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2009年4月14日 (火)

この点でも日本の牽引力

カルデロンのり子さんと両親の別れの場面が涙を誘う。
13歳で親と引き離されるのはとても残酷なことだ。

それでも「日本を離れたくない」という子供の意思を尊重して、あの家族は別離を選択した。

あの家族が最も望むことはもちろん、3人一緒に「日本で」住むことなのだ。「祖国」であるフィリピンでなく。

一方で、中国残留孤児のみなさんの、日本を見たこともないその家族たちが、「祖国だから」と、日本に住むことを望まれる。

こんなに皆さんが住みたがり、「祖国」と呼びたがるほど日本というのは良い国なのだなあと嬉しくなる。

日本が大好き。日本に住みたい。そう強く願う外国人が増えているのだろうか。
「稼げるから」という理由だけでないなら、ぜひともそういう方々には日本に住んでいただきたいと私は思う。

日本は世界でも稀に見る温かく幸せな国だと思う。この希少性はおそらく日本人の気質や伝統が作り上げたものにちがいない。

だから、日本に住みたいと願う外国人のかたがたはぜひとも、この日本人特有の気質と伝統を理解し学んでいただきたい。
そしてこの日本の良さを破壊することなく継承していくことをこころがけていただきたい。

そういう意思がある人々を移民として受け入れる準備を日本はしてもいいのではないか。
いかに日本人が懐が深くても、誰でも彼でも受け入れるという無秩序は選択しないだろう。

   参考記事  →  『「日本的」というソフトウェア』

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コメント

この件は「かわいそう!」の視点で見ると判断を誤ります。
逆の立場で考えてください。
日本人の男女が外国に密入国し、同様の騒ぎを起こしているとしたら・・

フィリピン政府も「日本はカルデロン一家の要求に屈するべきではない。フィリピン入国管理局(DFA)は日本に不法入国したカルデロン夫妻のために「人道支援」を全力で行うと。
また、 フィリピン当局によれば、日本政府のカルデロン一家への「温情」は国際社会に誤った認識を与えるだけであり、夫妻の要求に屈するべきではなかったとも。
これが世界の常識です。


公立の学校で受け入れてしまっている事も密入国者への対応として間違っていると思います。
日本は法治国家であることをもう一度よく考えてください

投稿: M | 2009年4月14日 (火) 20時25分

私も、涙を誘われる前に、疑問が残ります。この手の報道は余り見たくないし、詳しく事情を知りたいとは思わないのですが、「親子が別れ別れになるのは可哀想」なのであれば、何故親は子供をフィリピンに連れて行かないのか、と思うのです。
「日本で生まれ育ったから、フィリピンに馴染めない」のであれば、親たちが不法入国で日本に来たときも、日本という国の言葉や風習を知らないで入国してきたのではないか。
だから、結果としてこんな事態に陥ってしまった。
「別れ別れになってもいいから、子供を日本に残す」というのは、両親の熟慮の末、「それでも日本で生きていくほうがいい」との判断。それを、かわいそうで涙を誘うの論調でマスコミが報道するから、なんだか表層的に見えてしまいます。なんとか日本に入国したい、日本で暮らしたい、日本人になりたい、そんな人が沢山いるのです。
初めから日本人の人には、自分の恵まれていることを気づかないものです。

投稿: 街中の案山子 | 2009年4月15日 (水) 07時20分

★Mさん、
★街中の案山子さん、

私は「かわいそう!」という主旨でこの記事を書いたのではないんですよ。
あののり子ちゃんという13歳の女の子が、親の犯罪のおかげでかわいそうな状態にあるのはまぎれもない事実なので、まずは冒頭に「かわいそう」と書きました。

私は日本の司法判断は正しいと思いますし、親子は3人でフィリピンへ帰るべき、とも思っていますが、そういった意見はいくらでもみなさんがお書きになっていると思います。
だから私も同じようなことを書いても面白くないので、「その先」のことを書いてみました。
少子高齢化で労働力不足が目前の問題である日本は、きちんとした外国人なら移民として受け入れる体制を整えるべく、法改正をしてはどうか、という主旨の記事です。下手な文章で正しく伝わらなかったようですみません。
そんなに日本が好きで、日本に住みたいなら、「日本人になる覚悟」で入国していただきたいものです。

