変節しよっかな~
改憲派から護憲派に転向しようかと思っている。
考えてみたら、日本を武力行使できない国にしたのは第二次大戦後の国際社会なのだ。
日曜日のNHKスペシャル「日本国憲法誕生」を見ていて改めてそう思った。
「二度と日本に武力を持たせるものか」と押さえつけたのは世界の国々ではなかったのか。
それを今になって、国際紛争の場において日本だけが武力を用いず、日本人だけが血を流さないのはずるい、などと非難する。あまりにも理不尽ではないか。
「なんたって9条ありますからねえ、武力行使できないんですよ。国際貢献? ええ、だからお金だけは出すって言ってるじゃありませんか。金ならたんまりありますよ。日本人は勤勉ですからねえ、戦争のような不毛なことには関わらず、60年間ひたすら金を貯めてきたんですもの。言ったでしょう、軍事協力は一切できませんって。あなたたちが寄ってたかってこの日本をそのようにしたんじゃありませんか。いまさら勝手なこと言うんじゃねえ、バーカ」
このような姿勢を明確にすれば、日本は世界の顰蹙を買い、孤立し、さまざまな協力を得られず、資源も思うように手に入らなくなる。
そうすればお望みの貧乏を手に入れることができるのだ。
貧乏になれば子供たちもまともに育つ。
護憲改憲の議論はこのようなことに凝縮される、ということでよろしかったでしょうか。
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コメント
この「護憲論」私にもよ~くわかります。実際、そう思うこともしばしばですから。
核装備、なんてのも、同じ文脈で語れます。いっそ、そう言っちゃえばおもしろいのかもしれません。
このような護憲論であれば、説得力はたいへんあるのだけど、世の中の護憲論は「私たちは、痛切に反省して、自ら武力を放棄しました」という主張です。ま、神学論争に近いですなぁ。
戦後日本人が、いったい何を反省せよというのか?よく考えてみると、実はこれは「差別の思想」なんですよ。「生まれた国が悪いから反省しろ」なんて話が「正義」でまかり通るなら、中世暗黒時代と同じではありませぬか?と、なぜか誰も言わない(笑)
国民投票法案に反対している人たちが「人権」を叫んでいることの奇妙さが、この国の「いい加減さ」を端的に表現している気がしてなりません。。。なんともなりませんわなぁ。
ま、そういう「いい加減」が、日本人らしさ、ということなんでしょうね(苦笑)
投稿: single40 | 2007年5月 7日 (月) 12時53分
>single40さん、
人間社会が成熟すればするほど、そしてそれにつれて人間が知的に議論するようになればなるほど、矛盾やほころびがあらわになるものですね。
>国民投票法案に反対している人たちが「人権」を叫んでいることの奇妙さ<
まさしく奇妙。
戦争でも始めそうな勢いで平和を叫ぶのも奇妙。
田舎に引っ込んでロクロでもまわそうかなんて気にもなりますわ。
投稿: robita | 2007年5月 7日 (月) 14時22分