平和大好き
昨日のNHK「日本のこれから 憲法9条」、面白かった。
しかし、改憲派と護憲派は結局いくら議論をしてもわかり合えることはないだろうなあ、というのが感想だ。
いつも思っていることだが、「平和を守ろうという心意気」と、「改憲護憲の論議」は、まったく別のことなのだ。それをごちゃまぜにして議論しているかぎり、わかり合えないだろう。
この問題は要するに、日本人の「選択」の問題であり、「覚悟」の問題なのである。
数日前に、ブログランキングを「主婦」カテゴリに移した。
ざっと見る限り、ここで、憲法を語っているブログはないようだ。
しかし、普通の主婦が憲法問題をどう考えているのか私は知りたい。
過去の記事をいくつか紹介するので、どなたかに読んでいただければ幸いです。その上で感想を書いていただければもっと大きな喜びです。
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コメント
「平和を守ろうという心意気」と「改憲護憲の論議」は別だというご指摘、たいへんよくわかります。
私は、基本的に九条が現状のままであってもかまわないと考えているのですが(憲法は基本的に道具=鍋釜と同じだから、ようは使いようです)しかし、以下のような問題点を認識しています。
1.九条は平和を守るために、役に立つか?(道具としての価値)
たとえば、かつての中国は日本に侵略されたわけですが(一応、通常の理解の範囲において)それならば「中国さん、あなたがたは憲法九条がなかったから侵略されたんですよ」という指摘は聞かない。つまり、九条は「侵略される」立場には無効というのが「歴史的理解」だと思うのですが、そうすると「平和の道具」としての性能がよくないのじゃないか?という当然の指摘が出てきますよね。
2.もしも九条が平和を守るために「すばらしい価値」を持つと仮定した場合、それを既に持っている日本に対して「守れ」というよりも、その努力を外国に対して行うほうが、遙かに世界平和に役に経つ道理ではありませんか。戦後62年間、戦争のない国に向かってそんなことを言うよりも、たとえば中国や韓国に向かって「憲法改正しなさい、九条を持ちなさい」と主張するほうが大事なことじゃないか。
こんな「素朴な疑問」から、未だに離れられないでいます。誰か説明してくれないかな~(笑)
投稿: single40 | 2007年8月18日 (土) 13時05分
>single40さん
①について:
たしかに「平和の道具」としての価値はないと思いますが、それ以前に私は今のこの時代に誰が攻めてくるか、と思うんですよ。
植民地時代は世界中が同じようなことやっていたけれど、今は侵略なんかしたら、国際的信用がた落ちですよね。かえって損ですよね。
漫画「太陽の黙示録」みたいに天変地異で日本が極端に弱体化することでもあれば、「支援」と称して中国なりアメリカなりが侵入してくることもあるかもしれないけれど、そんなことになってもどっちみち壊滅状態の国家では防衛など不可能なわけで。
誰も平和な民主主義大国日本を攻めてなんかこないでしょう・・・なんて言うと左翼だ平和ボケだなんてことになるのかな(笑)
核武装をしないのであれば、9条あろうとなかろうと防衛の面ではたいした違いはないと思うので、私も護憲でも改憲でもどっちでもいいとは思うのですが、要するに「自分の身は自分で守る」という心構えの問題だろうと思うのです。それはPKOで協力する際の自衛隊のかたがたの立場であったり、国内的には、あいまいな防衛体制の日本という国に生まれ育つ子供たちの人間形成面への影響であったりする、と私は思います。ですので、どっちでもいいとは言え、やはり、改憲したほうがいいかなと思うのです。
②について
もう仰るとおり、大拍手。
投稿: robita | 2007年8月19日 (日) 14時38分
高校野球で「日の丸鉢巻きに学ラン」で応援していた学校が、地元の高野連から「戦争を想起させるのでやめるように」という指導があったそうで。なにかあると「ああ~、軍靴の響きがぁっ!」と騒ぐのは左右を問わないのかもしれません(笑)他山の石ですなぁ。
とはいえ「国際的信用がた落ち」なんて「全然スルー」な国が近隣には多いような気も。。。場所が悪いです、我が国は(苦笑)
投稿: single40 | 2007年8月22日 (水) 12時11分
>single40さん、
>国際的信用がた落ち」なんて「全然スルー」な国が近隣には多いような気も<
今朝の新聞に出てましたけど、北極を取り巻く5カ国で領有権争いが激化してるそうですね。
ロシアなんか北極点の海底に国旗を立てちゃったそうですよ。
強引というか厚顔というか、自国の利益のためなら世間体なんかどうだっていいんでぃ、ってことですね。
そんな国が日本のすぐそばにもいるってことなんですね。
なぜわが国のように品良くお行儀良く奥ゆかしくできんのか!と武力をもって教え諭す必要がありそうです(笑)
投稿: robita | 2007年8月22日 (水) 20時03分