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2011年12月26日 (月)

おースザンヌ

24日の夕方、おばさん仲間4人でみなとみらいのクリスマスキャンドルを見に行った。ま、クリスマス的光の祭典ならどこでも良かったのだけど。
ものすごい人出だった。
日本丸の停泊しているあたりから赤レンガ倉庫まで行列状態で、そのほとんどがカップルであった。

若い男性の68%が彼女がいなくて、女性も50数%が彼氏がいないんだって。そうすると残りの3割4割の人がここに集まってるってこと? でもデートスポットはここだけじゃないでしょ。相手がみつからないと言いながら恋人同士けっこう多いじゃないの。全部が恋仲というんじゃなくて友だち同士とか、にわかカップルってこと?

まあそんな話をしたわけだ。

お見合いの習慣がなくなって男も女も伴侶探しに苦労しているということはさんざん書いてきたけれど、問題は「相手を探す」という作業が、もう昔の価値観に基づくものではなくなったということだ。

年頃になればそれなりの縁談が舞い込んで適当な相手と結婚するのが当たり前だった時代では既にない。

世の中の色々なことが変わるのと同じで、結婚形態も大きく変わるのは仕方がない。誰にも止められない。

結婚とか家族の形成に関してはどんなに時代が変わっても、変わってはいけないのではないかと思い続けてきた私も、これは自然の成り行きなのだと悟った。

震災があって、家族の絆だとか結婚の重要性を人々が再認識するようになった、なんて言われているけれど、相手選びの手続きに関してはもう昔のようにはいかない。

カップルはどんどん成立しにくくなっている。

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以前、TBSラジオ「デイキャッチ」で、こんなやりとりがあった。
タレントのスザンヌの結婚報道に関して、司会の荒川強啓とコメンテーターのジャーナリスト井上トシユキのこんな会話だ。
井上氏は独身で結婚願望があるらしい。

井上「僕は合コンじゃなくて、『知人の紹介』がいいですね」

荒川「じゃ、舞さん(サブキャスターの女性)、誰か紹介してあげたら」

舞 「あら、独身の女性たくさんいますよ」

井上「でも僕、(女性と)何を話していいかわからないんです」

荒川氏は、そんなことない、話上手ですよ、と持ち上げるが、井上氏はしきりに「僕、ほんとにつまらないですよ」と言い続ける。
お酒飲むとどうなるの、と聞くと、喋ることは喋るけど、その内容は女性受けしないということらしい。

女性が喜ぶ話ってどういうのか知らないけれど、こういう男性って多いんだろうなあ、と思う。

やっぱりあれか、男性として魅かれる男であれば、難しい話だってなんだって女は喜んで耳を傾けるということなのか。

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芸能レポーターの報告によるとスザンヌの相手は野球選手で女癖があまりよくないらしい。それで周りはあの男はやめろ、と忠告していたということだが、「好き」という気持ちはどうしようもないらしく、結婚してしまったということだ。

中島みゆきの「空と君のあいだに」の歌詞が頭に浮かぶ。

  君の心がわかる とたやすく誓える男に
  なぜ女はついてゆくのだろう そして泣くのだろう

あとで泣くのがわかっていても好きな男についていくのが女の幸せなんだろう。
誠実だが面白くない男と結婚して子供を産んで家族を育てることより。

そんな時代なんだ。

収入が少ないから結婚できないというのは、景気が良くなればなんとかなるけれど、女性が社会進出し、お見合いがなくなった時代には、そもそも相手がみつからないのである。

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  (というか、前と同じようなこと書いてます → http://robita-48.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_3691.html )

  

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2011年12月 5日 (月)

