春爛漫
桜が早々と満開になり、早く散ってしまうかと思っていたら、今もまだ満開の状態を維持して華やかな景色を楽しませてくれています。
「来年の桜は見られるかしら」と、亡くなった母が桜の季節になると毎年のように言っていたものです。人は高齢になるとそのような心境になるようです。来年まで生きていることができるだろうか、自分はもういつ死んでもおかしくない年になってしまったのだなあ、と。
この季節ならではの失敗に苦い思いを抱えた人は、桜を見ても、悲しさや切なさが増すばかりということもあるでしょうね。
でも若ければ、また来年がある、何度でもやり直せばいい、別の道を探せばいい、そんな風に自分を元気づけることができます。
先日、「ボクたちの交換日記」(伊藤淳史、小出恵介主演、内村光良監督・脚本)という映画を見ました。
お笑い芸人を目指す若者の挫折の切なさにホロッとさせられ、小出恵介のなかなかの演技力に感心し、おまけに脇に良い役者がぞろぞろ出てきて予想外に儲けた気分でした。
成功への道はいつの世も長く厳しく辛いものですが、何度失敗してもあきらめずに足を引きずりながら懸命に歩む人の姿は美しいものです。
世界の片隅のあちこちで人知れず起きているであろうこのような人間のドラマに思いを馳せる時、人は誰でも自分の人生の主役なんだという、どこかで聞いた言葉が思い浮かびます。
「主役」であれば、責任者としてドラマをそう簡単に終わらせるわけにはいきません。
春という季節は人を元気にさせます。できたらヘッドフォンかなんかで音楽聴きながら桜を見上げてみたりすると、何か熱いものが体の中から湧き上がってくるかもしれません。
私はこんなのが好きです。こういう曲を聴くと感動しちゃって、おばあさんでもすっくと立ち上がりたくなります。
時代 (中島みゆき)
銀の龍の背に乗って (同)
君を忘れない (松山千春)
花唄 (TOKIO)
世の中は景気が良くなってきたようです。
春の訪れとともに、経済も若者も、元気よく成長してほしいですね。
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