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産経新聞コラム≪賢者に学ぶ≫「官僚悪玉論の愚」で、哲学者適菜収氏は「官僚悪玉論は百害あって一利もない」「官僚組織なしに国家は成立しない」「今必要なのは『脱官僚』ではない。祖国に忠誠を尽くす官僚組織の強化である」と、官僚叩きを戒めています。
読んでいて「えっ」と思いました。
まさにそのことの為に「統治機構を変える」という動きが起こっているんじゃないんですか。
こういうわかりきったことをわざわざ力説する必要があるんでしょうか。
官僚一人ひとりは優秀で真面目なのに、長年の間に組織の機能が膠着状態に陥り、国家運営の機動力が甚だしく低下している。このままこの組織を容認することは国力の著しい低下につながる。よって、組織を根本から編成し直すことが必要である。ということだと私は理解していたんですが、違うんですか?
マスコミが「官僚悪玉論」を吹聴して国民を煽るって書いておられますけど、マスコミじゃないでしょう。
現に、もうずっと前から多くの志ある政治家や若手官僚たちが、官僚組織と守旧派政治家の強固な壁をどうしても突破することができない、と嘆いてきたじゃありませんか。
ようやく地方から中央政府への働きかけが活発になってきたところじゃないんですか。
これは地方が中央政府を倒す、なんていうものじゃありません。
地方の首長も国会議員も官僚も、みんなが一緒になって国のために勇気を出して踏み出さなければ成し遂げられないことです。
そこで、変えることに強固に反対している人や団体があぶりだされてきた時に、やはりそういう抵抗勢力はより大きな力でねじ伏せなければならなくなるだろう、ということだと思います。
「今必要なのは祖国に忠誠を尽くす官僚組織の強化である」と仰る適菜さんは、そのことのために何か具体的な案をお持ちなのでしょうか。
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