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2013年6月 9日 (日)

お嫁の貰い手がなくなりますよっ

近頃、若い女性がおいしいものを食べた時「うまい!」と口にするのをよく聞きます。
ちょっと前まで男性専用だった言葉を、女性も普通に使うようになり、男言葉女言葉の区別がだんだん薄れてきています。

昔、少しの間イギリスで暮らした時、通っていた学校の教室で、「日本語で書いた会話文では、文面だけで男性女性どちらのセリフであるかがわかります」と実例を出して説明したことがあります。

とても素晴らしい、と憧れの眼差しで受け止められたのは、欧米の言葉には男女の区別などほとんどないからでしょう。少なくとも日本語に見られるような区別はないと思います。
日本語を誇らしく思った場面でした。

昔の映画の中などでよく女学生が喋っている東京山の手の上品な言葉、とまではいかなくても、喋り言葉が男女で区別され、女性のしとやかさのあらわれとしての女言葉が外国で賞賛されたあの頃が今となってはとても懐かしい。

しかし、昔は女性はもっとしとやかだった、それに比べて今の女性は、などと苦言を呈するにはちょっとためらいがあります。というのも私のような年配の者でさえ世の中の流れに乗ってしまって、男言葉やぞんざいでふざけた言い回しを面白がって使ってしまうことがしばしばだからです。

mugiさんがご自分のブログで、私の記事を引用してくださいました。→http://blog.goo.ne.jp/mugi411/e/82f48321dac3aba65903a923cb1bc843

昔に比べて今のほうがずっと生活しやすいし、人々の気持ちも優しい、というのはたしかだと思いますが、それでも、昔のほうが良かったな、と思える日本の美点もしっかり覚えておきたいものです。

同時に、mugiさんの記事にあった「経済破綻・貧困・戦争がやってきたとき、女たちの人権はまったくない」という引用から、女言葉というのは「女性の時代」でなかった頃の女の武器の一つであったのかもしれないなと連想してしまいました。

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コメント

 拙ブログの記事を紹介して頂き、有難うございました!ちなみに「経済破綻・貧困・戦争がやってきたとき、女たちの人権はまったくない」は鈴木傾城氏の言葉で、鈴木氏の見解は毎度ながら唸らせられます。

 戦前が「女性の時代」でなかったからダメというつもりは全くありません。「男性の時代」だったからこそ、国民国家が形成されたのであり、そうでなければ確実に欧米の植民地になっていたはずです。「男性の時代」「女性の時代」ともに功罪両面があるし、女が支配者となったとしても庶民が幸福になるとは限りません。

「お嫁の貰い手がなくなりますよ」とは懐かしい言葉ですね(笑)。最近はあまり聞きませんが、これも「女性の時代」ゆえ?ただ、圧倒的に男余りで嫁を貰えない若い男が多い社会は不気味です。これが何処なのか書くまでもないでしょう。

投稿: mugi | 2013年6月 9日 (日) 21時02分

★mugiさん、こんばんわ。

>鈴木傾城氏

はい、鈴木氏のブログで残酷な写真を見せていただきました

私は歴史を知らないのですが、今のような「女の時代」って前にもあったんでしょうか?
先進国はすべてこのような方向に進んでいますが、再び「男の時代」などというものが到来するとは思えないのです。

「お嫁のもらい手がなくなる」、昔はちょっとお行儀の悪いことをすれば女の子はすぐこれを言われたものです。
なんかほほえましい言葉だなと思います

投稿: robita | 2013年6月 9日 (日) 22時51分

 鈴木傾城氏のブログには惨い画像が満載です。私がリンクした記事でのそれはまだ控えめな方で、ずっと凄惨な写真や動画も紹介されており、私も目をそらしたことが何度かありました。

>>今のような「女の時代」って前にもあったんでしょうか?

 今のような「女の時代」は20世紀になってからの現象だし、文明の発展がそれを可能にしました。そして男だけでは戦争が出来なくなったため、婦人参政権が与えられるようになったと言った人もいます。
 例えば古代ローマのように平和を築いた時期は、女性も比較的自由で発言権がありました。今では信じられないでしょうけど、中世のイスラム世界は西洋より女性が社会進出していたのです。

「男の時代」の再来は困りますが、「平和」が何時までも続くとは限りません。冷戦後のロシアや東欧圏の女性たちが家族を養うため、海外に出稼ぎに行き、人身売買でマフィアに食い物にされるケースも多かった。国内でもかつての軍人や警察がマフィア化したことを『ブルガリア研究室』さんから教わりました。これも冷戦に負けた結果です。

投稿: mugi | 2013年6月10日 (月) 22時29分

★mugiさん

>男だけでは戦争が出来なくなったため、婦人参政権が与えられるようになったと言った人もいます。<

いろいろな考え方があるものですね。

>中世のイスラム世界は西洋より女性が社会進出していたのです。<

「千夜一夜物語」などのような文学からでも当時の様子がわかるものでしょうか?ちゃんと読んだことはないのですが。

>「男の時代」の再来は困りますが、「平和」が何時までも続くとは限りません<

日本が長年戦争をせずに済んだのはやはりよく働いて豊かになったからで、そうなれば女性は大事にされるということですね。
貧しい時には争いが起こりやすく女性も蔑ろにされるので、結局お金が大事、ということになりますか。

投稿: robita | 2013年6月11日 (火) 11時18分

おはようございます!

はじめまして。


社会的にみると昔は男性が優位な立場だったかもしれませんが、自分が思うにそういう男たちを支えているのはいつも女性だと思います。

女性は昔も今も変わらなくいつでも家庭を支え、家族を支え、旦那を支え、それに甘えて威張り腐ってるのが男たちなのです。

男は昔も今も弱いんです。
でも女性は昔から強く現代ではどんどん強くなっていき、女性優位とまで思われるほど女性の活躍が社会を動かしているようでなりません。

この先も女性は家庭を守る者もあれば、社会で活躍していく者もいっぱい出てくるでしょうね。

昔も今も女は強しです。

応援ポチッ

投稿: 小川 昌洋 | 2013年6月23日 (日) 10時36分

★小川昌洋さん

はじめまして。
仰る通りだと思います。女性は強いのです。

>社会的にみると昔は男性が優位な立場だったかもしれませんが、自分が思うにそういう男たちを支えているのはいつも女性だと思います<

ずっとそうだったものが、「女性の人権」意識が強まるにつれて、かえって女性はある意味不自由になってしまったのではないかと私は常々思っているのです。
そういう記事いくつか書いてるんですよ。たとえば →「家庭をプロデュースする」 

応援ポチッありがとうございますm(_ _)m

投稿: robita | 2013年6月23日 (日) 23時30分

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