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2008年6月17日 (火)

犯罪少年の親

これも昔から思っていることですが;

例えば少年犯罪には大きく分けて二つのタイプがあると思います。

一つは、「真面目で大人しかった少年が残虐なことをする」。これは必ず単独犯です。
もう一つは、いわゆる「札付き」で、「あいつならやりかねない」と思われるような「ワル」の犯罪。複数でやることも多いです。

悪質な少年犯罪について語る時、「親の育て方」が批判されますが、これらの親の育て方には大きな違いがあると思います。

前者は、前記事で書いたように、親は一生懸命に子育てをしています。こんなに本人のために尽くしているのに何故と、訳がわからないに違いありません。

後者の場合は、きっと「放任」であると思います。
子供を一人前に育てようという意思などさらさらないことでしょう。
こういう親は、子供の犯罪に対しても親としての反省の気持ちがないことが多いように見受けられます。

両者とも、子供に対する慈しみの心が欠けているのは共通しているとは思いますが、私は、後者の責任を厳しく問いたい気持ちはあっても、前者をあまり責める気持ちにはならないのです。
自分たちの息子がまさかこのようなモンスターに変身するとは予想だにしなかったであろうことを思うと、何か哀れにさえ思えてきます。

      
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コメント

子供が非行に走るか、思いとどまるか、の境目は「自分がこっちに行ったら親は悲しむだろうな」と思うかどうかだと何かで読んだ記憶があります。

投稿: M | 2008年6月17日 (火) 21時44分

★Mさん、

そうですね。
子供がそう思えるような家庭環境であるかどうかが問題ですね。
昨夜のNHKで宮崎勤死刑のニュースに関連して、作家の佐木隆三氏が、「犯罪者を出さないために家族の果たす役割がいかに大事か」と強調していました。
誰か一人でも慈しみの心で彼に接する人がいれば良かったのだろうなと思います。いったん心を閉ざしてしまうと、接触するのは非常に難しいでしょうが、子供時代にそういう人がいればなあと思います。たしか彼は可愛がってくれた祖母が亡くなった後、変わったとかいうことでしたよね。

投稿: robita | 2008年6月18日 (水) 10時36分

う~ん。子育て真っ最中なので、いろいろ考えます。
でも、前者の親を責められないか・・と言われれば
やはり私は親の責任を問うべきだと思います。
決定的なのはどちらも愛情の欠如。
秋葉原の犯人の親も一生懸命手をかけて
自分の思うように育てたのでしょう。
本人の意思は無視で。
勉強ができること、いい学校に入ること。
それよりももっと大切なことを見失っている親がいます。
損か得かだけで子育てをしていると
先には深くて暗い穴が待ち受けてると思います。
私もそこの部分は忘れないようにと常々思っております。
彼は今警察で自分の話を
朝から晩まで聞いてくれる人に囲まれて
多分幸せなのだと思います。

投稿: タコ親 | 2008年6月19日 (木) 13時29分

★タコ親さん、

はじめまして。

>でも、前者の親を責められないか・・と言われれば
やはり私は親の責任を問うべきだと思います。<

そうですねえ。やはり責任はありますよねえ。
でも、きっと子育て一生懸命だったんだろうなあ、と思うと、そういう親たくさんいるだろうなあ、と思うんですよ。

>決定的なのはどちらも愛情の欠如<

そう思います。

>彼は今警察で自分の話を
朝から晩まで聞いてくれる人に囲まれて
多分幸せなのだと思います。<

彼には今まで、話を聞いてくれる人がいなかったのでしょうか。
もしかしたら頑固で意固地で自己中心的で友だちが出来にくかったのかもしれません。
もし、自分をわかってくれる人を欲していたなら、そして、誰かに話を聞いてほしかったなら、そう努力すべきでした。
努力もしないで「誰も自分をわかってくれない」などと拗ねるのは甘えとしか言いようがないですね。

警察に拘束されて厳しく追求され、否応なく答えさせられる、という状況でなければ素直になれなかったのかもしれません。

それもこれも元はと言えば親の育て方なんでしょうか。
人の性格や考え方が親の育て方によって左右され、それが犯罪につながっていくのであれば、子育てしている人はすごく緊張しちゃいますよね。

やはり結論は、そこに「愛情」があるかどうか、ということになりますねえ。

こういう事件では、よく「周りに彼をわかってあげる人がいなかった」「愛されなかった」といった意見が聞かれますし、それは事実だと思います。
そのことは不幸ではあるけれど、犯した罪とは分離して論ずる必要がありますね。

でないと、全ての犯罪が「愛されなかった」という言い訳で情状酌量になってしまいます。

何が彼をモンスターにしたのかという分析と、自分をとりまく状況がどうあれ、許されざる罪を犯した犯罪者本人の責任を厳しく追及すること、これらが平行して冷静に行われることが大事だと思います。

投稿: robita | 2008年6月20日 (金) 10時15分

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