つぶやいているだけでなく
テレビでいろいろな政治情報番組を見ますが、子ども手当て、高校無償化、夫婦別姓など、民主党が力を入れる政策に賛成する論調の番組を見たことがありません。コメンテーターも司会者もこぞって反対を唱えます。
テレビに限らず、新聞もラジオもネットもあらゆるメディアが同様の意見を発信します。
それらの政策を愚策と考えている人のほうが多いにもかかわらず、なぜその愚策が国会で決定されてしまうのでしょうか。
これは由々しき事態です。
民主党の支持率がまだ40%近くあるからといって、このような愚策を通す理由になるでしょうか。
民主党を支持する人の中には、「かといって自民党はもっと悪いから」程度の考えの人も多いことでしょう。
しかし、いま大事なことは民主党のごり押しを許すことでなく、どうすれば賢明な議員による「本当のこと」が浮上するか、ということだと思います。
首相はまさに夢見るお坊ちゃんで本当に頼りないけれど、民主党には良い政治家がたくさんいます。自民党にもいます。
やるべきことは政界再編しかないと思います。
政界再編を起こすには民主党の支持率を下げるしかないのではないでしょうか。
武力蜂起するわけにいかないのだから、我々国民で支持率を下げてやるしかありません。
念願の政権を取った、国会の数的勢力は圧倒的だ、国民の支持をある程度得ている、・・・そんな時に「政策に反対!」「政界再編だ!」と叫んで党を割って出る人はいないでしょう。
あれらの政策はヘンだとは思うが、反対を表明するわけにいかない、党を出るに出られない、やむをえず流されている議員が民主党に結構いるのではないでしょうか。
政権交代以来、私は政界再編を願って「民主党こけろ、つまづけ」と念じてきたわけですが、カネの問題が起きても政権は倒れない。どんなに批判されても鳩山さんのノーテンキさはどういうわけか磐石で、今までカネの問題で倒れた数々の政権を思うと、不思議でなりません。
どんな批判の嵐も耐えて日本のために頑張るんだ、という必死の覚悟でそうしているならわかりますが、民主党の政治は日本を救うものとは到底思えません。
由々しき事態です。
ところで、「国を救う」とはどういうことでしょうか。
まず何をおいても、「国家財政を破綻させてはならない」「経済成長をしなければならない」、これが国家経営の基本でしょう。
「品格」などという美しい言葉はそのあとに来るものです。
読売テレビの解説委員辛坊治郎氏が、「『経済成長よりも大切なことがある(つまり金銭的豊かさより心の豊かさ)』、みたいなことを言い始めた頃から日本人はだめになった」と言っていました。
より高い報酬を目指して頑張ろう、という人間が少なくなれば、経済成長は鈍化し、国益を損ねる。考えてみれば当然のことです。
「経済成長はもういいじゃないか。それより、日本人の品格を取り戻せ」と主張なさる一部の保守思想のかたがたや左翼的思想のかたがたはみなさんお金に困っておられないのです。
困っていない人はノーテンキに美しいことが言えるのです。鳩山由紀夫さんがその代表格です。
よろしいか。経済成長は不可欠なのです。これは私が経済を知っているから言うのでなく、60年以上生きてきて人間の本質を知っているから言うのです。
国はどうすれば経済が活性化するか、それを考えて実行すればいいのです。活性化すれば福祉にも潤沢にお金が廻るようになる。民主党のやっていることは順序が逆ではありませんか。
このところ小沢おろしが活発になってきたようですが、小沢さんを辞めさせても何も変わらないと思います。次の参議院選挙で民主党が勝ったらどうなりましょうか。トンデモ左翼政権が温存されるだけではないのでしょうか。
国民が、本当に日本を甦らせたいと本当に思っているなら、ひとりひとりのできる「簡単なこと」を実行すればいいだけです。私はそう思うけど。
みなさん、そう思いませんか →人気ブログランキング
| 固定リンク

コメント
>ところで、「国を救う」とはどういことでしょうか。
「国民を路頭に迷わせない」ということでしょうかね。「外敵から攻撃によって」国民を路頭に迷わせないために、国防・外交がある。「稼ぐことができなくなって」国民を路頭に迷わせないために、経済がある。「人として正しい行いができなくて」国民を路頭に迷わせないために、教育や思想がある。
経済は「国を救う」ための一側面であって、それが全てでも根本でもないかと。経済が全てであるならば、数年前までのアメリカのサブプライムローンの狂宴は正しいということになります。富める人が稼ぎまくり、貧しき人もそのおこぼれにあずかることができましたが、その富の構造は貧しき人への貸し込みという、実に歪んだ仕掛けで成り立っていたわけです。
