意識の科学
録画してあったNHKBSプレミアムの「超常現象」という番組を見ました。
幽霊、臨死体験、生まれ変わりなどの不思議な現象を科学で解明するというものです。
幽霊と臨死体験については、人間の脳の働きによる幻影ということで、そういう説明は既に知られていることですが、生まれ変わりについての仮説はとても興味深く、私が持っている感覚に非常に近いものでした。
スチュワート・ハメロフ博士(アリゾナ大学意識研究センター):
【脳で生まれる意識は、この世界の最も小さい物質よりさらに小さな存在で、重力や時間や空間にとらわれない性質を持ち、人間の脳を出入りすることがある。
人が普通に生きている状態では意識は脳の中に収まっている。しかし心臓が止まると意識は宇宙に拡散する。
患者が蘇生した場合、それは体の中に戻り、臨死体験をした、と言うだろう。
蘇生しなければ、それは宇宙にあり続けるか別の生命体と結びついて生まれ変わるかもしれない。
私たちは皆、宇宙を通じてつながっている、と言える。】
え、これって、インド哲学のブラフマンの思想じゃないでしょうか。う~ん、面白い。
番組では案内役の俳優阿部寛氏の「とてもそんなこと信じられませんね~」という言葉に対し、ナレーターの「昔の人間にとって日食が摩訶不思議なものであったり、地動説が信じられなかったりするのと同じことですよ」という至言が流れました。
インドの哲人が古い昔に考えついたことが、科学的に証明される時がいつか来るかもしれないのですね。わくわく。
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