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2014年2月 3日 (月)

NHKの公平中立

慰安婦問題や靖国問題は結局日本人問題なのだと思います。

ネットでは中国や韓国の理不尽さを批判するものが大半だと思うし、私もそういう記事を書きますが、一番悪いのは日本人自身なのです。

籾井NHK会長の就任記者会見での慰安婦に関する発言が問題だとして大騒ぎになりました。

例えば昨日のTBS「サンデーモーニング」でやっていた批判の内容は(全部は見ませんでしたが)次のようなものでした。

【公共放送は公平中立でなければいけない。
 NHKは国の宣伝機関になってはいけない。
 正しいことを伝えるべきであり、政府に迎合してはいけない。】

そして、「ウォーターゲート事件を暴いた米ジャーナリズム、イラク戦争に絡むイギリスBBC報道の勇気」などを例に挙げ、
【メディアはこのように権力を監視する使命がある】

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居並ぶコメンテーターの学者先生たちが頭が悪いのか、それとも私が無知なために何か勘違いをしているのか、慰安婦の濡れ衣問題と例に挙げられた英米の報道姿勢とは全く次元の異なる問題じゃないでしょうか。

公平中立を言うならば、なぜ事実をねじ曲げたまま(強制連行に関しては関しては捏造だということがわかっている)放置するのでしょうか。

「日本軍による強制連行はなかったし、軍が関与する慰安婦は当時どこの国にもいた」というのは公平中立な意見ではないのでしょうか。

籾井会長は、慰安婦のことを聞かれた時、最初「コメント差し控えたい」と躊躇しました。でも、記者はしつこく考えを引き出そうと食い下がり、籾井氏はまるではめられたような形で自分の意見(ごく公平中立)を言ってしまいました。

記者は会長が「ノーコメント」で済まそうとしたのを、しつこく私見を引き出した上で「会長就任の場で言うべきことではない」みたいなことを言い、会長が「では取り消します」と言うと、「いやもう取り消せないですよ」ですと。この記者はしつこく質問していったい何をしたかったのか。

たしかに嵌められるようなことになってしまったのは会長としして迂闊だったと思います。
それにオランダの飾り窓まで持ち出したのも余計なことだった。
そして「日本だけが強制連行したっていうから話がややこしくなるんですよ」という言い方は、まるで「日本も強制連行をしたが他の国もやっていた」みたいな誤解を生みます。

だから話し方には気をつけなければいけないと思います。

でも、籾井氏の意見の概要は正論です。
これが偏っていて、慰安婦に関する客観的事実を無視することが偏っていない、というのはどう考えても恐ろしく偏っています。

ところで、籾井氏の発言を橋下大阪市長が全面支持しました。

マスコミが大騒ぎするかと思ったら何もありません。以前大バッシングされた時と同じ意見を言っているのに静かです。

「『また橋下がこんなこと言った!』と、なんで大騒ぎしないのかしらね」と私が言うと、妹が「そりゃあもう新しいイジメの標的が現れたんですもの、橋下が何を言おうと興味を失っただけでしょ」

マスコミの役割はイジメじゃなくて公平中立な報道のはずです。慰安婦問題の誤解が世界に定着するのを防いでほしい。

国民も無関心であってはいけないと思います。国民が「公平中立」の意味を正しく理解すればこんな騒ぎにはならないはずです。

慰安婦問題は、マスコミによって、「公平中立」を「右傾化」などと思い込まされてしまう日本人自身の問題だと思います。

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コメント

>日本人自身の問題だと思います。

民主党を第一党にして3年間も日本の国力を毀損したのも私たち有権者でしたね。人間の質が下がってきている証拠ではないでしょうか。マスコミも日教組も(ネット上の情報でさえ)国民の意識を誘導する力を持っています。そのような誘導に乗らず自分の価値観をしっかり持つには家庭内での教育、特に父親がきちんとした考えを持って子供に伝える必要があるんじゃないかと思います。

左翼脳の人は原因を他に求める傾向が強いように思いますが、問題は私自身の(私たち)劣化だったと反省しています。

投稿: Kozaka | 2014年2月 5日 (水) 00時15分

従軍慰安婦、靖国神社、で熱く語る人達の気持ちもわからないではありませんが、過去のことは、水に流す、てなことができないでしょうか?