だからといって、経済成長を無視するわけではありません。「経済成長より大事なものがある」ではなくて、「経済成長はやれて当たり前。更にその一歩前に進むために思想がある」というのが私のスタンスですかね。
何度も引用する二宮尊徳の言葉:
道徳のない経済は罪悪である
経済のない道徳は寝言である
投稿: かせっち | 2010年3月20日 (土) 20時07分
★かせっちさん、
>数年前までのアメリカのサブプライムローンの狂宴は正しいということになります<
いえ、正しいということにはなりません。
私はただ「国家存立の基本は健全な財政と経済発展」という単純で当たり前のことを言っているだけなんですよ。
金を稼ぐのが生きるための基本だからといって狂宴が良いわけはなく、節度をわきまえるのは言うまでもないことではないでしょうか、地球上で最も発展した種として。
ところで、この記事の主旨は「どうしても政界再編してもらいたい」なのですが、タイトルが長すぎるので変えます。
トラックバックも結構時間がかかるもんなんですが、検索フレーズをまず決めて、似た意見のブログを探し出し、これから何日もかけていろんなところへトラックバックしてやる!(笑)
投稿: robita | 2010年3月21日 (日) 10時32分
>>読売テレビの解説委員辛坊治郎氏が、「『経済成長よりも大切なことがある(つまり金銭的豊かさより心の豊かさ)』、みたいなことを言い始めた頃から日本人はだめになった」と言っていました。
冷戦直後の日本ではただの経済大国から政治大国を目指そうと言う議論が盛んでした。一方で「経済成長に疲れきって安心した」雰囲気があったのも事実です。品格など叫ばれたのも、国連常任理事国入りが頓挫して、政治大国の夢を後退せざるを得なかったためとも思われます。
そうしている間に中国が政治的にも経済的も強大化し、その影で存在感が薄くなったと不安を感じているのが今の日本人です。これは真魚さんの十八番。
私はさらに冷戦直後のクリントン政権が歴史からの休暇にあった最中にロシアと中国で過激ナショナリズムが台頭し、欧米と日本の安全を脅かし始めたと、常日頃説いています。
では日本は政治的にも経済的にも縮小の運命か?そうともいえません。グローバルな海洋国家で欧米と同じ先進民主主義国という基本的な立場を全うすれば、日本にも再生の道はあります。具体的には拙連載記事1と2を参照下さい。実はこの記事、このようにとりあげていただきました。
それはともかく、日本の行く末を論ずるならトラックバックを超えて、どこかで小規模な集会でも始めませんか?インターネットは道具の一つに過ぎません。
投稿: Shah亜歴 | 2010年3月21日 (日) 14時19分
私の発言の前段部分をバッサリ切って取り上げたことには納得しかねます。これでは前後の文脈を適当に切り刻んで、都合のいいところだけ取り上げるマスゴミと変わりません。
それからトラックバックを送りまくるのは結構ですが、安易に送りつけると、受け手によってはスパム、つまり迷惑メールと同じとみなされますので、ご注意を。
投稿: かせっち | 2010年3月21日 (日) 18時10分
★Shah亜歴さん、
>冷戦直後の日本ではただの経済大国から政治大国を目指そうと言う議論が盛んでした。一方で「経済成長に疲れきって安心した」雰囲気があったのも事実です。品格など叫ばれたのも、国連常任理事国入りが頓挫して、政治大国の夢を後退せざるを得なかったためとも思われます。<
頑張ってきた日本人が、疲れきってちょっと一息つきたかったのかもしれませんね。
>それはともかく、日本の行く末を論ずるならトラックバックを超えて、どこかで小規模な集会でも始めませんか?インターネットは道具の一つに過ぎません。<
うーん、そうですねえ、平凡な一般人が日本の行く末を論ずるならインターネット以上のツールはないと私は思っていますよ。
私は政治活動をするつもりは毛頭ないのです。だから集会というのはちょっと・・・。せっかくのご提案ですが申し訳ありません。
それよりShahさん、政治を論じたいのならもっと本格的議論が出来る人は他にいっぱいいるんじゃありませんか?
ご紹介いただいたグローバル・フォーラムというシンクタンクの政策掲示板に寄稿が取り上げられたこと、おめでとうございます。ちょっと今読みきれませんが、錚々たるかたがたによる寄稿でコメント欄もありますね。
Shahさんはこういう場所でもっと活躍できるのではないでしょうか。いっそ議員立候補は如何ですか?
