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2013年3月30日 (土)

春爛漫

桜が早々と満開になり、早く散ってしまうかと思っていたら、今もまだ満開の状態を維持して華やかな景色を楽しませてくれています。
「来年の桜は見られるかしら」と、亡くなった母が桜の季節になると毎年のように言っていたものです。人は高齢になるとそのような心境になるようです。来年まで生きていることができるだろうか、自分はもういつ死んでもおかしくない年になってしまったのだなあ、と。

この季節ならではの失敗に苦い思いを抱えた人は、桜を見ても、悲しさや切なさが増すばかりということもあるでしょうね。
でも若ければ、また来年がある、何度でもやり直せばいい、別の道を探せばいい、そんな風に自分を元気づけることができます。

先日、「ボクたちの交換日記」(伊藤淳史、小出恵介主演、内村光良監督・脚本)という映画を見ました。
お笑い芸人を目指す若者の挫折の切なさにホロッとさせられ、小出恵介のなかなかの演技力に感心し、おまけに脇に良い役者がぞろぞろ出てきて予想外に儲けた気分でした。

成功への道はいつの世も長く厳しく辛いものですが、何度失敗してもあきらめずに足を引きずりながら懸命に歩む人の姿は美しいものです。

世界の片隅のあちこちで人知れず起きているであろうこのような人間のドラマに思いを馳せる時、人は誰でも自分の人生の主役なんだという、どこかで聞いた言葉が思い浮かびます。

「主役」であれば、責任者としてドラマをそう簡単に終わらせるわけにはいきません。

春という季節は人を元気にさせます。できたらヘッドフォンかなんかで音楽聴きながら桜を見上げてみたりすると、何か熱いものが体の中から湧き上がってくるかもしれません。

私はこんなのが好きです。こういう曲を聴くと感動しちゃって、おばあさんでもすっくと立ち上がりたくなります。

 時代 (中島みゆき)
 銀の龍の背に乗って (同)
 君を忘れない (松山千春)
 花唄 (TOKIO)

世の中は景気が良くなってきたようです。

春の訪れとともに、経済も若者も、元気よく成長してほしいですね。

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2013年3月21日 (木)

始動の春

ある女性団体の運営委員を引き受けることになりまして、初会合で自己紹介を、と促されました。

「お役に立てるかどうかわかりませんが、皆様に助けていただきながらせいいっぱい頑張りますのでよろしくお願いいたします」というつもりで、「なにもできませんが・・・」と言い始めたところ、間髪を容れず古参メンバーの一人に「いえ、やっていただきますっ」と大声で喝を入れられ、どっと笑いが広がりました。

出鼻をくじかれ、次の言葉が出ず「あわわわ」状態に陥っていると、「かわいい、クスッ」だって。

そこで私は、人の話の腰を折ってはいけないことを教えてあげようとやおら立ち上がりドスの利いた声で「なめとんのかこら」と凄んでやろうと思ったけれど、角が立つので「どうぞよろしくお願いいたします」と短くまとめました。(パンクブーブー風に)

アドリブにとても弱いんです、私。

返しが上手くない人が上達するかどうかは、揉まれる経験の多寡にはあまり関係ないようです。なんたって65歳ですし、人付き合いが嫌いというわけでもありませんから。

こういう弱点を持っている人は少なくないでしょうし、それに対するアドバイスもいろいろあるでしょう。
「場数を踏むこと」だとか「『こう言われたらああ言う』といったシナリオを常に意識しておく」だとかね。

でも練習によってアドリブ上手になるとは思えません。これはきっと頭の構造の問題なのです。

そういう私も、文章だったらああ言えばこう言う返しが憎らしいほどできますから、もしかしたらブログ上では「古参」とか「海千山千」の印象を持たれているかもしれません。

喋り言葉と書き言葉、両側面から正反対のキャラクターが現れるのが面白いですね。

それはともかく、新しいお仲間連中はとても気さくで親切な人たちばかり。
私は頼りないけどかわいいおばあさんという立ち位置でどうやら仕事をさせてもらえるようです。
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関連記事: 「しゃべれどもしゃべれども」 

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2013年3月18日 (月)

まずは正しい歴史認識を

終戦前後に日本はアメリカやソ連に相当酷いことをされたわけですが、「謝れ」と迫ったことはないし、外交上のカードに使ったこともありません。
それを「戦争に負けたからだ」「仕方がない」などと、おそろしく控えめな態度で自分に言い聞かせてきました。

ひどい仕打ちを受けた側がこのように謙虚でありますから、問題がこじれることはありません。
実際、敗戦国ですから、たしかにそれは「仕方がない」のかもしれません。
しかし、たとえ勝とうが負けようが、単に日本人は過去の歴史を材料に相手を脅迫しようなどという了見を持ち合わせていないだけなのだと思います。

