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2012年1月15日 (日)

革命を起こすのは

経済学者の浜矩子氏が、テレビでこんなことを言っているのが、耳に入った。
(資本主義の行き詰まりを見せつけられたかのような経済混迷の世の中、「何か方策はあるのでしょうか」というインタビュアーの問いに答えたもの)

「そうですねえ・・・『協調』でしょうか。それとやはり『絆』ですねえ」

これ、経済を安定させるためにそういうことが必要だということなのだろうか。

つまり、価値観の転換や欲望の制御をしなければ問題は解決しないということなのだろうか。

そういうものを「制度」として整備するのであれば、「規制」や「教育」、それもかなり厳しいコントロールが必要になる。

それならそれで良いと私は思う。

浜さんの意図するのはおそらく社会主義革命を起こせということなのだろう。
だって、人の価値観を変えたり欲望を抑えるたりすることは自由主義の世の中では不可能なのだから、「財政が正常化するほどに協調し絆を強める」ためには、革命を起こして無理やり社会主義社会を作るしかないんじゃないだろうか。

この社会の行き詰まりを打開するためにはそれしかないというのであれば、そうしたらいいと思う。

でも、この浜矩子さんとか、同じようなことを言っている人たち、例えば内田樹さんとか山口二郎さんとか香山リカさんたち(「橋下主義《ハシズム》を許すな!」という橋下批判本を共著)は、自分で革命を起こす気など毛頭なく、こういうことを言い続けていれば誰かが決起するだろうと思っているのだろう。

橋下徹大阪市長が、こういう人たち、つまり批判するだけで何もしない人たちに対して腹を立てる気持ちが私にはよくわかる。

「協調・絆・分け合う」というきれいな言葉を発する人々が高い評価を受ける一方で、腐敗・疲弊した組織や構造を改革すべく思い切った革命的行動を起こす人が「独裁者」だと批判を浴びる。

「性急すぎる」とか「荒っぽい」とかの批判の言葉が聞かれるが、革命は荒っぽいものである。

橋下さんが「統治機構をそのままにしては改革はできない」と、3年間大阪を預かって実感したのであるならば、それを信頼して任せるべきだと思う。

政治の構造を変えるのは容易なことではない。権力闘争は避けられず、荒っぽくならざるを得ない。

それでもその困難をやってみよう、と手を突っ込んだ勇気ある人がいるのだ。殺されかねない危険を犯してもやってみようという人がいるのだ。

学者は、安全な場所から気楽にものを言うが、口だけでなく実際に行動を起こす人を、私は評価したい。

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しかしながら、橋下さんにも言いたいことがある。
自分を批判する人を口汚く罵るのはやめなさい。
「紫頭おばはん」なんて言ってはいけない。
年長の学者を目の前にしてバカにするような喋り方をしてはいけない。
頭の固い人にイライラするのはわかるが、ああいう言動は自分自身を貶める。
ツイッターで悪口書く暇があったら、政治をしっかりやってほしい。

あなたに期待し、応援する人はたくさんいるのだから、罵詈雑言を並べるのはネット住人に任せておけばいい。

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コメント

努力して競争に勝って、高い社会的地位を得、高い報酬を得ているなら、自分の努力や経済力を評価すべきだと思います。それだけ多額の税金も払っているわけですし、なおかつ余力があれば人を助けることもできる。だから、きれい事を並べるコメンテイターやら文化人やらは信用されない。体制に文句を言いながら、実は現状維持派なのですから。

投稿: サヌカイト | 2012年1月19日 (木) 12時03分

★サヌカイトさん

>努力して競争に勝って、高い社会的地位を得、高い報酬を得ているなら、自分の努力や経済力を評価すべきだと思います<

テレビのコメンテーターや学者たちはまさにそういう人たちですね。努力の賜物です。
それを守るために現状維持がいいんですかね。

投稿: robita | 2012年1月20日 (金) 14時14分

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