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2010年12月13日 (月)

うるせえ!

もう4・5年も前だったか、テレビ番組で「ココリコ・ミラクル」とかいうバラエティものがあった。
お笑い芸人や俳優たちでコントをやるのだが、単なるコントというより風刺的な色合いも見せる寸劇で、みんな演技がうまく、なかなか面白かった。

印象深く今もよく覚えているものがある。

こんな風だ:

姉妹である松下由樹と小西真奈美がマンションの一室で二人暮らしをしている。
姉の松下は会社員で、妹の小西は女子大生らしい。

ある夜遅く、酔っ払った姉が、同じくふらふらになった後輩の男性社員(ココリコの遠藤章造だったと思う)を連れ帰って玄関先でくだをまいている。

酔眼朦朧の体(てい)で「一晩だけ泊めて」と後輩は言葉をふりしぼり、玄関に寝転がったままズボンを脱いで、けなげにも「お願い、・・・これ、しわになっちゃうから・・・、これだけ掛けといて・・・、あした一番で会議あるから・・・」と姉に渡し、そのまま寝込んでしまう。

そこに出てきた妹が、ゆらゆらしながら後輩のズボンをハンガーに掛けている姉とパンツ姿の男とを見て、「何てざまなの!こんなになるまで飲んで!」と非難する。

その言葉を聞き、姉が猛然と啖呵を切る。
「うるせえ! 人間はなァ、社会に出たら、お前なんか想像もできないような苦労をするんだよ! 理不尽なことで上司に叱られ、嫌なやつにもお愛想言って仕事をもらい、それで会社帰りに酒飲んで発散して全てを忘れ、そしてまた次の日、会社に行くんだよ。酒はサラリーマンの友なんだよ!」

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single40さんの記事を読んで、このコントを思い出した。 

≪「男と同じ労働」で「男と同じ不幸」を背負い込む≫とsingle40さんは仰る。
その通りだとすれば、きっとこの姉のような女性はどんどん増えていくことだろう。

しかし私は女はそうはならないだろうと思うのだ。
「同じ不幸を背負い込む」女性もいるにはいる。
でも大部分の女はそれほど杓子定規ではない。
なんせ女というもの、「柔軟」なのである。
さまざまな場面でさまざまな解釈を適応させ、仕事も遊びも器用にこなしていくのではないかと思う。

≪私見であるが、すでに女性を「男と同じに扱え」という時代は終わったように思われる。≫

songle40さんがこのように喝破されるとおりだ。

「出世と社会での生き残り競争に明け暮れせざるを得ない男性(おうおうにして、狭い世間で生きている)と比べて、女性のほうが人生を楽しんでいるのではないか」とsingle40さんが仰る通り、女性は器用にたくましく、どんなに男女平等が進んでも、楽しく自由に生きることをあきらめないだろうと思う。

そしてそれは、女性の労働力を求める社会状況と相まって、女性が子供を持たない、あるいは結婚さえしない人生を選択する傾向をますます強くしていくのではないかと思うのだ。
その傾向が日本社会にとって、あるいは人類にとって良いことなのかどうか、誰にも判断は下せないが。
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