彼の事情3---両親---
秋葉原の無差別殺傷事件についてもう一つ言いたいことがあります。
彼がこういうこと事件を起こしたのは両親の育て方のせいだと言う人もいます。
でも、私はそうは思わないのです。
昔からの持論を書かせていただくと;
この両親が厳しかっただとか息子に愛情を持っていなかっただとか言われているようですが、そんな親は珍しくありません。
良い学校に入れたいから、幸せな人生を歩ませたいからと、多くの親が子供の尻を叩いて勉強をさせます。
厳しくしたからといって、自分の子供がこんなだいそれた罪を犯すなんて誰が予想できるでしょうか。はたから見てると子供が可哀想になるくらい厳しい親なんていくらでもいます。
子供に愛情を持てない親だってたくさんいます。
子を愛さない親はいない、なんて嘘だということは誰でもわかっています。
確かに、親に子供を慈しむ気持ちがあれば何があっても子供は大丈夫、と私は信じていますし、この犯人だって、愛情で包まれていればこんな人間にはならなかったと思います。
でも、子供を愛さないのがいけない、と言われても、「愛」はマニュアルではありません。愛を感じなければそれは仕方がないと言うしかありません。
この両親だって、自分たちの親から充分な愛を受けなかったのかもしれません。
マスコミに晒され、謝罪をする父親、あまりのことに立っていられずへたり込んでしまった母親の様子に、胸が苦しくなるほどでした。
どうか両親をこれ以上責めないでほしいと思うのです。
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