「もやしもん」
「もやしもん」(石川雅之)という漫画が面白いです。
農業大学新入生が、わけのわからないうちに謎の老教授の実質的ゼミ生として囲い込まれ、実習つきの学問を修得していくというお話です。
地球上のあらゆる場所に存在する菌たちが繁栄を目的として、他の菌族と戦い、醸し、勢力を拡大する、そんな分野を漫画にしてしまう作者の独特の感性とユーモアのセンス、そしてなにげない「教訓」が好ましい。
なにかというと「かもすぞ」とつぶやくようにざわめく菌たちに、昔から化学合成物質より菌のほうを許容する傾向がある私は親近感を覚えます。
single40さんは、セイタカアワダチソウとススキの戦いを話題になさいました。我がニッポン古来種のしぶとさが頼もしいですね。
みんな生き残るためにけなげに戦っているんですね。
翻って、人類は物理的な身の痛みに加えて、心の痛みという高度な感覚を持ってしまったがために、戦ってはいけない種族になってしまいました。
この生き残りのための戦いというのは、異種間でも同種間でも行われますが、高度に進化した生き物ほど、同種間で争うようになるのでしょうか。
いわゆる雑菌といわれるものと例えば乳酸菌などは異種だし、セイタカアワダチソウとススキも異種なので戦って当然という気はしますが、猿とか犬ぐらいになると同種間で縄張り争いを起こします。
言うまでもなく、人類も同種で争います。
夫婦でさえ同じ家の中で縄張り争いをするようです。
でも、セイタカアワダチソウ同士では争わないんでしょうね。
というか、異種間の戦いと同種間の戦いは意味が違うのかもしれません。
こういう分野でも私は知識がないのでどなたかに教えていただきたいです。
それはさておき、
「もやしもん」とか「蔵人」などの醸し系漫画を読んでいると、正しく醸した日本酒はどうやら相当おいしいらしいことが伝わってきます。
日本酒の味など皆目わからない私でも、じっくり飲み比べてみたくなります。
「日本人なら日本酒を飲め」と言うべきでしょうか。
ついでに言っちゃおうか、「日本人なら米を食え!」
よろしくお願いします →人気ブログランキング
| 固定リンク

コメント
TBくださって有難うございます。
「セイタカアワダチソウとススキの戦い」は、実は「人の観察の仕方」なんですね。
ご紹介した本の著者のジョーさんも私も、これを「競争」と見ていますが、人によっては「共生」しているように見える。まあ、いったんはセイタカアワダチソウが勝利を収めかけたワケですから「強者が譲歩して共生に向かっている」という観察だって可能なんです。実際、そういう解釈をする「自然愛好家」は存在しますし。
かくのごとく、自然現象をとってみても、そこの目に映る現象は同じでも、付随する「解釈」が違うと、つまりは天と地のごとく「世界」が違うわけであります。ここで「どっちが正しい」ということは、文字通り不毛だと誰にも分かってしまうわけですなあ。
だって、セイタカアワダチソウもススキも、それぞれ「ただ必死に生きている」だけのことなんですから。
人間は「自分の解釈が正しい」として、他人に自分の解釈を認めさせようとして争います。すべての戦いが、それぞれが生きようとする意思の結果であるとすれば、人間の「解釈を巡る戦い」も同様なのかもしれない、と思ったりします。つまり、人間特有の「縄張り争い」は、人間それぞれが生きようする意思の結果にすぎない、ということです。
「それもまた一つの解釈だよなあ」などと一人で納得しては、美味い日本酒を食らうわけですな。ぼちぼち、ちょいと冷蔵庫で冷やした吟醸が美味い時期です(笑)
投稿: single40 | 2008年6月10日 (火) 13時53分
私もついでに言っちゃいます。
「日本人なら瓦屋根!」
これも古来のモノと渡来種間の戦いで、粘土瓦製造業をしている私としては結構切実な問題です。
ただ残念なことにいまのところ押されっぱなしで、旗色は限りなく悪いです...。
PS.
調子に乗ってTBを一点送らせていただきます。
(適当でないとの判断であれば、削除下すって結構です)
投稿: 山本大成 | 2008年6月10日 (火) 14時34分
★single40さん、
>「強者が譲歩して共生に向かっている」という観察だって可能なんです。<
うちの庭なんですが、雑草のはびこり方が年によって違います。何年か前は○○が全盛でしたが、次の年は△△、またある時は□□(雑草の名前がわかりません)、・・・でも、巻き返しを図ることはないようなのです。負けてしまったらもうその場所からは撤退するみたいです。何年か前に全盛だったスギナは次の年に別の雑草に負けて以来、二度とはびこることはありません。
まあ全体として見ると、スギナはどこか別の場所で生き生きとしてるかもしれませんけど。
>ちょいと冷蔵庫で冷やした吟醸が美味い時期です<
んー、おいしそう。
投稿: robita | 2008年6月11日 (水) 11時08分
★大成さん、
16年前、あまり深く考えもせずにハウスメーカーに注文して軽量鉄骨の家を建てました。
後になって木造建築の良さに気づきましたがもう遅い。
建築の写真など見るたび、瓦屋根や木の風合い、間取りなど、なんて美しいのだろうと思うばかりです。
気密性の高い家は、変な話、夏暑くて冬寒いのです。
夏の夜、外気は充分冷えてきているのに、気密性の高さのため家の中はなかなか温度が下がらない。冬、昼に近づくにつれて外気は温かくなってくるのに、家の中はなかなか温まらない。
私の家だけなのかもしれませんが、住んでみての実感です。日本の家の良いところは外気を遮断しないことだと思うのですが、どうなんでしょうか。
> (適当でないとの判断であれば、削除下すって結構です)<
いえいえ、「日本人なら・・・!」のTBが沢山送られてくればいいなと思います。
投稿: robita | 2008年6月11日 (水) 11時11分