産経新聞でこのような記事を読みました。 →≪緯度 経度≫ 「千年経てば世界は変わる」

植民地時代に宗主国が植民地に対して行った仕打ちを、ヨーロッパ各国は「恥ずべき出来事」として記憶に留めるべき、と表明はしても、断じて謝罪はしないようです。
そして、やられたほうも謝罪がないからといって激昂して大騒ぎをする様子もない、といいます。

先日のTVタックルで、経済評論家三橋貴明氏が、国際法学者の金恵京氏に「イギリスに支配されたインドで2000万人餓死したんですよ。でもそのことについてインドはイギリスに文句を言ったことはありません。なぜなら彼らは誇りがあるからです」と言っていました。

金さんは、韓国人という立場もあるのでしょうが、「過去に受けた傷は忘れられない」とか「日本人もちゃんと歴史を知って」などと繰り返すばかりで、三橋さんの言っていることを理解しようとしません。

なにより、謝る謝らない以前の問題として、捏造された歴史については是非とも正さなくてはなりません。

韓国の人々こそ、まして研究者ならばこそ、作り話を盲信せず、ちゃんとした歴史を知ってほしいのですが、そういう気が全くないようです。

この女性学者の優しそうな面差しに柔軟性が垣間見えなくもありません。日本にいる間に学者らしく歴史を真摯に研究してほしいものです。研究するのが学者の仕事なんですから。

その気がないなら「学者」などおやめなさい。

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関連記事: 「科学的思考」

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≪産経新聞の記事≫

千年経てば… 韓国、執拗な要求は未完の対日独立戦争の代わり
2013.3.16 11:17 (1/2ページ)[日韓関係]
 
 キャメロン英首相が2月、インドを訪れ、植民地時代の1919年に北部パンジャブ州で起きた「アムリトサル虐殺事件」の現地で犠牲者の慰霊碑に参拝した。この事件は集会のインド人群衆に英軍が発砲し数百人の死者が出たもので、インド独立運動の大きなきっかけになったものだ。

 英首相の現地訪問は初めてでキャメロン首相は慰霊碑に献花し「英国史において深く恥ずべき出来事。われわれは決して忘れてはならない」と記帳したが「謝罪」はしなかったという。

 キャメロン首相は謝罪しなかったことについて「私が生まれる40年以上も前に起こったことにどう対処すべきなのか。私がすべきことは歴史をさかのぼって謝罪できることを探すのではなく、起きたことについて敬意と理解を示すことだ」と述べたという。

 フランスのオランド大統領も昨年12月、旧フランス植民地のアルジェリアを独立50周年を機に訪問し議会で演説した。演説は「われわれは植民地主義という残虐で不公正な制度の下で暴力、不当行為、虐殺、拷問などの忌まわしい事件を引き起こし、多くの苦痛をもたらした記憶を尊重する義務がある」と述べたが、ついに謝罪の言葉はなかったという。

 これはエリザベス女王のインド訪問やミッテラン仏大統領のベトナム訪問、オランダのベアトリックス女王のインドネシア訪問の時も同じだった。

 過去の植民地支配について他の国は謝らないが、日本は韓国に対し共同宣言(1998年)を含め何回、謝ったことか。それでも韓国は承知しない。ということは、この件は日本側に問題があるのではなく、韓国側に特殊な事情や考え方があるためと思わざるをえない。

今回、英首相や仏大統領がインドやアルジェリアで謝罪しなかったからといって、地元の政府やマスコミ、識者たちが大騒ぎしているという話は聞かない。結局、インドもアルジェリアもそしてベトナム、インドネシアも独立戦争(闘争)で独立を勝ち取ったため、いまさら旧支配国に謝罪を求めても意味はないと思っているのだ。

 ましてや「反省」などは、やられた方が過去を反省し、再びやられないように肝に銘じて自ら努力すべきことで、加害者に反省させても意味はないと思っているに違いない。

 日本に対する韓国の執拗(しつよう)な「謝罪と反省」要求は過去、自ら果たせなかった未完の対日独立戦争の代わりだから際限がないのだ。

 インドでのアムリトサル虐殺事件と同じ1919年、韓国でも「3・1抗日独立運動」が起きている。長期間続いたため犠牲も多かった。今年、「3・1節」の政府主催記念式典で朴槿恵(パク・クネ)・新大統領が日韓関係について「加害者と被害者という歴史的立場は千年の歴史が流れても変わることはできない」と述べ話題になった。

 しかし千年も経(た)てば世界は変わる。韓国が加害者で日本が被害者になっているかもしれない。

 過去にも千年にはならないが、800年ほど前には中国(元)が韓国(高麗)を手先に日本に侵攻したことがあった(元寇)。いつ何があるかわからない将来に備えようというのが歴史の教訓だろう。相手に要求してもはじまらない。(ソウル・黒田勝弘)

