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2008年9月28日 (日)

大久保利通

最近、色々な文章に明治の元勲大久保利通が取り上げられることが多いように思う。

大改革が求められる今の時代、旧体制・旧勢力と否応なしに闘わざるを得ない為政者の姿を大久保に重ね合わせている。

大久保利通その人に擬えられる特定の人物がいるかどうかわからないが、このところ政権担当した総理大臣全員が大久保のような立場だとも言える。

産経【正論】櫻田淳氏の≪麻生新政権に期待するもの≫ が、今日の日本の姿を簡潔に言い表しているのではないか。

≪「過去と争い、急進な将来と争った」という大久保への評価は、政治という営みの意味、そして政治家の責任を考える上で誠に興味深い。≫

明治維新、第二次世界大戦後に次ぐこの変革期は、「ぐいぐい引っ張る指導力」とか「こうと決めたらブレることなく突き進む」ではなく、たとえ「風見鶏」と言われようが「日和見」と言われようが、臆することなく「屈伸性」や「柔軟性」を保持する「強い信念」が必要だということだろうか。

確かに旧体制と闘うのは大変なことだ。おまけに今の時代、「世論」というやっかいなものを自在に操作する最大の権力マスコミが肥大化しているため、為政者の苦労は並大抵のものではないだろう。私のような素人がちょっと考えただけでも容易に想像できる。
むやみと総理大臣を批判できないのはそういうわけだ。

もちろん批判や異論はなければならないものだから、したい人は人はどんどん物言えばいい。
でも、同情論も一定数なければ、政治家も救われないではないか。

ところで、大久保利通という人は、明治政府樹立の重要な功労者でありながら、西郷隆盛のようには目立たず親しみを込めて語られるということがない。
暗殺されてしまったために政治家としての仕事が半ばであったのだろうか、また盟友西郷を討伐したことなどが理由だろうか。
私も大久保については何も知らなかったが、検索してみると、実に魅力的な人であったようだ。
威圧感に満ちていたのに、家族を大事にする。私利私欲がなく、ひたすら国のために生涯を捧げた。
強い意志と慈愛に満ちた、理想的な政治家だ。

我々もこういう政治家を育てていかなければなりませんねえ。
こういう人材が自然に湧いて出てくるのを期待するだけじゃだめだと思いますよ。

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コメント

>>我々もこういう政治家を育てていかなければなりませんねえ。
こういう人材が自然に湧いて出てくるのを期待するだけじゃだめだと思いますよ。

一番良いのは、こういう人材に自分がなることです。しかし問題は、自分がこういう人材になったとしても、既得権益のある人たちは難癖をつけて新しい人材を出させてくれません。

どうするか?改造手術を受ける(仮面ライダー)、パワード・アーマーを装着する(アイアンマン)、遺伝子組み換えのクモに噛まれる(スパイダーマン)のような対策で乗り切りますか?超人的な能力なら、誰も邪魔できないでしょう。

投稿: Shah亜歴 | 2008年9月28日 (日) 12時19分

★Shah亜歴さん、

>一番良いのは、こういう人材に自分がなることです<

ぜひなってください。

>既得権益のある人たちは難癖をつけて新しい人材を出させてくれません<

地方分権を進めればいいことじゃないですか。

投稿: robita | 2008年9月28日 (日) 13時18分

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