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2012年3月10日 (土)

進歩と成熟

先日、TBSラジオ「キラキラ」で司会の小島慶子がこんなことを言うのを小耳にはさんだ。
(常盤貴子が可愛い奥さんを演じる胃腸薬のテレビCMで)
「旦那のネクタイを甲斐甲斐しく結んであげてるのを見るとイラッとする」
「従順で我慢強い妻が一所懸命旦那に尽くして、旦那は妻にお母さんの役をやらせてるみたいな」

社会で活躍する現代女性としての彼女らしい「男が女に甘えるんじゃないよ」的な、いかにも進歩的な物言いだ。
しかし女性の生き方の多様性を認める私としては、そのお決まりのフレーズがすでに古臭く感じられ、同時にそういうことを何の疑いもなく言い続ける女性になんだか「青っぽさ」を感じたのだった。

女のほうが我慢したり、身の回りの世話をしてあげたりして、男を気分良くしてあげ、その分守ってもらったり、しっかり稼いできてもらうのも、女の生き方の一つだと私は思っている。
それは封建的な考え方として戦後どんどん封じ込められてきたのではあるが、歴史の繰り返しの中で、巡り巡って最先端の考え方の一つと言えなくもないのである。
いや、最先端というより、いつの時代も人が経験とともにたどりつく「成熟の証」であるかもしれないではないか。昔から人は年を取ると「保守的」になるのだから。

異論もあるだろうが、家庭を「丸くおさめる」ために譲ったり甲斐甲斐しく世話をしたりするのは決して卑屈になることではない。南京事件の濡れ衣問題とは根本的にちがうのである(笑)

ずいぶん前にこんな文章を書いたことがある。→「お酌する?」 

ブログを始めて間もない頃で、尻切れトンボのなんとも面白くない記事だが、「その程度のことで男が喜ぶのならお安い御用ではありませんか。」と書いた気持ちは今も変わらない。

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(偶然、あのラジオを聴いた同じ日にととさんの「女は我慢しろ、男は命をかけろ」を読んでいて共感したのだ)

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コメント

基本的に、してあげたい人と、してほしい人、双方の気持ちが一致しているのなら、男であろうが、女であろうが、ミミズであろうが、何の問題もないと想います。

投稿: ゆったり | 2012年3月10日 (土) 16時35分

robitaさん、お久しぶりです。
共感いただき、ありがとうございます。

わたしもこのrobitaさんのエントリー、まったく同感です。
特に、この部分。

>社会で活躍する現代女性としての彼女らしい「男が女に甘えるんじゃないよ」的な、いかにも進歩的な物言いだ。
しかし女性の生き方の多様性を認める私としては、そのお決まりのフレーズがすでに古臭く感じられ、同時にそういうことを何の疑いもなく言い続ける女性になんだか「青っぽさ」を感じたのだった。

女性は、もっとしたたかに柔軟に生きられる生きもので、あるときは進歩的に、あるときは保守的に…でいいんじゃないかと思うのですよね(ずるいけど)(笑)。

投稿: とと | 2012年3月11日 (日) 00時32分

★ゆったりさん

男女の根本的メンタリティや生物学的な違いを考慮しないフェミニズムの問題なんですが、仰ることはそのとおりですね(^^)

投稿: robita | 2012年3月11日 (日) 11時14分

★ととさん

さすがにネクタイを結んであげるのはやり過ぎだと思いますけど(笑)
私もそんなことしたことないし。
自分のことは自分でやってよ、って(笑)
まあ、文章を起こすのには格好のネタでして。

男性の身の回りのお世話はそれぞれの事情や好みでやっていただいて、この問題の核心をついているのはやっぱりととさんの記事だと思います。

>(ずるいけど)

「ずるい」と「柔軟」は紙一重かも(笑)

投稿: robita | 2012年3月11日 (日) 11時16分

ととさんのところからきました。お久しぶりです。
小島慶子さんて、どんな人か存じませんが、私はどちらかというと、古臭い(苦笑)そっちタイプにはなれなかったけど、そんなタイプの応援団です。
今朝走り読みした、アエラの記事に、妻が夫の浮気を許すか否かの基準に、夫の年収1000万円~1500万円とありました。地獄の沙汰も金次第の類例でしょうか。
たまたま律儀で裏切らない当り籤を引いた人と、そうでないパターン。いろいろ。ハズレで泣いている人は、それでも、また生まれてくるとしたら我慢の道を選択するのかしら。


投稿: 街中の案山子 | 2012年3月12日 (月) 12時48分

★街中の案山子さん

お久しぶりです。
小島慶子さんはね、フリーの元TBSアナウンサーです。美人でものすごく頭の回転が良い人。

>地獄の沙汰も金次第の類例でしょうか。<

地獄の沙汰かどうか、やはりお金の力は強いですよ。
近頃、若い女性がすごく年上の(時にはおじいちゃんみたいな)男性と結婚するのが目につきますが(芸能界だけかな)、ああいう結婚は大昔からどこの世界にもあったそうで特に珍しいことではなく、その理由はずばり「経済力」なんだそうです。

>ハズレで泣いている人は、それでも、また生まれてくるとしたら我慢の道を選択するのかしら。<

どういう人間に生まれてくるかによって(生まれついての性格や能力や環境などが複合的に作用して形成される人間性によって)それぞれの生き方を選ぶんでしょうね。

投稿: robita | 2012年3月12日 (月) 23時50分

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