投稿: robita | 2009年4月15日 (水) 09時23分

繰り返しになりますが、この手のマスコミ報道って、苦手です。

―日本が好きで、日本に住みたいなら、「日本人になる覚悟」で入国していただきたいものです―

って、実情からかけ離れた捉えかたです。
私たちの国、日本は、そう容易く日本国籍を与えません。帰化をなかなか認めないって、ことです。
だから、せめて在留資格だけでも欲しいという気持ちが根底にあって、途上国の若い女性が、日本の結構年をとった人とでも、結婚するというパターンが起きているのです。
二人の間に子供ができると、その子は日本人です。夫との仲が上手くいかなくなて、離婚になっても、彼女らは日本に残って、子育てをしながら仕送りを続けられる方を選択するのです。日本国籍がダメなら、在留許可だけでも欲しいと願う人達がたくさんいます。

投稿: 街中の案山子 | 2009年4月15日 (水) 09時57分

付け足しです。
「途上国の若い女性」が入国するときは、ダンサーとか、芸能人として入国して、実際は接客業で働きはじめるのです。
そこで知り合った男性と結婚とか…、こんなパターンを見てきています。
そんなところに通う日本人男性も、彼女たちの本音に気付いているでしう。
「日本で働きたければ、誰でも入国できるというわけではないのです。」
数年前に愛知万博がありました。途上国を含め世界中から参加がありました。閉幕のころ、途上国であるアフリカ某国の何人かが、所在不明になったと報じられました。
帰国するより、不正な形で会っても日本で生きていくためにとった行動なのでしょう。
robitaさんもご存じとは思いますが、付け足しさせていただきました。

投稿: 街中の案山子 | 2009年4月15日 (水) 10時10分

大手のメディアでさえ本来一番大事な視点である「法治国家として」・・というスタンスのコメントは一切取り上げません。
大学教授でさえ「日本を選んでくれて有難う」などという状況は異常です。
彼等が「法治国家」を分かっていないはずがなく恣意的なものを感じます。
わたしは1000万人移民法案に危機感を持っているものです。
カルデロン一家を支援、否!利用している人たちがどんなグループか一度ネットで調べてご覧になることをお薦めします。
カルデロン夫妻が母国に帰る際に駅前でお礼のカードを配っていましたが、品のよさそうな婦人が「頑張って!」と笑顔で受け取っていましたが、このような場面を見せられるとハラハラします。
仰るように日本は素晴らしい国です。
先人達が託してくれた遺産(有形、無形)を守る為の知恵と勇気をもつことも忘れないようにしたいものです。

投稿: M | 2009年4月15日 (水) 12時50分

★街中の案山子さん、

そういう問題はいやと言うほど起きていますね。
そういったことに関しては入国審査や滞在中の監視を厳しくする、という対処方法しかないでしょう。

あるいは、鎖国してまったく外国人を入れないようにするとか。
でも、現実問題それではもう日本はやっていけませんね。

>私たちの国、日本は、そう容易く日本国籍を与えません。帰化をなかなか認めないって、ことです。<

だったら、認めるようにすればいいのではないですか。
少子化問題は、子育て支援を充実すれば解決するというような問題ではないと私は考えていますので、今の経済規模(豊かさ)を維持したいのであれば、外国人に日本人になっていただくしかないと思うのですが。

ただ、私はよく知らないのですが帰化の条件はそれほど厳しいものなのでしょうか。
「日本が認めない」というより、日本には住みたいが、元の国に思いを残している人たちのことではないでしょうか。(名前を変えるのは嫌、というような)

