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2009年8月24日 (月)

「本読む子 必ず為す有り」

【古典個展】立命館大教授・加地伸行 「本読む子 必ず為す有り    

「親の年収が子供の学力に影響する」という昨今の説は一応納得できるものではあるが、たしかに加地氏の言うように、お金がなくても親がその気になりさえすれば子供の知性を伸ばしてやることは可能だ。
この論説の最後のほうの「貧乏自慢」は、今の時代にあてはまるものではないので、ちょっと余計だったかなとは思うが、子供の学力を一定水準に保ったり、あるいは高くするのに収入は本当は関係ない、ということには賛成だ。

これに対する反論はいくつも出てくると思う。
親が疲労困憊するほど働いて、子供を図書館に連れていくほどの余力はない、とか、塾に入れるだけの収入がない、とか。

図書館の利用は一度覚えさせれば、子供だけでも行けるものだし、基礎学力をきっちり学びたかったら学校だけで充分だろうと思うのだけれど、問題は、やはり親の人生に対する態度だろうと思う。

貧困と怠惰の負の連鎖という現象が起こっている。

生活保護世帯の中には保護費の支給日を「給料日」と呼ぶ家庭があるという。
親が子供に「きょうは給料日だから」と話し、子供もそう思い込んで育つ。ある時、それが決して親が働いて得た金ではないことを知る。→ 
 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090727/trd0907270800004-n2.htm

働かないことが当たり前の家庭に育った子供に夢や希望を持て、というのも無理な相談だし、そういう親は読書の習慣をつけてやることなんか考えたこともないかもしれない。

昔は貧しい家庭が多くて、それでも、「貧乏から抜け出すには学問しかない」と考えるだけの品格が人々に備わっていたと思う。

手厚すぎる生活保護制度がいけないのか、日本人が変わってしまったのか。

親を変えることは至難だが、子供に働きかける学校やNPOなどの努力に期待したい。

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