« 桜の国の静かなる気迫 | トップページ | 朝日新聞と共産党 »

2007年7月23日 (月)

母の入浴

寝たきりの母は週二回入浴サービスを受けている。

屈強なお兄さんが風呂桶をかついでやって来る。
体を洗ったりお湯をはったり後始末をするお姉さんと、母の体調を診たり寝間着の着脱をしたりする看護師さんと3人のチームを組んで手早く丁寧に作業する。
優しい言葉をかけながら洗ってくれる。
初日、その光景にこみ上げてくるものがあった。
介護の現場の感動の一端だ。

医師に体温や血圧がどれくらいまでなら入浴させてもいいですかと聞くと、「明日死ぬかもしれない患者さんでも最後まで気持ちよく過ごしていただくことが大事です。そういうことは気にせず、いつでも体をきれいにしてあげてください」とのこと。

もう回復の見込みのない母を、最期は家で過ごさせてあげようと病院から連れ帰り、一ヶ月余り。
家で介護するなら血管点滴栄養でなく「胃ろう」(お腹に穴を開けて直接流動食を流し込む)のほうが簡便ということでその処置もしてもらった。

お腹に開いた穴は痛々しいし、食べる楽しみもない母が可哀想だ。
話すこともできないし反応もはっきりしないので、状況をどのくらい理解しているのかもわからない。

私たちにできることは、なるべく気持ちよく毎日を過ごさせてあげることしかない。
たとえ明日死のうと、何年先になろうと。

  
       

         よろしくお願いします  →人気ブログランキング   

|

« 桜の国の静かなる気迫 | トップページ | 朝日新聞と共産党 »

コメント

初めまして、

 通りすがりの者ですが、

 お母様のご健康をお祈り致します。

  合掌

投稿: 弓龍 | 2007年7月30日 (月) 23時38分

>弓龍さん、
初めまして。
お心遣いありがとうございます。

投稿: robita | 2007年7月31日 (火) 15時46分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 母の入浴:

« 桜の国の静かなる気迫 | トップページ | 朝日新聞と共産党 »