それだけの覚悟を持つ女よ出でよ、と諭すのが彼女のような社会的成功者の役割でしょう、と思うので、彼女の話には最終的にいつも反感を薄っすら感じます。
私は、「日本男性の覇気が無い」のは、子育てはむしろ結果論であって、単純にここ20年間、とりわけ10年間、日本男性が「成功感覚」が持てずにいることの影響を受けているだけと思っています。
日本の(家庭外)社会は、戦前から変わらずアラブ諸国並みに圧倒的男性多数派社会で、そのことは、賢き日本男性諸君が知らぬはずは無く、戦後からつい20年前までに世界から得てきたジャパニーズビジネスモデルへの高評価が、ここにきて散々な評価であり、加えて実際にリストラや倒産を目の当たりにしたので、周囲がビックリするほど打たれ弱く自虐的悲観的日本人的特性が悪く出ちゃってるんだろう、と思ってます。ものすごーく良く言えば、責任感が強いのでしょう。俺たち、間違っていたのだ…と。
少し諸外国の図太さを見習って、「へっ、国際的地位や評価や経済なんちゅうもんは循環だぜ」と開き直ってもらうにはどうすればよいか、それが大切だと私は思っています。
そして、経済で失った自信は、経済で取り返すべき、と言うのが私の主張であります。
投稿: kaku | 2007年3月12日 (月) 21時28分
>haruさん、こんばんわ。
息子が居間のテレビに古いパソコンつないでくれたので、最近はよく夜遅くにPC開くことあるんですよ。怪しいコメントやTB削除するために。
おまけに今日は主人が旅行でいないので、こんな時間に書いています。
>基本的な好みとしてrobitaさんの「かっこいい」には入らないのだろうな、と思ったのですが、そうではありませんでしたか<
家事をする人とか育児をする人が、でなくて、「おばさん男」はたしかに異性として好みではないです(^^)
篠田節子の「百年の恋」、ぜひ読んでみてくださいな。haruさんは絶対共感すると思う。集英社文庫で出てます。面白いので一気に読めますよ。
>またご教示ください<
いやいやそんな・・・。私なんか頭で考えてるだけです。広い社会を知らないし、人間関係のあれこれもそれほど経験してるわけじゃないし、ものを読んだり人の話を聞いたりする中で、「このようなことではないか」と考えを組み立ててるだけです。偉そうなことばかり書いてハズカシ~~。
投稿: robita | 2007年3月13日 (火) 00時53分
>kakuさん、
>こういう方こそ、パートナーどころか社会全体で癒してあげるべきです。<
ずいぶん前これに似た文章を書いてメモしてあるんですが、ちょうど日付も変わったことだし、記事として載せます。
投稿: robita | 2007年3月13日 (火) 00時56分