投稿: robita | 2010年3月22日 (月) 10時27分
★かせっちさん、
>私の発言の前段部分をバッサリ切って取り上げたことには納得しかねます<
良からぬことを企んでバッサリ切ったつもりは全然ないのですが(第一私にとって何のメリットもありません)、少々丁寧さに欠けましたので、仕切り直します。
>「国民を路頭に迷わせない」ということでしょうかね。「外敵から攻撃によって」国民を路頭に迷わせないために、国防・外交がある。「稼ぐことができなくなって」国民を路頭に迷わせないために、経済がある。「人として正しい行いができなくて」国民を路頭に迷わせないために、教育や思想がある。<
国家の基本は、「経済」と「安全保障(軍事)」だと思います。バックボーンとなるものは思想で、教育も基本となります。
国家の基本は「お金」。国家の基本は「防衛」。国家の基本は「教育」。全部基本だと思います。
しかしそもそも、お金がなくては、国の安全も成り立ちません。お金がなくては教育もできません。
やはり「先立つものはお金」ですので、「財政と経済成長が国家運営の基礎」と書きました。
不快に思われたのなら、私の書き方が下手だったからでしょう。申し訳ありません。
>道徳のない経済は罪悪である
経済のない道徳は寝言である<
肝に銘ずべき立派な思想だと思います。
教育にぜひ取り入れてほしいですね。
>それからトラックバックを送りまくるのは結構ですが、安易に送りつけると、受け手によってはスパム、つまり迷惑メールと同じとみなされますので、ご注意を。<
そうでしょうか。
私は今までも数は多くはないですが、何回かトラックバックをしたことがあります。そのおかげで読者も増えたと思います。
トラックバックだけをいきなり送りつけるのではなく、必ずコメントを書かせていただいておりますので、相手のかたも決して迷惑とは思っておられないと思います。
「送りまくる」と仰いますが、送られている人は「送りまくられている」なんて思わないですよね。一回きりのことですし、私がどのブログに送っているかわからないわけです。(たまたま見かければ「あ、この人ここにも送っている」という程度のことはあると思いますが)
そもそも、トラックバックの機能がなぜあるのかというと、ネット上の意思疎通を活発にするためのものではないのでしょうか。
「こうすればいいのではないか」という意見を書いて、他の人に読んでもらう。共感を得ることもあれば反対意見をもらうこともある。そして議論が活発に行われる。それがネットの醍醐味であり、トラックバック機能はそういったうねりを起こす大事な方法だと思います。
私は今まであまり沢山のブログを読むことをしなかったし、トラックバックも面倒でつい怠ってきました。でも、そういう引きこもり体質でブログをやっていてもあまり意味がないことに気付きました。だから、これからなるべく頑張ってトラックバックしようと思います。
投稿: robita | 2010年3月22日 (月) 10時32分
先日テレビの番組でドバイについてなぜあれまでに砂漠の地域が栄えたかということをやっていました。
石油で栄えたのかと思いきやそうではなかったのですね。
今の首長のお父さんがドバイの未来像をしっかり描いて国(連邦のひとつですが)造りをした結果、今のドバイがあるということにひたすら感心しました。
民主党に日本をこういう国にしたいというビジョンというか思想信条が見えてこないのが残念です。その思想信条でもって政界再編を成し遂げていただきたいです。
経済が潤って日本の将来が見えてくるような政策を示してくれたなら、私は消費税アップしても構わないと思っています。福祉の困りごとはもう消費税ですっぱり解決して、経済発展にまっしぐらでいいのではとさえ思えてきました。
投稿: そよ風 | 2010年3月25日 (木) 06時31分
★そよ風さん、
>今の首長のお父さんがドバイの未来像をしっかり描いて国(連邦のひとつですが)造りをした結果、今のドバイがあるということにひたすら感心しました。<
そうなんですよ、私も聞いたことあります。
>民主党に日本をこういう国にしたいというビジョンというか思想信条が見えてこないのが残念です。<
「こういう国にしたい」という理想は、党首の鳩山さんにはあると思うんです。
「命を守りたい」「豊かさを分け合ってみんなが幸せになれる社会」みたいな。社会主義国家というのでしょうか。
本当にそんな良い社会が実現するなら悪いこととは言えませんが、民主党の政策で幸せな社会が実現するとは思えません。
今みんながお金に困ってるからといって、とりあえず「子ども手当て」とか「高校無償化」のような「施し」をしてしまうのは、将来を見据えたビジョンを持っているとは言いがたいです。
「施し」は人間をだめにすると私は思いますし、第一、財政はもっとひどいことになって今の子どもたちが将来苦しみます。
民主党議員の中にも、子ども手当てや高校無償化その他の政策に疑問を持っている人はいるでしょうけど、反対とは言えないんですよね。
郵政が国営に戻ることについても、今朝のテレビで辛坊治郎さんが、「民業や地方金融機関を圧迫して郵政事業だけが巨大化し、郵政が残って国がつぶれるということになりかねません。みんなわかっているのに、民主党の議員はこれについてなぜ黙っているのか。聞いてみたい」と怒っていました。
あの莫大なエネルギーを使って成し遂げた郵政民営化というのはいったい何だったのでしょう。民営化は日本のためにならないから元に戻すんでしょうか。よくわかりません。本当にこれでいいのか政治家の人たちも私たち国民も考えてみないといけませんね。
それとも本当に日本がつぶれるかどうか、やってみないとわからないので、このまま民主党に頑張ってもらいましょうか。お金のバラマキと郵政巨大化と東アジア共同体構想で、日本がどうなるか見てみましょう。怖いもの見たさ(笑)
>消費税アップしても構わないと思っています。福祉の困りごとはもう消費税ですっぱり解決して<
そうですね。消費税アップしてすっぱり解決できるのならそうすれば良いと思います。
投稿: robita | 2010年3月25日 (木) 13時43分