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2008年1月16日 (水)

結婚という人生経験

疑問に思うほどのことでもないけれど、何故、男女は永遠に愛し合うことができないのでしょうか。

答えは簡単で、フェニールエチルアミンという物質が脳内に分泌されて人は恋に落ち(正確に言えば、「あ、素敵な人だな」と感じた時にそれが分泌され、おそらくは、気持ちと化学物質の相乗作用でその働きは増幅されるのでしょう)、その効力がなくなると恋は終わるのです。で、その物質の効力は長くて3・4年だそうです。

だから、どんなに好きだった人でも、何年かすると(特に結婚してしまうと)異性として意識しなくなったり、「なんでこの人なの」とか「この人でなくてもよかった」とか、しばしば憎しみさえ抱くようになります。
マスコミを騒がせて結婚した芸能人などが何年かすると、あるいは数ヶ月で必ずと言っていいほど離婚しますが、なにも芸能人ばかりでなく、友人知人の少ない私の周りでも、離婚は珍しくありません。
あんなに好きだったのに何故こんなに嫌いになるのか。
結局、男女は永遠に同じ人と恋愛することなどできないのです。

( 因みに「異性を好きになること」について、過去記事でこんなのがあります。真魚さんのコメントが面白いです。→「愛の流刑地」  )

結婚する時は「この人とだったらどんな困難でも必ず乗り越えられる」と信じ込むのだけれど、恋愛感情が薄れるにつれ、その努力にもふんばりがきかなくなります。
特に「恋愛感情」だけに重きを置いて結婚した場合は、それがなくなると、一緒にいる意味がなくなるのは当然です。

だから、この記事で紹介したような「結婚と恋愛は別に考えたほうがいい」という熟年者の意見が、いつの世もしっかりと生きているのだろうと思います。

だからといって、「条件に合致した人」と事務的に結婚するなど、とてもできることではありません。

でも、「好みのタイプじゃないけど、ま、いいか」程度の結婚でも、努力次第で人は幸福になれる、と私は思うのです。

ずいぶん前の、「結婚しよ!」の記事につけられた「街中の案山子」さんのコメントに答えた私のみもふたもないような考え方は長い年月を経て一つの家族を育んできた者の実感であり、これに同調する熟年者は少なくないと思います。

でも、そんなことは人生を歩まないとわからないのです。
これから結婚をする人たちが「未来に人の気持ちがどう変わるかは問題ではない、今の恋愛感情が何より大事なのだ」と思うのは当然です。

しかし、であれば、わかりきったことではありますが、恋愛とはなんと刹那的であることでしょう。

そして、そればかりをよりどころに家庭を作ろうとすることが将来の幸せにつながるのかどうか、ここは「幸せ」の定義がそれぞれ違いますからなんとも言えないことではあるのですが。

こんなサイトが「結婚したい」の検索でひっかかりました。 →  http://allabout.co.jp/relationship/love/closeup/CU20030317A/ 

これで見ると、女性が結婚したい相手に求めることとして、意外に「真面目で誠実」というのがありません。

社会的にどうこう、というようなひとりの人物としての評価というより、「自分との関係」に重きを置いています。

たしかに「社会的な義務として結婚する」時代ではなく、カップルのありようはお互いの関係、どれほど相手を大事に思うか、これに尽きます。

ただ、この年になって思うことですが、夫婦愛を育むことができるかどうかは、恋愛だからとかお見合いだからとかいうのは殆ど関係ないと、この年になって思います。

真面目で誠実な男女がお互い「良い人だな」と思う程度で結婚し、家族を形成していく中で、お互いを大事に思うか思わないか、できるだけ良い家庭を築こうと努力するかしないか、そんなことは恋愛であろうが、お見合いであろうが、違いはないように思えます。

試しに、真魚さんのコメント「人生経験として結婚というものも体験してみるのもいいんじゃないのでは」を実践してみたら、案外「ほのぼの幸せ」が手に入るかもしれません。「ほのぼの」や「結婚」に興味のない人には関係のないことですが。

でも、こういう意見に、ほとんどの未婚者、特に女性は、納得できないだろうことはわかっていますし、こういうことは自分で体験した上で腑に落ちることなので、私は実は助言をしているわけでもなんでもない。

「この道がいいから行きなさい」とレールを敷く気もさらさらない。

若者の時代を過ぎて、後ろを振り返った時、若かりし頃の自分が一生懸命歩いているのを遠くに見つける、そして、あれを選んでいたら、とか、これを避けていたら、とか、思い巡らせてしみじみとする、それが誰もが味わう人生というものだと思っていますから。

        

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コメント

交際時「結婚しないよ?」といって付き合いはじめ、
交際7年、うち同棲3年で結婚した私が通りますよw

>フェニールエチルアミン
>その効力がなくなると恋は終わるのです。
>で、その物質の効力は長くて3・4年だそうです。

( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー、初耳でしたw
実際はともかく、女性は恋し続けたい!と
願ってるから男性との間に
ギャップが生まれるのかもですね。

NHKだったか、エイズ問題の番組で
4人の女性との間に6人の子どもがいる
エイズ患者の男性が「いい人生だ」とか
そんなのを見ました。アフリカだったかな?

病気は困るけど恋の効力が3.4年なら
彼の人生は正しいと思うです。

投稿: ルイージ | 2008年1月17日 (木) 12時40分

★ルイージさん、

>交際7年、うち同棲3年で結婚した私が通りますよw<

おめでとうございました。お幸せですね。

>エイズ患者の男性が「いい人生だ」とかそんなのを見ました。<

凄まじい人生観ですね。

投稿: robita | 2008年1月20日 (日) 10時32分

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