「TOMORROW」
「横綱の品格が」と、あれほど朝青龍を批判していた世間も、「引退」の報を聞くと、「ええっ、引退しちゃうの」とショックや寂しさを隠しません。
「世間」というのが、マスコミ報道なのか、テレビのコメンテーターなのか、街頭インタビューに答える市民なのかよくわかりませんが、とにかく、一連の朝青龍叩きと、引退表明後の「同情」や「相撲人気の危機」論は、日本人の混乱を表しているようです。
しかし、こういう決着しかないだろうな、とおおかたの人が思っているでしょうし、私もそう思います。
やはり「規律」とか「伝統」とかいうものは守るべきもので、極力崩さないよう努力しなくてはならないでしょう。「横綱の品格」だって重視されてしかるべきものと思います。何も「品格」などとことさら力を入れなくても、恥ずべきことをしない、という普通の社会規範を守ればいいだけのことと思います。特に難しいことではありません。
朝青龍の相撲が好き、彼は愛すべき悪役だ、本当はとても優しい人、彼がいなくなったら相撲界の衰退に拍車がかかる、・・・これらの意見はよくわかります。惜しい。とても惜しい。涙ぐみながら取り組みの思い出を語る朝青龍の姿に胸が痛みます。
しかし、我々日本人は、泣いて馬謖を斬ったんですよね。(今、検索してみたらこの故事を引用しているブログもいくつかあります)
そうしなければならない時があります。
去年の夏、泣いて自民を斬った人も多かったのではないでしょうか。
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コメント
robitaさん、ご無沙汰しています。
朝青龍、大好きでした。関連記事をTBさせていただきました。
投稿: kaku | 2010年2月 8日 (月) 22時44分