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昨日、TBSラジオ「デイキャッチ」で評論家山田五郎さんがyahooの在宅勤務禁止令について話していました。
女性CEOのマリッサ・メイヤー氏が並々ならぬ決意で「在宅勤務はやめて出社せよ!」と大号令をかけたというのです。出社しないなら会社を辞めろという厳しいものだといいます。
メディアやIT業界は「コスト削減」や「子育て中の女性にメリットがある」などの点から、基本的に在宅勤務肯定派が多いので、当然、反発があったようです。
しかし、今や業績でgoogleに大きく差をつけられた自社の伸び悩みの原因を調べていたIT技術者でもあるメイヤー氏は、googleとの大きな違いとして、yahoo社員のほとんどが出社せず在宅で仕事をしているということにこそ問題点があるのではないかと気づきました。
データ分析すると、在宅勤務の人は会社のコンピューターシステムに殆どアクセスしていない、つまり会社の仕事をしていないというのです。
社員への通達の中でメイヤー氏は、『最善の決定のいくつかは会社の廊下や社員食堂の会話の中から生まれる。私たちは「物理的に」同じ場所にいる必要がある』と述べているそうです。
また、メールでのコミュニケーションは意外と効率が悪いことや、「メール以外で必要があれば会えばいい」という態度では、必要以上の成果が得られない(予測できる結果しか生まれない)のではないか、と山田氏は指摘します。
顔を合わせ、共に食事をし、雑談する中で、思わぬアイデアが出たりするものだ、という考え方は、ITが発達する過程で結構言われてきたことだと思いますが、「時代遅れ」としてしりぞけられてきたように思います。
人間社会が、より便利により効率的に発展していくことに私は何の異存もありませんが、「やっぱり昔のやり方のほうが良かったね」という事柄はこの世に数々あります。
生の交流もネットコミュニケーションもどちらも一長一短だとは思いますが、ITによるデータ解析が、アナログ的手法の優位性を導き出したのはまことに興味深いことではありませんか。
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デイキャッチャーズボイス(山田五郎)の「バックナンバー」で視聴できます。「在宅勤務はありかなしか論争に一言」
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コメント
ゆっくり更新ブログなのですね。
同年代なのに学ぶことの多いブログに出合い
5日ほど前から伺って勉強させていただいています。
応援します。
メイヤー氏の大号令、まさに一長一短。
でも社員に好都合でも社が伸びないならどうだろう・・となりそうです。
ITは心が置き去りになりそうな気もするし。
キカイに疎い私が言うのもなんですが。
投稿: kayo | 2013年4月 5日 (金) 18時06分
★kayoさん
初めまして。
応援をいただき、感謝です。
>ゆっくり更新ブログなのですね<
そうですね。一応「意見」としてまとめないといけないので、毎日気軽に書くブログではないですね。
>社員に好都合でも社が伸びないならどうだろう・・となりそうです。<
まさに仰る通りですね。
会社が発展してこそ、社員も豊かになるはずですから。
私もキカイに疎いですが、下手ながらもパソコンだけは便利に使っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします
投稿: robita | 2013年4月 6日 (土) 10時50分