« 何のためにそんなことをしたの? | トップページ | 夜毎のウェスタン »

2013年10月25日 (金)

野党、頑張って!

前記事で橋下徹大阪市長と維新の会が勢いを失ったことが残念だ、と書いた。

果たして「大衆を煽った独裁者の正体があらわになって人々の熱が冷めた」といったことで片付けていいのかと私は今も思う。

彼が政治家として出現した時、なぜ多くの国民が支持したのか。

それは、どうにも動かない既得権益という岩盤を壊してほしかったからだ。

橋下氏は、弁護士としてテレビタレントとして地位を確立し充分に収入もあったはずだ。落ち目のタレントが将来を見越して政治家にでもなろうか、などといった事情は抱えていなかった。

欲があったとすれば、大阪、ひいては日本を改革して歴史に名を残したい、といった野望はあったかもしれない。あったと思う。

しかし実際に改革を成し遂げなければ、その名誉は得られない。そんなことは改革者自身が一番よくわかっているはずだ。

あの過激さや強引さが気に入らない、という人は、既得権益の岩盤の強固さを想像してみたことがないのかもしれない。

.
さて、特に電力、農業、医療の三分野で著しい「既得権益」というものだが、「壊さなければいけないものだろうか、利権の恵みを受けている国民も多い、経済発展の一環だ」、と考える人も多いと思う。

けれど、なぜこれを壊さなければいけないかというと、成長の妨げとなるからだ。成長が阻害されると、日本の国自体が衰退する。衰退すれば利権の旨みも何もあったものではない。

経済成長を促進するさまざまな産業の新興のためには適切な規制緩和が必要だ。規制に守られている既得権益をそのままにしていては日本は衰退に向かう。

・・・と、私が期待していた政党はこのように説明するし、その通りだと思う。

ではなぜ、日本がたとえ衰退しても自分たちの利権を守ろうとするのか。

彼らが老人だからだろうか。寿命はせいぜいあと10年~20年だから、その間さえ個人的な損失を被らなければあとは日本国がどうなろうと知ったことではないということなのか。

いや、既得権益にしがみつくのは老人ばかりではない。
視野が狭く国の未来も考えたことがない人たち、と表現するのは厳しすぎるだろうか。

政治家の中にはこういう人たちの既得権益を守るために議席を占めている勢力が存在する。
自民党にはそういう政治家が少なくない。自民党の支持基盤が既得権益集団そのものなのだ。

安倍首相が日本の成長のためにそういう勢力を切る覚悟があるかどうか、と問われるゆえんだ。

安倍首相は橋下氏とは違って、良い人で優しい。たぶんできないだろうという予想もある。

アベノミクスはぜひともうまくいってほしいけれど、もし一年後ぐらいに頓挫することがあれば、冷徹で強引な橋下徹にもう一度チャンスが訪れるのではないかと私は思っている。

その時のためにも、議会政治の健全性を保つためにも、強い野党を作る準備をしていてほしい。揚げ足とるだけの野党ではなく。

.
        いつも応援ありがとうございます 人気blogランキング

|

« 何のためにそんなことをしたの? | トップページ | 夜毎のウェスタン »

コメント

robitaさんは、橋下さんに期待していらっしゃるのですね。まだ彼はまだ若いし、計算もでき、弁もたつから、有力ですね。私のイメージとしては、彼は結構アサハカな面も持ち合わせていて、ヨミ間違いもしています。今、発展途上というか成長中で、どんどん力量を付けて行っている。タブー発言した時点とは既に違うでしょう。行政のトップがコスト意識、運営の責任者意識を持っていることで選挙民に説得力を持つのでしょう。

投稿: 街中の案山子 | 2013年10月25日 (金) 12時31分

★街中の案山子さん

>robitaさんは、橋下さんに期待していらっしゃるのですね<

というか、今のところ突破力があるのは橋下さんぐらいしかいないんじゃないかと思うので。
改革の方向が同じみんなの党の渡辺代表は世間の空気を読んですっかり橋下さんを遠ざけてしまいました。この「読み」は短絡的ではないかと思います。

>私のイメージとしては、彼は結構アサハカな面も持ち合わせていて、ヨミ間違いもしています<

そうそう。お調子に乗ってしまう面もあるのですが、物事の核心はわかっている人だと思います。

>今、発展途上というか成長中で、どんどん力量を付けて行っている。<

力をつけてほしいです。
そうでなければただのお調子者になってしまう

投稿: robita | 2013年10月25日 (金) 13時09分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 野党、頑張って!:

« 何のためにそんなことをしたの? | トップページ | 夜毎のウェスタン »