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2013年3月11日 (月)

記憶の中できらめく

子供の頃からアフリカに憧れていた。
手塚治虫の「ジャングル大帝」(オリジナル版)、少年雑誌に連載されていた「少年ケニア」や「少年王者」、学校の図書室で読んだ「ターザン」物語、その映画シリーズ、ディズニーのドキュメンタリー映画「百獣の王ライオン」、リヴィングストンのアフリカ探検記。
子供の冒険心をくすぐる小説や漫画や映画が、あの頃エンターテインメントの世界に溢れていたと思う。
その中でも特に、今でも胸が熱くなるような感覚を呼び起こすのは、アフリカの大自然への憧憬だ。
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TBSテレビの対談番組「サワコの朝」(インタビュアー:阿川佐和子)では、毎回ゲストが「記憶の中できらめく一曲」というのを紹介することになっている。

先日のゲスト、登山家の野口健が選んだのは、「風に立つライオン」(さだまさし)だった。
彼は高校生の頃に探検家植村直己の本を読んでいる時にこの歌を聞いて運命的なものを感じたという。

私のようなひねた人間は、歌詞の一部に疑問を感じたりもするのだが、それでも久しぶりに無の境地で聴くと素直にじわっとくるのである。

何より情景描写が胸を打つ。  http://www.youtube.com/watch?v=fu1jaGSI_mE

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突然の手紙には驚いたけど嬉しかった
何より君が僕を怨んでいなかったということが
これから此処で過ごす僕の毎日の大切な
よりどころになります ありがとう ありがとう

ナイロビで迎える三度目の四月が来て今更
千鳥ヶ渕で昔君と見た夜桜が恋しくて
故郷ではなく東京の桜が恋しいということが
自分でもおかしい位です おかしい位です

三年の間あちらこちらを廻り
その感動を君と分けたいと思ったことが沢山ありました

ビクトリア湖の朝焼け 100万羽のフラミンゴが
一斉に翔び発つ時 暗くなる空や
キリマンジャロの白い雪 草原の象のシルエット
何より僕の患者たちの 瞳の美しさ

この偉大な自然の中で病と向かい合えば
神様について ヒトについて 考えるものですね
やはり僕たちの国は残念だけれど何か
大切な処で道を間違えたようですね

去年のクリスマスは国境近くの村で過ごしました
こんな処にもサンタクロースはやって来ます 去年は僕でした
闇の中ではじける彼等の祈りと激しいリズム
南十字星 満天の星 そして天の川

診療所に集まる人々は病気だけれど
少なくとも心は僕より健康なのですよ
僕はやはり来てよかったと思っています
辛くないと言えば嘘になるけど しあわせです

あなたや日本を捨てた訳ではなく
僕は「現在」を生きることに思い上がりたくないのです

空を切り裂いて落下する滝のように
僕はよどみない生命を生きたい
キリマンジャロの白い雪 それを支える紺碧の空
僕は風に向かって立つライオンでありたい

くれぐれも皆さんによろしく伝えて下さい
最后になりましたが あなたの幸福を
心から遠くから いつも祈っています

おめでとう さよなら



詩だけでは、それほど心が動かされるとも思えない。音楽の力は偉大だ。  
      
「貧しい国の人々の瞳が美しく」「僕たちの国は道を間違えた」といった表現に異論を唱えたいのはやまやまだが、しかし、そこはもう素直な気持ちになってどっぷりと詩と旋律に浸り、青年期の感受性や正義感を称えたい。

自然の美しさと背中合わせに自然の過酷さがあり、純朴な瞳の裏の貧困や飢餓や無知が人々を醜くする、そんな当たり前のことを強調したところで未来へのエネルギーは生まれない。

便利で豊かな日本に、私たちはこのようにまずまずの安定の中暮らしているわけだが、そのことと引き換えに失ったものはたしかにあるはずで、実現した文明社会は人類が夢見る理想とはほど遠いものであるにはちがいない。
   
私はターザンにも探検家にもなれなかったけれど、若い頃の熱い思いだけは確かに心にはっきりと刻まれていて、折にふれ、その感覚が甦る。

人生はなかなか思い通りに行かないものだが、感動が人を行動に駆り立てるのはまぎれもない事実で、感動する心を持つ人にとって命尽きる瞬間まで、気分はキリマンジャロの白い雪や果てしない大草原。

辛く悲しい体験をすることと同時に、感動することも人生にはたくさんある。
泣いたり我慢したり胸が熱くなったり、そういう事ってきっとエネルギーになって体にたまっていくのではないだろうか。

そのエネルギーを使って元気に歩んで行ってください。良い未来を作ってください。健闘を祈ります。

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