若者が勝った

大阪府知事市長ダブル選挙で維新の会が支持され、圧勝した。

普段投票に熱心でない若年層や無党派層の心をつかみ、投票率も大幅にアップした。

若い世代はあまり選挙に行かないので、政治はどうしても選挙に熱心な老年世代に有利に働く。老人パワーにはかなわない。

しかし橋下候補は若年層に訴えかけた。
「若いあなたたちが今、政治を動かさないと、あなたたちの未来が危うくなる。いま変えなければ、ツケは自分たちに返って来るんです」と。

そして橋下さんは支持を得、当選した。若者が年寄りに勝った。

支持したのは若者だけではないが、若い世代が自らの意志で未来を選び取ったのであれば、この選挙結果は大きな意味がある。

今回の大阪の選挙戦の盛り上がりを以って、「異様」だとか「ポピュリズム」だとか「劇場型」だとか「景気の悪い時は大衆は独裁者を好む。危険だ」だとか、紋切り型の批評をする人々がいる。
そういう感想を短絡的に発する人々が存在するのも、まあ、意味のないことではないが、やはり、そういう人々が理解するべきは、「構造を変えなければ結局は何も変わらないままだ」ということなのだと思う。

そして、「構造を変えるためには、個々の政策を調整するだけの政治では絶対に無理だ」ということを、我々は長年の経験で知った。

「無駄を省く」「景気を上げる」、このことが大阪の人々の願いであるならば、独裁的と叩かれながら根本のところを作り直そうとしている橋下氏の「本気」を応援したのはまことに正しい。

選挙には「戦略」が必要だから、たしかに橋下陣営は勝つための戦略を練ったことだろう。それが功を奏した部分もあるかもしれない。
しかし、果たしてこの選挙結果は「戦略に乗せられた有権者が動かされた」などということなのだろうか。

有権者は、橋下氏の「本気」に賭けてみたのだ。

体制を根本から立て直さないと大阪は変わらない、ということを理解した人々が、自らの意思で「維新」を選んだのだ。単なる熱狂ではない。

もちろん、橋下氏とて聖人君子ではないから、名誉欲も自己顕示欲も人並みに持っていることだろう。しかし、大阪をここまで衰退させたその元凶を「ここまでしなくちゃ変わらないんだ」と訴えるその真剣な姿に大阪の人々は共感したのだ。

「組合のエゴと、保身のためにそれに媚びた政治家たちの所行が大阪を滅亡に導き国家の活力をさえ奪ってきたのだった。それに異議を唱え、既成の行政のシステムに反発して立ち上がったのが橋下徹だった。」 (石原慎太郎「正論・異端な存在の意味」より) 

橋下を危険人物として批判する人というのは、「今のままでいい」「変わってほしくない」という、つまりは既得権益にどっぷり浸かっているか、あるいは、ものがわかっていないか、どちらかにちがいない。橋下氏の言動に不安を覚える、というのはそういうことだろう。

「大阪都構想などと荒唐無稽なことを口走るだけで、その計画の具体的な道筋について何も語らない」との批判もよく聞かれるが、一般大衆に複雑で難解な行政組織の立て直し計画を長々と説明することに何の意味があるだろうか。

「膨大な無駄を生んでいる現在の行政のシステムを根本から立て直す」、これを理解しさえすれば済むことだ。
やるべきことは決まっているのだ。それをやるかやらないかの問題だ。やる人であるかどうかの見極めの問題だ。

大阪の動きは同様の問題を抱える他の自治体にも影響を与え、やがて国政をも動かすだろうと言われる。

「地方から国を変える」、長年言われ続けてきたこのスローガンを本物にするために「頼もしい独裁者」が出現したと、私は思っている。

ただ、並大抵のことでは改革は難しい、本当にできるのだろうか、という心配は誰しも持っていると思う。

小泉さんにもできなかったことができるかどうか、そして、大阪市民・府民のみならず国民は辛抱強く見守ることができるかどうか、当選後の会見で「これからです」と語る橋下氏の厳しい表情は、行く道の困難さを暗示している。

しかし誰かがやらなくてはいけないことなのだから。

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