こちらとしては、国益の面からも元の国に思いを残されては困るわけです。

記事にも書いたように、日本がこんなに良い国なのは、「日本人の価値観で作り上げた国だから」だと私は思います。
それなのに、元の国に思いを残し元の国の価値観を抱えたままの外国人が沢山入ってきたらどうなるでしょう。
日本の良さが知らず知らずのうちに失われ、なんだかわからない国に変貌していくのではありませんか。
そうなれば、「日本という国だから住みたい」という根拠がなくなってしまいます。
「なんだ、稼ぎたいだけだったのか」というわかりきった理由があらわになるだけです。
帰化したいのなら元の国への思いを断ち切っていただきたい、というのは冷淡なようですが、国益上当然のことではないかと思います。

かせっちさんのところで紹介されている陳胡痒さんというかたの文章をもう一度紹介します。 → http://kyo-yota-blog.seesaa.net/article/79527452.html
この考え方なかなか良いんじゃないかと私は思うんですけどねえ。

投稿: robita | 2009年4月15日 (水) 13時53分

★Mさん、

>大手のメディアでさえ本来一番大事な視点である「法治国家として」・・というスタンスのコメントは一切取り上げません。<

え、そうなんですか。
私はワイドショーなどで、コメンテーターの人たち(弁護士さん等)が、法治国家であれば当然の措置と言っているのを何度か聞いたので、良識ある人々は当然わかっていることと思ってました。
特定の思想を持っている人たちが「カルデロンさんかわいそう。日本は冷たい」と言っているのも知っています。

>品のよさそうな婦人が「頑張って!」と笑顔で受け取っていましたが、このような場面を見せられるとハラハラします。<

たしかに。

>わたしは1000万人移民法案に危機感を持っているものです。<

「帰化」の前段階で必要なことではないのでしょうか。よくわかりませんが。


案山子さんやMさんの危惧はよくわかるのですが、では、少子高齢化の時代、労働力をどう確保すればいいとお考えですか。
ただ「だめだ」と言ってるだけでは物事は前に進まないんじゃないかと私は思うのですが。


投稿: robita | 2009年4月15日 (水) 13時57分

テレビで何人かのコメンテーターが「法に従うのは当然」と発言していることを知り少し安心しました。

募集しても人が集まらないのは仕事に見合う報酬が少ない、昇給も見込めないからかと、
そのような分野に外国人を入れれば必ず問題化します。
ヨーロッパを見れば移民政索の行き着く先は明白です。

日本の移民構想は徹底した反日教育を受けた中国人を大量に受け入れるというもので今現在でもその危険性は想像できるはずです。

殆どの人が買い物のおつりの計算が出来るなどという民族は日本人を除いて他に無いと思います。
与えられた仕事を効率よくこなすには?と自ら工夫し提案できる民族も。
国も企業も外国に人を求めるより足元の日本人の優秀な特性を生かす工夫をする方が長い目で見て低コストで済みます。
市場競争の名の下に拡大戦略を取り続ける大企業も内需を疎かにして未来はないことをこの金融危機がはっきり示してくれました。

日本人はあまりに清廉であるがゆえに近隣の諸国とは最低限の交流にとどめるべしの教訓を聖徳太子、福沢諭吉(脱亜論)が言い残しています。
今また同じ過ちを繰り返そうとしています。


投稿: M | 2009年4月15日 (水) 19時53分

>私たちの国、日本は、そう容易く日本国籍を与えません。帰化をなかなか認めないって、ことです。<

だったら、認めるようにすればいいのではないですか。
少子化問題は、子育て支援を充実すれば解決するというような問題ではないと私は考えていますので、今の経済規模(豊かさ)を維持したいのであれば、外国人に日本人になっていただくしかないと思うのですが。

ただ、私はよく知らないのですが帰化の条件はそれほど厳しいものなのでしょうか。
「日本が認めない」というより、日本には住みたいが、元の国に思いを残している人たちのことではないでしょうか。(名前を変えるのは嫌、というような)

↑ rovitaさんのコメント内の文章を長くコピペしましたが、あの有名な台詞を思い出しました。
かのマリー・アントワネットが「パンを寄こせ」と、騒ぎ立てる群衆に「パンがないなら、ケーキを食べたらいいのに」と言った話。
恵まれた日本人は、どこかアントワネット的要素があるのかも知れません。私は帰化云々については、幾つかのケースを知っていますので、アントワネットにならないかも知れませんが、他の部分でそういう発言をしていたり…。
現実的には、所属している国によって、生まれながらにして、格段の差があるのです。

