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2011年10月 3日 (月)

マスコミの力

国にお金がないから、増税して国民からお金を集めるしかない、と考える人と、まず無駄をなくしてから増税論議をやるべきだ、という人に分かれている。

たしかに、お金が足りなければ、これ以上借金するのは恐ろしいことなので、税金を取るしかないのかもしれない。

しかし、こんなに無駄をやっているのに、なぜ国民だけが負担が大きくなるんだという理不尽はひしひしと感じる。

無駄をなくしても、出てくるお金は財源としては微々たるものだという。 それでも、せめて為政者の真面目な姿勢を見せてくれなくては国民もやりきれないではないか。

マスコミは、「こんな無駄がある、あんな無駄がある」と日々報じる。

マスコミが報じなくても、民主党は野党当時、与党を責めていた。

そして「自民党には無駄をなくす改革ができないから、我々にやらせてくれ。我々ならできる。必ずやってみせる」と力強く言っていた。

たしかに声をそろえてそう言っていた。

でも、できない。 あと2年かかってもできないだろう。

 

マスコミはほんのひと言の失言を取り上げて騒ぎ立て、大臣をやめさせるほどの力があるのに、なぜ、最も重要なこと(民主党にも自民党にも改革ができないということ)をもっと大きく取り上げて騒ぎ立てないのだろう。


まずはそのことを理解しなければ、これからも総理大臣はころころ変わり続けると思うよ。

 

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