国会のねじれ現象による政治の停滞とやらはまだ続いているのですよね?
与野党で対立している政策について、政治家がよく「これについてはきちっと議論をして」と言います。
この言葉はしょっちゅう発せられます。いやになるほど長い間。
いつになったら「きちっと議論」してくれるんですか。
きちっと議論できないのはなぜなんでしょう。
話し合って妥協点をみつけていくのが正しい民主主義のありかただと思うのですが、きちっと議論できないのは、なぜなんでしょう。
たぶん、きちっと議論できないのではなくて、論点は出尽くしているのに、お互い譲らないから平行線になっているだけなんでしょうね。
平行線になるのは、政局にしてるからですね。つまり、政権をとりたい、政権をとられたくない、との与野党の攻防です。
こういう場合私たち国民はどうしたらいいんでしょう。
「政治家は何やってんだ」みたいな愚痴を言ってるだけでは物事は進みません。
「政治家は何やってんだ」という愚痴は、まずマスコミが発します。そしてそれに乗っかるのが国民です。
政治家は信念をもって「この政策が良い」と思ったら、断固たる決意でそれを通すべきですよね。採決して多数が賛成すればそれは通るはずですよね。
国会がねじれていても、通す手段があるならば強引にでもそれをやるべきですよね。
こういう強引さは「独裁」なんでしょうか、それとも「断固たる決意で迅速に物事を運ぶ行為」なんでしょうか。
「独裁は許されない」だの「もっときちっと議論して」とマスコミが騒ぎ立てるのは意味がないとは言いませんが、マスコミが政治家の決断を邪魔するのを国民はどう思っているのでしょう。
政治の停滞の原因は国民にあるんじゃありませんか。
政治家が世論を気にして断固たる決断ができなかったり、右往左往したりするのを、「それは国民のせいじゃない、政治家がだらしがないからだ」と人は言うけれど、そのくせ一方では「国民の空気を読め」などと、政治家の決断を鈍らせるようなことも平気で大合唱するわけです。
もう、どっちかにしてくれませんか、という気持ちになります。
私が一番ヘンだと思うのは、「忙しくてこれできないあれできない」「もういっぱいいっぱいで全然余裕がない」とか自分のことは弁護しながら、なんのつもりかいじめて叩いて「総理大臣は死ぬまでやれ」と言わんばかりの世の中の空気です。
私なんか全く頑張りの足りない人間なので、同じ人間に対して「死ぬまでやれ」とはとても言えないなあ、たとえ相手が一国のリーダーでも。
国に責任のある人だからこそ死んでくれては困るわけです。
私は何も自分が「優しい人間だから」「甘い人間だから」こういうことを言っているのではないのです。日本を負け組にしないための政治をしようとしている人間を叩いて追い詰めることが無意味だから言っているのです。無意味どころか国の損失でしょう。
民主主義とは「文句を言う権利」のことなのですか。
民主主義を叫ぶのなら、政治の停滞がなぜ解消できないのか、ちょっと考えてみてもいいでしょう。
「叱咤激励」すべきところを、悪口や罵倒に終始してしまっている。自民党と社会党の談合で政治がまあまあうまくいっていた時代ならばそれでも一向にかまわなかったでしょう。大衆は勝手なことを言ってれば良かったんです。
でも、今ってそういう時なんですか?日本が沈むかどうかの瀬戸際だとしたらそんなことやってる場合じゃないと思うのですが。
マスコミなんかにいいようにされてないで、政治家を激励すればいい。大連立だってすれば良かったんじゃないかと私は思うのです。
この際、与野党一緒になって日本のために頑張ってくれ、と我々が言えばいいだけのことなんじゃないですか。
小泉改革は良くなかったとか言われるけれど、独裁的な手法はだらだらしていなかった。政治は停滞しなかった。海外からも評価されて投資も増えた。そしてそれを応援したのは国民です。
小泉さんが熱狂的に支持されて、安倍さんがNOをつきつけられた、その違いが何かといえば、非常に瑣末なことだったと私は思っています。
今、「国民の声」など物ともしない指導者が現れたら、国民はそれを支持しますか。それとも、「こういう時に現れる独裁者は極めて危険だ」として、政治の停滞を「しようがない」と認めるんでしょうか。
日常をきちんと生き、子どもをきちんと育てる、国民はその当然のことをやり、政治家を批判する時と場合をわきまえ、むやみやたらと攻撃しないこと、そんな風に我々が気をしっかり持つことができるなら、今の状態を打開できるんじゃないかと思うのですが、無理な話ですね。
国民にはもうそんな従順さはないのだから。
国民は政治家を信用せず、政治家はマスコミを恐れて決断ができず、マスコミは国民受けのする記事を書いて扇動し、そして国民はマスコミの論調に乗っかる。
「三すくみ」みたいなもんでしょうか。
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