北海道開拓という名のもとに、アイヌ民族から北海道を奪ったり、人のいい琉球王朝を口車に乗せて奪ったり、勝手に中国に満州国なんていうのを作ったり。


全部、水に流してもらえませんかねえ。

投稿: ゆったり | 2014年2月 5日 (水) 05時29分

★Kozakaさん

やはり戦後植え付けられた思想から未だに脱却できないのだと思います。
私も中年になるまで疑いもしませんでした。
教育とマスコミがこんな偏向性を国民にもたらしてしまいましたね。
でも脱却する人は少しずつ増えているような気がするのです。

民主党に政権を取らせたのは一概に国民が愚かだったとも言えないと思います。
自民党を支持する人はそうは考えないかもしれませんけど、日本の経済成長に必要な産業構造改革を阻止しているのが自民党自身だと判断した人も多かったのでは?
私は政界再編を望んでいました。

>そのような誘導に乗らず自分の価値観をしっかり持つには家庭内での教育、特に父親がきちんとした考えを持って子供に伝える必要があるんじゃないかと思います。<

親が伝えるべきなんですが、その親自体が洗脳されたままなんですからどうしたものか

投稿: robita | 2014年2月 5日 (水) 10時53分

★ゆったりさん

>全部、水に流してもらえませんかねえ<

水に流すとは、「日本の極悪非道を中国韓国に水に流してもらう」という意味だったらそれは違います。

因みに第二次世界大戦以前の世界の出来事(仰るところのアイヌと琉球の歴史)はこの議論においては何の意味も持ちません。

投稿: robita | 2014年2月 5日 (水) 11時01分

私のコメントで、もし不快な思いをされたのでしたら、お許し下さい。


勝手な都合かもしれませんが、私のコメントも水に流して頂ければ、と願います。

投稿: ゆったり | 2014年2月 9日 (日) 12時19分

★ ゆったりさん

そんな風にかしこまられるとこちらも戸惑ってしまいます。

「水に流す」というのが、「植民地時代に被害を被ったという韓国に対しては、もう日韓条約締結後の日本の補償や経済援助、またアジア女性基金などで充分誠意を示している事実があるのだから、もう責めるのはやめてほしい」という意味ならわかるのですが、日本軍が慰安婦狩りをしたということを水に流してほしい、というのは違いますよね?
なぜ事実でないことを水に流してもらうのでしょうか?

ゆったりさんのコメントの
「北海道開拓という名のもとに、アイヌ民族から北海道を奪ったり、人のいい琉球王朝を口車に乗せて奪ったり、勝手に中国に満州国なんていうのを作ったり。」とお書きになったのは、日本ってこんなひどいことをしてきたじゃないか、という意味ですか?

それはひどいといえばひどいです。侵略行為はその土地の文化や人の心を踏みにじるものです。

でも世界の歴史は侵略、奪い合いの歴史です。
人類はずっとそうやって勝者による支配を繰り返してきたのだと思います。
最後の世界大戦後、一応世界秩序ができ、植民地時代は終わりました。
欧米が植民地統治を何のうしろめたさもなくやっていた時代がありました。歴史を彩る時代精神に対して現代に生きる我々が批判する筋合いはどこにもないと私は思います(まして日本の統治は白人がやっていたような搾取ではなかったのだし)。

ここで問題にしているのは、そういう時代の流れのことではなく、事実無根のデタラメに対して「謝れ」だとか「反省しろ」と言い続け、世界中に嘘を言いふらす中国韓国の態度です。冤罪に平気でいられる人が私は不思議でなりません。

>私のコメントも水に流して頂ければ、と願います<

いや、だめです
わかることが大事なんです。
世の中には、水に流して差し支えないことと、絶対にあいまいにしてはならないことがあると思います。
ゆったりさんの本意を私が読み違えて誤解しているとしたら、それは相互理解をしていないことになるので、どうかあきらめないで疑問に思うことがあったらしつこくコメントお願いします。一緒に学びましょう!

「もし不快な思いをされたのでしたら」と書いていらっしゃいますが、これは個人のちっぽけな快不快の感情なんかではなく、日本の大事な問題です。
冤罪を負ったままでは国の名誉に関わります。
日本人は東京裁判でのインドのパール判事のような公平中立な立場に立って第三者的に日本をみつめてみたらどうだろうかと思うんですよね。
戦後の日本人は背骨を抜き取られ、何が公平中立なのかわからない国民になってしまいました。
それでも、私たちが死んだ後も、今の若い世代のため、未来の日本のため、大切なことを伝えていかないといけないんです。そうじゃないですか?

ゆったりさんは検索してみたら前にも何度か穏やかなコメントいただいていましたね。
ブログを持っていらっしゃる方なら「あの人」という認識ができるのですが、お名前だけだと記憶の結合ができなくて・・・ 失礼しました。

投稿: robita | 2014年2月 9日 (日) 23時39分

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