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2008年6月12日 (木)

彼の事情

秋葉原で殺傷された人たちが可哀想でならない。
痛かっただろう。苦しかっただろう。
遺族のかたがたの苦しみは、これからもずっと続く。
重傷を負われたかたがたの容態はどうだろうか。

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以前、太田光の政治討論番組で少年犯罪厳罰化を取り上げた時のこと。

何人かの卑劣な少年たちが
一人の少年をよってたかって殴り殺した事件について、
被害者の母親が番組内で厳罰化を訴えた。

厳罰化反対派の民主党議員が
「(犯人の)少年たちの側にも事情があって・・」と言った時、
「事情って何ですか」と、その母親が議員の顔をまっすぐに見据えた。

議員は、たじろぎ、しどろもどろになり、きちんとした説明ができなかった。

「犯人の少年たちは生育環境が悪く」とか
「政治がうまく機能していないから教育現場が混乱して」
とか言いたかったのだろうが、

息子をなぶり殺しにされた親にとっては、
犯人の事情など知ったことではない。

犯罪者の事情は酌量の余地のあるものとないものがある。

だいたい、
「不安定な社会」や「悪い生育環境」なんか、いつだってあった。

もっと言えば、
誰もが満足するユートピアなどできたためしはないのだから、
不満を抱える多くの人間はいつでも存在する。

犯罪のきっかけなんてどこにでもころがっているし、
犯罪者にとっては何だってきっかけになり得る。

できるだけ人々が幸せに近づくよう、
世の中のみんなで考えなくてはいけない。
弱い人は助けてあげなくてはいけない。
社会にはそういう責任がある。

だけど、そのことと、犯罪者個人の行動は別の問題だ。

それでも、社会が彼をこんなにした、それが最も大きな原因だと
あくまでも言い張るのなら、
法律もいらないし、犯罪の検証ももうやめたらいいのである。

共産党の志位和夫委員長が、
「こういう犯罪の責任を社会に転嫁してはならないと思います。
派遣社員の件は、それとは別に考えるべきことです」
とラジオで言っていた。

真っ当な意見であると思った。

     

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コメント

元々、犯罪の理由として「専門家」やメディアや言うことには強引なものが多いです。

社会だけでなく、犯人の趣味とか。美少女アニメが好きとかオタクとか。何かそうした直接関係のないことをネガティブに書き立てます。

仮に私がそのような立場に陥れば、どのように書かれるのでしょうね?萌え系の趣味でないことだけは、ブログからわかるはずです。そうした趣味なり思考なりを強引に悪く書き立てるのでしょうか?

投稿: Shah亜歴 | 2008年6月13日 (金) 21時53分

★Sha亜歴さん、

>そうした趣味なり思考なりを強引に悪く書き立てるのでしょうか?<

彼らは何か言わなければならないので、色々なことを言うんでしょうね。
異論を淡々と表明し合うことが物事に対する認識を醸成していくのだと思います。

投稿: robita | 2008年6月14日 (土) 10時25分

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