投稿: 街中の案山子 | 2009年4月16日 (木) 07時46分

★Mさん、

>日本の移民構想は徹底した反日教育を受けた中国人を大量に受け入れるというもので今現在でもその危険性は想像できるはずです。<

たしかに考えてみれば、移民の第一陣がドッと入ってきた時点から、日本社会の良さは崩れていく危険は予想できますね。
よし、移民政策は却下。

>国も企業も外国に人を求めるより足元の日本人の優秀な特性を生かす工夫をする方が長い目で見て低コストで済みます。<

それができればそのほうが良いと思います。
以前こんな記事を書きました →  「格差・・・?」   
日本人の質に格差が生じていると思うのですが、私はやはりいつの時代も最も力を入れるべきは教育や人材育成だと思います。

>日本人はあまりに清廉であるがゆえに近隣の諸国とは最低限の交流にとどめるべしの教訓を聖徳太子、福沢諭吉(脱亜論)が言い残しています。<

ほう、そうなんですか。なるほど。それ、わからないでもないですけど。
しかし、あまりの潔癖症は身を滅ぼすことにもなりかねませんし・・・。難しいところです。
なんとか柔軟に、しかし、日本を変質させることなく、バランスをうまくとっていきたいものです。
それには一にも二にも教育だろうと私は思います。

投稿: robita | 2009年4月16日 (木) 09時29分

★街中の案山子さん、

いやー、マリー・アントワネットにたとえられるとは

>>だったら、認めるようにすればいいのではないですか<<

当然のことながら、これは、それができるよう法整備をすればいいのではないか、という意味です。
日本は民主主義国家ですよ。フランス革命前の専制国家とは違います。

探してきました。→  帰化の条件   

私は帰化についてよく知りませんが、これを読むとそれほど厳しい条件とは思えません。
それでも、現実はそう簡単ではないのだ、というのなら、どういうところが障壁になっているからこのように難しいのだ、と訴える手段だってあるでしょうし、法律を変えるという努力を私たち自身しなければなりません。そう思うことがどうしてアントワネットの無知と同等に語られなければならないのでしょうか。
そもそも、私たちがこうやってネットで議論しているのは、ああすればいいのではないか、こうすればいいのではないか、と意見を出し合うことで、より良い社会を実現しようとしているからではありませんか。
「現実を知らない人は救いようがない」で終わってしまっては何のための話し合いなのでしょうか。

投稿: robita | 2009年4月16日 (木) 09時43分

私のような通りすがりの立場のコメントにも誠意を持って
お返事いただいたことを感謝いたします。
これからも訪問させていただきます。
応援クリックと共に!

投稿: M | 2009年4月16日 (木) 17時02分

rovitaさん、私は、自分にも「知らないことを知る」といい聞かせたかったのです。読めば誰でも、事情が理解できるものではなく、そこには、当事者ではないと判らない固有の事情があるのだと言うこと。

投稿: 街中の案山子 | 2009年4月17日 (金) 07時53分

★Mさん、

たいへん意義のあるやりとりでございました。
このブログは記事そのものより、コメント欄のほうが面白いのです。
応援クリックに心から感謝です。
おかげさまで順位が上がりました。
こういう議論を多くの人に読んでいただきたいので、1ページ目に載るようがんばります。
またのお越しをお待ちしております。

投稿: robita | 2009年4月17日 (金) 10時00分

★街中の案山子さん、

>当事者ではないと判らない固有の事情があるのだと言うこと。<

どんな人も他人にはわからない事情を抱えているものです。
その全てをあからさまにし解決することはできませんが、制度を変えることでより良い状態が得られるなら、部外者でも「知ろう」「知らせよう」とする姿勢は大事だと思います。
そのための情報交換だと思います。
私も知らないことや誤解をたくさん抱えています。
どうかこれからもいろいろな情報を教えてくださいね。
(とりあえず、帰化の条件を充たしているのに許可されない理由は何なのか知りたいところですが)

投稿: robita | 2009年4月17日 (金) 10時03分

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