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2007年4月 9日 (月)

アナログ生活者の不満

全自動式洗濯機を買った。
4台目だ。
結婚30年近くなるので、平均すれば1台につき10年ほど使ったということになるが、二槽式→全自動→二槽式という経緯で、最後の二槽式は13・.4年ぐらい使っただろうか。

後悔した。やはり、二槽式にすべきだったと。
全自動式というのはほんとうに使い勝手が悪い。
二槽式であれば洗剤液を何回も使う作業が全然面倒でないが、全自動は洗濯物をいちいちしっかり絞って他の容器に移す作業が結構大変で二回使うのがせいぜいだ。

シーツなどは手で絞れないのでそのまま脱水して「すすぎ」に移行させてしまう。まだ洗浄力はあるのにもったいない。

二槽式だと洗剤液を少なくとも3回は使っていたのにもったいない。

それに、水を注ぐのにボタンをいろいろ操作しないと出てこない。つまり何らかの「設定」をしなければ水が出てこないのである。
水の量も3段階しかないので、もう少しほしいと思っても融通がきかない。

すすぎの水もいちいち捨てないで段階的に使いまわしできるものを、全自動はそれができない。

水と洗剤の量をこちらに教えるために洗濯物の重量を自動的に測ってくれるのだが、そんなものいるか。入れたい水の量は自分でわかるし、それに応じた洗剤の量だって自分でわかる。まったくおせっかいだなあ。

忙しい人にとっては、放っておいても洗い上がる洗濯機は便利この上ないだろうが、私のように家事が主な仕事である人間にとっては、水も洗剤ももったいないし、アナログ的な操作のできない全自動はもどかしいだけだ。

電器店の売り場には二槽式はほとんどない。キラキラと美しく光り輝いているのは全自動式ばかりである。それにつられてつい買ってしまったが、20年前、二台目に買った全自動の時から私の感じた不便さは何も変わっていない。

洗濯機を設計しているのは男の人だろうか。
全自動式であれば構造的に仕方のないことだとは思うが、もっと工夫はできないものだろうか。
脱水した洗剤液をためておいて繰り返し自動的に洗濯槽に戻すとか・・・・。
でもそれにはさらなる電力やもう一槽必要になるだろうから、やはりもったいないと思ったら人力を使うしかないのだ。

ああ、二槽式にすればよかった。
全自動洗濯機なんて大嫌いだァ。

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コメント

こんにちは。始めまして。全自動洗濯機についての、不満、大いに共感します。     ①まず、水取り給水便利だなーと思ったものの、ホースの水を抜くのに栓がなかなか取れない。これじゃあ、不衛生。持ち上げて逆流させなさいとの返事だったけど、これは、タイミングをうまくやらないと、洗濯槽に水がたまる。これを排水するには、また電源をいれて・・・。         ②洗濯槽の排水、給水が自動でやるので不便。”さー洗濯だ”と衣類をいれ、洗剤も入れて、スタート!水が洗面器一杯程はいったころ、しまった、もう少し洗濯物を追加と思いボタンの操作をやりはじめたが、思うように動かず、エイ、面倒だと電源オフでリセット。そして再スタートで始めたが、アララ排水が始まる。洗剤が溶けた洗濯水が流れていくではないか。こんな馬鹿な。全く全自動というのはおせっかい極まりない代物ですね。メーカーに意見しても採用されないし。

投稿: ky | 2007年4月29日 (日) 18時33分

>kyさん、
はじめまして。コメントありがとうございます。

>全く全自動というのはおせっかい極まりない代物です<

でしょ、でしょ?
柏田さんの文章読んで爆笑しましたよ。

私もまったく同じ。電源切って、また最初から始めなきゃいけないのか、ええい、と思うことばかり。
この頃少しは慣れましたが、それでもやはり、アナログ操作のほうがずっと気持ち良く洗濯できます。

洗濯機の開発には女性は関わっているんでしょうかね。
男性と同等にバリバリ働いている女性なら、男性と同じ発想になってしまうでしょうが。
モニターは活用してるとは思うのですが、多くの女性の要望の結晶が洗濯機の現状であるならば仕方がないですね。


投稿: robita | 2007年4月30日 (月) 11時20分

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